【社会福祉士試験入門講義:全15回】第6回:高齢者福祉と介護保険制度のダイナミクス
第6回:高齢者福祉と介護保険制度のダイナミクス
1. はじめに:なぜ高齢者福祉と介護保険制度のダイナミクスを学ぶのか
本講義「社会福祉士試験入門講義」の第6回では、現代の社会福祉の中で最も巨大な財政規模を持ち、社会福祉士の主要な活躍舞台でもある「高齢者福祉と介護保険制度」を扱います。
超高齢社会を迎えた日本において、高齢者を支える仕組みを理解することは、国家試験対策としても、実務的なソーシャルワークを展開する上でも最大の極め手となります。しかし、現在の介護保険制度は、要介護認定の仕組みや保険料の徴収方法、多岐にわたるサービス体系など、極めて複雑な構造をしています。これらを単に記号として丸暗記しようとすると、制度の全体像を見失いかねません。
本講義では、2000(平成12)年に介護保険制度が誕生するに至った「措置から契約へ」という歴史的必然性を紐解き、制度を動かすメカニズム(保険者、被保険者、財源構造)を構造的に整理します。さらに、現代の高齢者福祉の最重要キーワードである「地域包括ケアシステム」の現状と課題を解剖し、事例問題にも即座に対応できる確固たる応用力を養うことを目的とします。
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