そば処 光来(和寒町)― 畑の中の一軒家、本物のそば
旭川から国道40号を北に向かい、塩狩峠を越えたところに、和寒(わっさむ)という街がある。いかにも寒そうな街だが、アイヌ語の「ワット・サム」、「楡の木の傍ら」という言葉が語源だそうだ。
旭川近郊でお蕎麦が美味しい街というと、幌加内がまず頭に浮かぶ。
だがここ和寒にも、とても美味しいお蕎麦屋さんがある。また、知る人ぞ知るそばの産地であり、同地のブランド「和寒雪割そば」が作られている。
市街地からしばらく走ると、広大な農地が広がる中に一軒の建物が現れる。黒い屋根のプレハブ風の外観で、のれんがなければ素通りしてしまいそうな佇まい。だが、その白いのれんに書かれた「そば処 光来」の文字を目にしたとき、ようやくここが目的地だとわかる。背景には山並みと広い空。北海道らしい風景の中にひっそりと立つ。
店内はすでに人であふれている。それがここの日常らしい。

注文したのは天ざるそば。トレーに並ぶのは、海老2本を筆頭に野菜類がたっぷり盛られた天ぷら、竹ざるに盛られた手打ちそば、天つゆとそばつゆが別々の朱塗りの器、お新香、そしておにぎり。これだけの品数が一度に届く。天ぷらは薄衣でサクサク、そばは喉越しよく、天ぷら・そばともに本当にウマい。おにぎりまで付いてくるのが、また嬉しい。
旭川から稚内方面に向かうときは、ぜひ寄り道して、絶品のそばを味わっていただきたい。

行くための情報
住所:北海道上川郡和寒町三和891
電話:0165-32-2676
営業時間:11:00~のようだが、要確認
定休日:月曜日(祝日の場合は火曜)、冬季閉店あり
