【お金を寝かせて増やす方法】インデックス投資の基本
会社の犬です。
みなさんは「投資」と聞いて、何を思い浮かべますか?
パソコンの画面とにらめっこしながら株価をチェックする人。
ニュースを見て売ったり買ったりを繰り返す人。
あるいは、「安く買って高く売る」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
確かにそれも投資の一つです。
しかし、私がこれから紹介するインデックス投資は、そうした一般的なイメージとは少し違います。
どの会社が伸びるかを予想したり、毎日の株価を気にしたりする必要はありません。
やることはとてもシンプル。
世界中の企業をまとめて買い、長い時間をかけて資産を育てていく。
それがインデックス投資です。
なぜ投資が必要か
少し遠回りして、お金の話をしていきます。
昨今、物価高騰や円安のニュースを目にする機会が増えましたが、みなさんは「お金の価値」について考えたことはあるでしょうか?
例えば、バブル全盛期と現代を比べてみると、
・大卒初任給:約16〜17万円
・現在の大卒初任給:約24〜26万円
給料だけを見ると、当時より大きく増えていることがわかります。
しかし、当時と比べて額面ほど生活は豊かになっているでしょうか?
物価が上昇すれば、同じ1万円でも買えるモノやサービスの量は変わります。
つまり、お金の額が増えていても、その価値が同じとは限らないのです。
次に、為替の視点から見てみましょう。
1995年、1ドル80円の時代には、1,000万円で約12.5万ドルを購入できました。
しかし、現在のように1ドル160円前後の円安局面では、同じ1,000万円でも約6.2万ドルしか購入できません。
海外から見れば、日本円の価値は大きく低下したことになります。
もちろん、日本国内の物価が同じ割合で上昇したわけではありませんし、
為替の話は、あくまでドル円の話で一概には言えません。
それでも、お金の価値は常に一定ではなく、物価や為替によって変化していくものです。
つまり、預金残高が変わらなくても、お金が持つ価値は少しずつ変わってしまう可能性があるのです。
そこで本題の
「お金を利益を生み出す資産に変える選択肢」
インデックス投資に繋がります。
日本人は投資嫌い??
世界的に見ると日本人は比較的「投資に慎重」な傾向があると言われています。
ただし、「投資嫌い」というより
資産を現金・預金で持つ割合が高いという表現の方が正確です。
理由は、
① 長いデフレ時代
日本では長い間、
• 物価があまり上がらない
• 現金の価値が大きく下がらない
というデフレ時代が続いた。
加えてバブル当時は金利が高く、とりあえず銀行に預けておけばいいが成立しやすかった。
② バブル崩壊
親世代・祖父母世代には
株は怖い、投資は危険
というイメージが根強く残っている。
③ 社会保障が比較的充実していた
老後資金を自分で運用する必要性を強く感じる場面が少なかった。
があげられます。
対して、経済大国アメリカでは資産配分に積極的に
投資を組み込んでいます。
比較すると一目瞭然です。

日本では資産の半分以上が現金・預金として保有されています。
一方、アメリカでは株式や投資信託が資産の半分以上を占めています。
もちろん、どちらが正しいという話ではありません。
しかし、お金との向き合い方に大きな違いがあることは分かります。
インデックス投資とは
インデックス投資を一言で言うと
「どの会社が勝つかを予想するのではなく、経済全体の成長に乗る投資」です。
例えば30年前に
AppleやMicrosoft、AmazonやNVIDIAを当てられた
人はほとんどいないでしょう。
そこで
「世界中の優良企業をまとめて持っておこう」
と言うのがインデックス投資です。

インデックスファンドは世界中の何千社もの企業を保有している詰め合わせパックの様なものです。
なのでたとえAppleやMicrosoftが失速しても、
言ってしまえば「新しい企業が伸びればいい」のです。
経済全体に投資する為、個別株取引きの様に
一発ホームランとは行きませんが長い目で見て、着実に資産を増やすことが可能です。

事実アメリカの調査会社の SPIVAレポート(※)では、
この様な結果が出ています。
※20年以上にわたり世界中のアクティブファンドと
そのベンチマークのパフォーマンス比較を行っている
アクティブファンドがインデックスファンド(市場平均)に勝てる(上回る)確率は約10%〜20%程度
つまりは、約8〜9割のアクティブファンドがインデックスに負けている
期間別にまとめると
1年 約30〜40%
3年 約20〜30%
5年 約15〜20%
10年 約10〜15%
15年以上 約10%以下
この様にプロの運用会社でさえ、長期間の運用となるとインデックスファンドに勝てません。
それほどに市場を読み切るのは難しいのです。
もちろん勝者は存在します。
実際、個別株や一部のアクティブファンドはインデックス投資を大きく上回ることがあります。
しかし、その勝者を事前に見つけ出すことは簡単ではありません。
ましてや、働きながらとなると至難の技です。
だから私は「勝者を探す」のではなく、「市場全体を買う」という選択をするのです。
損はしないの?
いままでの話を聞くとじゃあ損しないってこと?
と思う人もいるかもしれませんが、
「売るタイミングによっては損をする」
と言うのが答えです。
他の記事でも言っておりますが、評価損益がマイナスになろうとファンドを売って利確しない限りは損は確定しません。
逆に言うとどれだけこれまで含み益が出ていても、株価の暴落が起きたタイミングでファンドを手放すと損しか残りません。
ネットニュースで見る狼狽売りや企業年金説明会などで
聞く元本割れする可能性があるというのがまさにこのことです。
長い目で見ると常に右肩上がりを続けている経済ですが、
コロナやリーマンショックなど
大きく値を落としたこともあります。
株価には常にこの暴落がつきものです。
コツコツと積み立てるだけで堅実な資産形成ができる
インデックス投資ですが、
強いてあげるとするなら
「株価の変動に動じず淡々と積み立てられる精神力」
「売らずにファンドを持ち続ける強い握力」
この2つが必要となると言えます。
そして、これらが意外と難しいのです。笑
経済は今後も右肩上がりで上がり続けるの?
これには諸説あるかもしれませんが、私個人の意見としては「文明が機能し続ける限り、世界経済は長期的には成長していく」と考えています。
(それこそ隕石が落ちたりでもしない限り)
100年前には存在しなかった自動車産業、半導体産業、インターネット産業、スマートフォン産業、AI産業など
人類は今日に至るまで常に新しい価値を生み出し続けており、その結果として世界経済は長期的に成長してきました。
例えとして任天堂を例に挙げてみましょう。
2004年にニンテンドーDSが発売されました。当時としては画期的なゲーム機でしたが、その後も技術革新は続き、2017年にはSwitchが発売されました。
売上の点でも、進化を続けています。
これまで任天堂で一番売れていた「ニンテンドーDS(1億5,402万台)」を超え、任天堂の歴代ハードで第1位の記録となっています。
企業は新しい技術やサービスを生み出し、人々の生活を便利にしながら利益を拡大していきます。
任天堂はその一例に過ぎません。世界中では毎日のように新しい商品やサービスが生まれ、今この瞬間にも経済全体としての価値が積み上がっています。
だからこそ私は、これからも経済が右肩上がりに上がることを確信して投資を続けています。
まとめ
これまでをまとめると、
じゃあみんなインデックス投資をすればいいじゃん!
となりそうですが、そう言う訳でもありません。
インデックス投資とは経済が長い時間をかけて発展してきた様に、長い時間をかけて積み立て続けることで最大限の真価を発揮します。
もちろん始めるのが遅すぎると言うことはありません。
いままさに社会に出ようとする若者こそが1番の可能性を秘めていると言うことです。
若ければ暴落や長い不景気に直面しても、景気回復を待つことができます。
まだ若いから貯金や投資は先送りにすると言った人もいますが、私は若い人にこそ今すぐ投資に向き合って欲しいのです。
そして、これまで投資に踏み切れなかった人へ、
これはかなり極端な言い方になりますが
全てを預金で持つことは『日本円に全額投資している』状態とも言えます。
つまりは
現金で持っていること自体も、インデックス投資と同様に「投資の一つの選択」なのです。
そう言った意味ではインデックス投資は、自分の持つお金の価値を守るための1つの選択肢なのかもしれません。
ここまで、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
この記事が読んでくれた方の何かのキッカケになれば幸いです。
また次の記事でお会いしましょう。
🐶次の記事
🐶前の記事
いいなと思ったら応援しよう!
この記事は noteマネー にピックアップされました

