ゲイとして生きることに精一杯で、お金のことを考える余裕がなかった | アラフォーゲイの資産形成
こんにちは。にじFIRE🏳️🌈です。
僕のnoteではこれまで、
LGBTQ+としての生き方と、
お金やFIREについて書いてきました。
最近は、
見た目にかけるお金
ジム代
FIREの中弛みの時期(Boring Middle)
などについて考えてきました。
今回は、もう少し原点に戻って、
僕の若かりし頃について、
書いてみたいと思います。
具体的には、
「LGBTQ+当事者としてお金を考える余裕がなかった」
ことについて、振り返ってみたいと思います。
10代から20代前半は、「自分は何者なのか」で精一杯だった
10代から20代前半の頃の自分を振り返ると、
一番大きなテーマは、
「自分はゲイとしてどう生きていくのか」
ということでした。
共感できる当事者も多いと思うのですが、
アイデンティティのことで頭の中が埋め尽くされて、
常にモヤモヤ・グルグルしてる感覚です。
人生で初めて向き合った
「実存的危機」だと思います。
資産形成初期の社会人1年目時点でも、
一部の人にしかカミングアウトしておらず、
この気持ちは何なのか
誰かに話していいのか
将来、どんな人生になるのか
家族には伝えるべきなのか
今の会社でゲイとして働けるのか
恋人見つかるかな
そんなことばかり考えていた気がします。
それ以外のことを考える余裕が、
あまりなかったと鮮明に覚えています。
そんな中でも、一応、
良い大学に行って
安定した仕事に就いて
素敵なパートナーと出会って
海外にも行って
といった、「人生の成功」に対する
漠然としたイメージは描いていました。
でも、その前提となる
「僕はゲイとしてどう生きるのか」
という問いがあまりにも大きく、
頭の中はその不安でいっぱいでした。
LGBTQ+の情報が簡単に手に入る時代ではなく、
身近にロールモデルもほとんどいませんでした。
資産形成はましてや、人生設計そのものが、
かなり見えにくかった、と記憶しています。
とりあえず貯金しておけばいいと思っていた
お金に対して無関心だったわけではありません。
「投資」や「資産形成」という発想はなかったですが、
とりあえず貯金しておけば安心だろう、
という感覚で過ごしていました。
これは20代前半だけではなく、
結構最近の30代半ばまでの状態です。
これはある意味、
思考停止でもあったと思います。
将来が見えない中で、
現金を持っていることは、
数少ない安心材料だったからです。
もちろん、
貯金そのものは悪いことではありません。
実際に、今の投資加速の原動力となっています。
ただ、今振り返ると、
長い間ほとんど投資をしてこなかったことは、
結果的に大きな機会損失でもありました。
以前の記事で触れましたが、
もしもう少し早く、
お金について学び、
資産形成を始めていれば…
今の選択肢はさらに広がっていたかもしれません。
資産形成どころではなかった僕に優しくなる
上記の記事では、後悔の視点で書きました。
しかし、改めて考えてみると、
若かりし頃の僕に、
「もっと早く投資を始めればよかった」
と言うのも、少し違う気がします。
その頃の僕にとって優先順位が高かったのは、
自分の居場所を見つけること
信頼できる友人を作ること
恋愛を経験すること
自分を少しずつ受け入れること
でした。
今振り返ると、
経済的な不安がなかったわけではありません。
ただ、それ以上に、
「自分の人生がどうなるのか」
という不確実性のほうが、
ずっと大きかったのだと思います。
お金の情報も、ロールモデルも少なかった
当時は、LGBTQ+当事者向けに、
お金や資産形成について発信している人を
ほとんど見かけませんでした。
どう働くか
パートナーとどうお金を管理するか
老後をどう考えるか
制度が不十分な中でどう備えるか
こうした情報が身近にあれば、
もっと早くお金について考えられたかもしれません。
でも根本的な問題として、
実際には「そもそも自分とは」
だけで、精一杯の状態でした。
今ようやく、お金のことを考える余裕ができた
ある程度年齢を重ね、
仕事や生活が少し安定してきて、
ようやく将来のことを
落ち着いて考えられるようになりました。
どんな働き方をしたいのか
どこで暮らしたいのか
パートナーとどう生きたいのか
老後に何を大切にしたいのか
そうした問いに向き合う中で、
お金はやはり重要な土台だと感じています。
でも、お金そのものが目的というより、
自分らしい人生を選ぶための
選択肢を広げる手段なのだと思います。
だからこそ、LGBTQ+に向けたお金の情報は大切だと思う
誤解を招きたくないですが、
お金のことを後回しにしてしまうのは、
LGBTQ+に限った話ではありません。
誰にとっても、
人生にはその時々の悩みがあります。
ただ、LGBTQ+当事者の場合、
まず「自分は誰」と模索するのに時間がかかる
そして、「自分を受け入れること」にエネルギーを使う
将来のライフコースが見えにくい
ロールモデルが少ない
制度的な不確実性がある
といった特有の理由から、
お金の問題を考える余裕が
生まれにくいこともあるように感じています。
だからこそ、当事者の視点から、
お金や働き方について発信することには
意味があるのではないかと思っています。
おわりに
10代から20代前半の僕にとって、
一番のテーマは、
「ゲイとしてどう生きていくのか」
ということでした。
資産形成やFIREは、
そのずっと後になってから
ようやく考えられるようになったテーマです。
もちろん、どちらかではなく、
両方をうまくこなせる人もいると思います。
しかし、僕にとっては、
「自分を見つけるのにいっぱいだった」
「資産形成どころじゃなかったんだ」と、
後悔ではなく、過去の自分に優しく
折り合いをつけるようにしています。
そして、今振り返ると、
将来が見えない中でも、
「とりあえず」貯めていた貯金は、
大きな種銭となって、投資を加速させています。
このように、ようやくお金のことを、
考える余裕ができたからこそ、
その分の取り返しの段階の今は本気です。
このnoteでは、あの頃の僕のように、
将来に漠然とした不安を抱えている人に向けて、
お金や生き方について発信していきたいと思っています。
お金のことを考えられるようになったということ自体、
自分なりに少しずつ「整ってきた」証なのかもしれません。
皆さんは、
いつ頃からお金について真剣に考えるようになりましたか?
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