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3syuume
15. 3歳靴の宝庫
年少組が入園して、少し経った頃のこと。
帰りの時間、靴箱の前で
にこにこ楽しそうにしながら立ち尽くしている男の子がいた。
今朝はままに会いたくて泣いていたのに、
今日は一日、いろいろなことをしながら、楽しく過ごせたみたいだ。
そう思いながら様子を見ていると、
彼はなかなか靴を取らない。
……自分の靴箱、わからなくなった?
いや、違う。
困っている顔じゃない。むしろ、満足そう。
近くへ行って聞いてみた。
「どうしたの?」
すると彼は、少し誇らしげに言った。
「かっこいいの多いから、迷ってるの!」
「どれにしようかな〜」
そう言いながら、靴箱の中を楽しそうに一足ずつ見比べている。
どれも試着する気まんまんの顔だ。
確かに、ほとんどどれを履いてもぴったりサイズになると思う.....
が.....ここは靴屋ではない。
展示試着コーナーでもない。
「それ全部、お友だちの靴だからね」
そう伝えると、彼は一瞬だけ考えて、
何事もなかったように自分の靴を履いて帰っていった。
幼稚園、
子どもにとっては今日もワンダーランドだ。
✨来週は、砂場での一コマです🌱
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