群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部 ― 元アドミッションコーディネータの視点で「大学が本当に求めている学生像」を読み解く ―
1. 学部概要
群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部を30秒でまとめると…
群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部は、英語をはじめとする外国語や異文化理解、国際社会、観光、地域創生などを幅広く学びます。
まさに「世界と地域をつなぐ人材」を育成する学部です。
語学力だけでなく、コミュニケーション能力や課題解決力も重視しており、海外留学や地域連携プロジェクトなど実践的な学びが充実しています。
少人数教育を活かしたきめ細かな指導のもとで、グローバル社会で活躍できる力を身につけることができます。
学べる分野
国際コミュニケーション学部では、語学だけでなく、文化・社会・地域を総合的に学びます。
英語・英語コミュニケーション
異文化理解・比較文化
国際関係・国際協力
観光・地域創生
メディア・コミュニケーション
多文化共生
プレゼンテーション・ディスカッション
グローバルキャリア
「英語を学ぶ」のではなく、英語を使って何ができるようになるかを重視したカリキュラムが特徴です。
特徴⓵:英語を「使う」授業が多い
読む・書くだけでなく、「話す」「聞く」能力を重視した授業が多く、少人数教育を活かして実践的な英語力を養います。
特徴②:海外留学・国際交流が充実
交換留学や短期海外研修など、海外で学ぶ機会が豊富に用意されています。海外協定校との交流も盛んで、在学中に異文化を体験できる環境が整っています。
特徴③:地域と世界を結ぶ学び
地域創生や観光、自治体との連携プロジェクトなどにも取り組み、「グローバル」と「ローカル」の両方の視点から課題を考えます。
特徴④:少人数教育でコミュニケーション力を磨く
学生同士や教員との距離が近く、ディスカッションやプレゼンテーションを通して、自分の考えを伝える力を育てます。
身につく力
卒業までに、次のような力を身につけることを目指します。
実践的な英語運用能力
異文化を理解し尊重する力
論理的に考え、発信する力
プレゼンテーション能力
コミュニケーション能力
課題発見・課題解決力
地域と国際社会を結び付ける視点
多様な人と協働する力
これらの力を生かし、公務員や一般企業、航空・観光業界、教育、国際交流団体など、幅広い分野で活躍できる人材を育成しています。
元「中の人」のチェックポイント
(大学受験対策のような)英語を学ぶ学部ではなく、英語を武器に世界と地域をつなぐ力を育てる学部。
地域や国際を「つなぐ力」というのが、コミュニケーションでもあり、まさに国際コミュニケーション学部にふさわしい学びができそう。
2. この学部に向いている人
群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部は、「英語が得意な人」のためだけの学部ではありません。
英語をはじめとする外国語を学びながら、多様な文化や価値観に触れ、人と人、地域と世界をつなぐ力を身につける学部です。
そのため、「コミュニケーションを通して社会に貢献したい」「海外や異文化に興味がある」という人に向いています。
① 英語を実際に使えるようになりたい人
授業では「読む・書く」だけでなく、「聞く・話す」ことも重視されます。
英語を試験科目として学ぶのではなく、コミュニケーションの道具として身につけたい人におすすめです。
② 海外や異文化に興味がある人
留学や海外協定校との交流、多文化共生について学ぶ機会が豊富にあります。
海外で生活してみたい人や、異なる文化や価値観を知りたい人には、大きく成長できる環境です。
③ 人と話したり、協力して活動することが好きな人
グループワークやプレゼンテーション、ディスカッションを取り入れた授業が多くあります。
一人で学ぶだけでなく、多様な人と協力しながら学ぶことを楽しめる人に向いています。
④ 地域や社会の課題に関心がある人
地域創生や観光、国際交流などをテーマにした授業も多くあります。
「地域を元気にしたい」「観光やまちづくりに関わりたい」という人にもおすすめです。
⑤ 留学や国際交流に挑戦したい人
交換留学や海外研修など、海外で学ぶチャンスが充実しています。
「大学生活の中で海外に挑戦したい」という人にとって、恵まれた環境が整っています。
⑥ 将来の進路を幅広く考えたい人
卒業生は航空・観光業界、商社、金融、メーカー、公務員、教育、国際交流団体など、さまざまな分野で活躍しています。
「英語を活かせる仕事に就きたい」「まだ将来を一つに決めていない」という人にも向いている学部です。
逆に向いていないかもしれない人
次のような考えを持っている人は、入学後にギャップを感じる可能性があります。
・英語を文法や受験勉強だけで終わらせたい人
この学部では、「英語を使って伝えること」が重視されます。
英語で話したり、発表したりする機会が多いため、受験勉強のような暗記中心の学びをイメージしている人には合わないかもしれません。
・人前で話したり、グループ活動を避けたい人
プレゼンテーションやディスカッション、グループワークが多く取り入れられています。
最初から得意である必要はありませんが、「できるだけ人と関わらずに学びたい」という人には向かないでしょう。
・海外や異文化にまったく興味がない人
留学は必須ではありませんが、授業では海外の文化や国際的な課題を扱うことが多くあります。
異文化への関心があるほど、この学部での学びを楽しめます。
元「中の人」のチェックポイント
高い英語力は当然必要であり、さらに「英語を使って何をしたいのか」「大学でどのように成長したいのか」が求められる。
つまり、「英語力」よりも「コミュニケーションへの意欲」が重要。
自分の言葉で「新しいことに挑戦する姿勢」、「異文化を理解しようとする柔軟性」、「人と協力しながら課題を解決しようとする姿勢」を話せるように準備しておきたい。
英語を使って人や社会とどうつながっていきたいのかという切り口から考え始めよう。
3. 学びの特徴
アドミッションポリシー(どんな学生を求めているか)
群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部では、国際社会や地域社会に関心を持ち、多様な価値観を理解しようとする意欲のある学生を求めています。
高校までに身につけた基礎学力を土台として、
英語や外国語に興味がある人
異文化への関心を持ち、新しいことに積極的に挑戦できる人
自分の考えを相手に伝え、他者と協力しながら学べる人
地域や社会の課題に関心を持ち、その解決に取り組みたい人
が期待されています。
受験勉強的な語学力だけではなく、「コミュニケーション力」と「主体性」が重視されていることが特徴です。
カリキュラムポリシー(どのように学ぶか)
国際コミュニケーション学部では、「語学」「国際理解」「地域社会」をバランスよく学びながら、実践力を身につけるカリキュラムが組まれています。
1・2年次には英語や異文化理解、コミュニケーションの基礎を学び、3・4年次にはゼミやプロジェクト活動を通して専門性を深めます。
また、ディスカッションやプレゼンテーション、フィールドワークなど、学生が主体的に参加する授業が多く、知識を「使える力」に変える教育が重視されています。
ディプロマポリシー(卒業までに身につく力)
卒業までに、次のような力を身につけることを目指します。
実践的な外国語運用能力
異文化を理解し、多様な価値観を尊重する力
論理的に考え、分かりやすく伝える力
地域社会や国際社会の課題を発見・分析する力
他者と協働しながら課題を解決する力
グローバル社会で主体的に行動できる力
「語学ができる人」を育てるのではなく、語学を活用して社会で活躍できる人材を育成することが目標です。
カリキュラム
学びは段階的に専門性を高められるよう構成されています。
1年次:基礎を固める
英語や第二外国語、異文化理解、国際社会の基礎などを学びます。
大学で必要となるレポート作成やプレゼンテーションの基礎も身につけます。
2年次:専門分野を広げる
国際関係、地域社会、観光、多文化共生など、自分の興味に応じて専門科目を履修します。
ディスカッションやグループワークも増え、実践的なコミュニケーション能力を養います。
3年次:ゼミ・実践活動
ゼミ活動を中心に研究テーマを深めるほか、地域連携や国際交流プロジェクトなどにも参加します。
留学に挑戦する学生も多い学年です。
4年次:卒業研究
これまで学んできた内容をもとに、自分で研究テーマを設定し、卒業研究としてまとめます。
PBL・実習
国際コミュニケーション学部では、「教室の外で学ぶ」機会が豊富に用意されています。
例えば、
地域自治体との共同プロジェクト
観光・地域振興に関するフィールドワーク
海外研修・留学
国際交流イベントの企画・運営
プレゼンテーションやディスカッション
など、実際の社会課題に触れながら学ぶ授業が多いことが特徴です。
こうした経験を通して、コミュニケーション能力や課題解決力を実践的に身につけます。
特色ある授業
群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部ならではの特色として、次のような学びがあります。
英語コミュニケーション
少人数クラスで、「話す・聞く」を重視した授業を展開しています。
実践的な英語力を身につけながら、自分の考えを英語で発信する力を養います。
異文化理解
世界各国の文化や歴史、価値観について学び、多様性を理解する力を育てます。
海外で学ぶ際や、外国の人と協働する際にも役立つ授業です。
地域創生プロジェクト
地域の自治体や企業と連携し、観光や地域活性化について考えるプロジェクト型授業です。
「地域」と「世界」の両方の視点から課題解決に取り組みます。
国際交流・留学プログラム
海外協定校との交流や短期・長期留学など、実際に海外で学ぶ機会も充実しています。
語学力だけでなく、国際感覚や異文化対応力を身につけることができます。
こんなプロジェクト・イベントも!
⓵:群馬県警との連携プロジェクト
群馬県警察と連携し、国際化が進む地域社会をテーマにしたプロジェクトを実施しています。
外国人住民とのコミュニケーションや多文化共生について考え、地域課題の解決に取り組む実践的な学びを経験できます。
②:玉村町との地域活性化プロジェクト
大学が所在する玉村町と連携し、地域の魅力を発信する企画や観光・まちづくりに関する提案を行っています。
教室で学んだ国際コミュニケーションや地域創生の知識を、実際の地域課題に生かせることが特徴です。
③:English Story Time(えいごのじかん)
学生が中心となって地域の子どもたちに英語の絵本の読み聞かせやゲームを行うイベントです。
英語を「教える」のではなく、英語を使って交流する楽しさを体験できる活動として毎年実施されています。
④:イースター英語お話会・ハロウィン英語イベント
地域の図書館などと連携し、英語による読み聞かせや異文化体験イベントを学生ボランティアが企画・運営しています。
授業で身につけた英語力やコミュニケーション能力を地域で実践できる貴重な機会になっています。
⑤:海外協定校への交換留学
アメリカ、韓国、中国、台湾、フィリピン、マレーシアなどの協定校へ留学し、現地で語学だけでなく文化や社会について学びます。
留学中に取得した単位は卒業単位として認定されるため、4年間で卒業を目指すことも可能です。
⑥:海外ボランティア・インターンシップ
学部では留学だけでなく、海外でのボランティア活動やインターンシップも推進しています。
実際の国際社会で英語を使い、多様な文化や価値観に触れながら学ぶ経験は、語学力だけでなく課題発見力や行動力も養います
元「中の人」のチェックポイント
「インプット」よりも「アウトプット」重視の印象が強い学部。
アドミッションポリシー(入口):国際社会や地域社会に関心を持ち、主体的に学ぶ学生を求め
カリキュラムポリシー(学び):ディスカッションやプロジェクト、フィールドワークを通して実践的に学び、
ディプロマポリシー(出口):語学力とコミュニケーション力を活かし、地域や国際社会で活躍できる人材を育成する
という学びの一連の流れが見えてくる。
したがって、「英語が好きだから」ではなく、「英語を使って地域や世界でどのように活躍したいのか」という考え方と相性がよさそう。
4. 研究
主な研究分野
群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部では、英語や異文化理解だけでなく、国際社会や地域社会の課題について幅広く研究します。
2024年度からは「グローバル・コミュニケーション課程」と「グローバル社会システム課程」の2課程となり、言語・コミュニケーション分野と、社会・経済・政治分野の両面から学べるカリキュラムになっています。
英語コミュニケーション・言語学
英語を「学ぶ」のではなく、「使う」ことを重視し、英語教育や言語学、第二言語習得、異文化コミュニケーションなどを研究します。
研究例
英語コミュニケーション
英語学・応用言語学
第二言語習得
英語教育
翻訳・通訳研究
異文化理解・国際交流
国や文化の違いによる価値観やコミュニケーションの特徴を研究し、多文化共生社会について考えます。
研究例
異文化コミュニケーション
多文化共生
アイデンティティ研究
国際交流
比較文化
国際社会・国際関係
政治・経済・社会の視点から、グローバル社会の課題を研究します。
研究例
国際政治
国際経済
国際経営
SDGs
グローバルビジネス
地域創生・観光
地域と世界をつなぐ視点から、観光や地域活性化について実践的に研究します。
研究例
地域ブランド
観光振興
インバウンド
地域プロモーション
地域課題の解決
卒業研究のテーマ例
国際コミュニケーション学部では、ゼミで学んだ専門分野をもとに、自分でテーマを設定して卒業研究に取り組みます。
テーマは非常に自由度が高く、言語学から国際関係、経済学まで幅広い分野で研究が行われています。
英語・言語分野
日英翻訳における異文化要素の翻訳
英語学習者のコミュニケーション能力に関する研究
第二言語習得に関する分析
英語教育におけるICT活用
異文化理解・国際交流分野
在日外国人のアイデンティティ形成
多文化共生社会における地域コミュニティの役割
異文化間コミュニケーションの課題
留学経験が異文化理解に与える影響
国際社会・ビジネス分野
女性ファッション誌にみる流行の経済学的分析
国際企業のマーケティング戦略
SDGsと企業活動
グローバル社会における働き方の変化
地域創生・観光分野
地域観光におけるSNS活用
インバウンド観光と地域活性化
地域ブランドの発信方法
地方創生と国際交流の可能性
元「中の人」のチェックポイント
実際に優秀卒業研究を見ると、
・翻訳や第二言語習得などの言語研究
・アイデンティティや異文化理解などの国際社会研究
・ファッションや経済などを扱う社会科学研究
など、一つの分野に限定されない学際的な研究が行われている。
語学を目的ではなく「手段」として考え、「英語を使って社会をどう理解し、どう良くするか」を研究できる。
5. 学生生活
男女比
群馬県立女子大学は女子大学のため、学生は基本的に全員が女性です。
国際コミュニケーション学部は、英語によるディスカッションやプレゼンテーション、グループワークが多く、学生同士が協力しながら学ぶ機会が豊富です。
また、留学生や海外協定校との交流、地域活動など学外での活動も多く、コミュニケーション能力を実践的に磨ける環境が整っています。
少人数教育のため教員との距離も近く、学習や進路について相談しやすいことも特徴です。
出身地
群馬県出身者が最も多いものの、埼玉県・栃木県・長野県・新潟県など関東・甲信越を中心に、全国各地から学生が集まっています。
あまり多くない公立の女子大学でもあり、
「英語教育に力を入れている公立大学で学びたい」
「少人数で実践的な国際教育を受けたい」
という理由で、県外から進学する学生も少なくありません。
留学・国際交流
国際コミュニケーション学部の最大の特徴の一つが、充実した海外留学制度です。
交換留学だけでなく、認定留学、語学研修、海外インターンシップ、ボランティア、フィールドワークなど、自分の目的に合わせて留学プログラムを選択できます。
留学中に修得した単位は卒業単位として認定されます。
条件を満たせば1年間留学しても4年間で卒業することが可能です。
主な海外提携大学
国際コミュニケーション学部では、海外の協定大学との交換留学を積極的に行っています。
アメリカ
ハワイ大学ヒロ校
英語で専門科目を履修しながら、多文化社会について学べます。
韓国
高麗大学校
韓国を代表する名門大学。韓国語だけでなく英語による授業も履修できます。
中国
蘇州大学・大連外国語大学
中国語や中国文化を学びながら、現地学生との交流を深められます。
台湾
国立高雄科技大学
語学だけでなく、ビジネスや国際交流についても学べます。
フィリピン
デ・ラサール大学
英語を公用語とする環境で実践的な英語力を養えます。
マレーシア
マラヤ大学
多文化国家ならではの環境で、異文化理解を深めることができます。
また、協定校への交換留学だけでなく、認定留学制度を利用すれば、自分で選んだ大学や語学学校への留学も可能です。
留学支援
群馬県立女子大学では、学生が安心して海外へ挑戦できるよう、語学・経済・手続きの3つの面からサポートしています。
主な支援内容は、
留学相談(外国語教育研究所)
ネイティブ教員による語学サポート
留学計画・出願書類作成支援
単位認定制度
長期留学(最大40万円)、短期研修(最大20万円)の留学奨励金
認定留学時の授業料免除制度
などです。
特に、成績による厳しい人数制限がなく、条件を満たせば奨励金を利用しやすいことは、地方公立大学として大きな魅力といえるでしょう。
地域連携
国際コミュニケーション学部では、「世界」と「地域」の両方を学びのフィールドとしています。
例えば、
玉村町との地域活性化プロジェクト
群馬県警との多文化共生プロジェクト
英語絵本の読み聞かせイベント(English Story Time)
地域の図書館や学校での国際交流イベント
観光・地域振興に関するフィールドワーク
など、自治体や地域団体と連携した実践的な活動が数多く行われています。
英語や異文化理解を教室で学ぶだけではなく、地域社会で実際に活用する経験ができることも、この学部ならではの魅力です。
元「中の人」のチェックポイント
大学によっては留学制度があっても、実際に参加する学生は限られるケースもある。
しかし、国際コミュニケーション学部では「留学できる大学」ではなく、「留学しやすい大学」であることが大きな強み。
充実したサポート体制を活かして、「海外で学び、地域で実践」しよう。
6. 入試情報
選抜方式
群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部では、次のような選抜方式が実施されています。
総合型選抜
志望理由書や活動実績、面接などを通して、学力だけでなく学習意欲や主体性、コミュニケーション能力を総合的に評価します。
東北からの受験生に向けて、仙台会場で受験できる総合型選抜を実施していることも特徴です。
学校推薦型選抜
学校長の推薦を受けて出願する選抜です。
調査書や面接などを通して、英語力だけでなく、国際社会への関心や学ぶ意欲も評価されます。
一般選抜(前期・後期日程)
一般選抜では大学入学共通テストを中心に選考が行われます。前期・後期ともに面接が課されるため、学力だけでなく、自分の考えを表現する力も求められます。
難易度
全国の国公立大学の国際系学部の中では標準レベルです。
募集人数は60名と比較的小規模なため、倍率は年度によって変動しますが、共通テストで安定した得点を取ることが合格への第一歩となります。
また、面接では英語による簡単なコミュニケーションや、自分の考えを論理的に伝える力も重視されています。
各教科の重要度と得点源
数学 重要度:★★☆☆☆ 得点源:★★★☆☆
選択科目として利用できます。
文系受験生は社会を選ぶことが多いですが、数学が得意なら十分に武器になります。
英語 重要度:★★★★★ 得点源:★★★★★
最重要科目です!
リーディング・リスニングともに高得点を目指しましょう。
英語4技能を重視する学部なので、日頃から「使う英語」を意識した学習がおすすめです。
国語 重要度:★★★★☆ 得点源:★★★★☆
必須科目です。
現代文を中心に、論理的な読解力を身につけることが重要です。
古文・漢文も基礎を固めておきましょう。
理科 重要度:★☆☆☆☆ 得点源:★★★☆☆
選択科目です。
基礎をしっかり固めれば得点源にしやすく、理科が得意な人には有利です。
地歴・公民 重要度:★★★☆☆ 得点源:★★★★☆
選択科目として利用する受験生が多い教科です。
世界史や政治・経済は学部での学びともつながるため、得意科目にすると強みになります。
情報 重要度:★★☆☆☆ 得点源:★★★★☆
選択科目として利用できます。
共通テスト「情報Ⅰ」は基礎問題が中心なので、早めに対策すれば得点源にしやすい教科です。
入試対策
国際コミュニケーション学部を目指すなら、英語を軸に国語もしっかり固めることが重要です。
特に英語は、「読める」だけではなく、「聞いて理解する力」も問われます。
共通テストのリスニング対策は早めに始めておきましょう。
また、地歴・公民や情報など、自分が得点しやすい選択科目を見極めることも合格へのポイントです。
さらに、総合型選抜や学校推薦型選抜、一般選抜の面接では、
なぜ国際コミュニケーション学部で学びたいのか
将来どのように英語や国際的な学びを生かしたいのか
を自分の言葉で説明できるよう準備しておくことが大切です。
元「中の人」のチェックポイント
アドミッションポリシーからもわかるように、この学部は、「英語ができる人」を選ぶというより、「英語を使って成長できる人」を求めている。
共通テストで高得点を取ることも重要だし、英検®やGTEC、TOEIC Bridge®などの資格はプラスになる。
ただ、特別選抜ねらいなら「英語を使って地域や世界でどんなことに挑戦したいのか」を明確にしておくことも重要。
7. 進路
進路と留年の状況
群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部は、公式に進学率や留年率を公表していませんが、極端に留年者が多い学部ではなさそうです。
なぜなら、少人数教育を活かしたきめ細かな指導に加え、1年次から担任教員やゼミ担当教員による履修相談が行われているため、多くの学生が4年間で卒業しています。
授業ではプレゼンテーションやグループワーク、卒業研究など主体的な学びが多く求められますが、教員との距離が近く、学習面で相談しやすい環境が整っています。
もちろん、必修科目や卒業研究の単位を取得できなければ卒業はできませんが、「大量に留年者が出る学部」というわけではありません。
大学院進学
卒業後は就職する学生が大半ですが、毎年一定数の学生が大学院へ進学しています。
主な進学先は、
群馬県立女子大学大学院
お茶の水女子大学大学院
奈良女子大学大学院
上越教育大学大学院
イギリスのレスター大学大学院
などです。
国公立の女子大学の大学院への進学者が目立つのも特徴です。
語学や国際関係、教育学などの専門性をさらに深めたい学生や、研究職・教育職を目指す学生が大学院へ進学しています。
主な就職先
国際コミュニケーション学部の卒業生は、英語力やコミュニケーション能力を生かしながら、幅広い業界で活躍しています。
航空・観光・運輸
ANA成田エアポートサービス
スカイマーク
羽田空港サービスグループ
西日本鉄道
星野リゾート
ヒルトングループ
リゾートトラスト
金融・保険
群馬銀行
東邦銀行
八十二銀行
損害保険ジャパン
東京海上日動火災保険
三井住友海上火災保険
商社・メーカー・流通
伊藤忠商事
ホンダトレーディング
リコージャパン
太陽誘電
セイコーエプソン
ファンケル
ヤマダホールディングス
IT・情報通信
ベイシアグループソリューションズ
システムサポート
クロスキャット
ヤマトシステム開発
NST新潟総合テレビ
公務員
横浜税関
高崎市役所
さいたま市役所
足利市役所
笠間市役所
つくばみらい市役所
英語を専門とする仕事だけでなく、総合職や事務職、公務員として活躍する卒業生が多いことも、この学部の特徴です。
就職希望者の就職率は例年98%以上と高い水準を維持しています。
進路先の都道府県
卒業生は群馬県内だけでなく、東京都をはじめとする首都圏への就職が多いことが特徴です。
主な就職先の地域は、
群馬県
東京都
埼玉県
神奈川県
千葉県
栃木県
などです。
航空・観光・商社・メーカーなど全国規模で事業を展開する企業への就職も多く、「地元で働きたい人」にも「首都圏でグローバルな仕事に挑戦したい人」にも選択肢が広い学部といえるでしょう。
TOEICスコアは4年間で平均約250点アップ!
「国際コミュニケーション学部に入学すると、本当に英語力は伸びるの?」
そんな疑問に答えるのが、群馬県立女子大学が毎年公表している卒業生データです。
国際コミュニケーション学部では、入学時と卒業時のTOEICスコア(自己ベスト)を毎年公表しています。
過去3年間の卒業生を見ると、
4年間で平均約254点アップ
卒業時の平均スコアは700点台後半
900点を超える学生も毎年誕生
するなど、多くの学生が着実に英語力を伸ばしています。
例えば2022年度卒業生(第15期生)では、
入学時平均 524点
卒業時平均 773点
最高点 950点
200点以上スコアが伸びた学生は47人(約6割)
という結果が公表されています。
留学する学生はどれくらい?
留学制度も充実しており、コロナ禍以前は卒業生の約6割前後が何らかの留学を経験していました。
近年はコロナ禍の影響で一時的に留学者数が減少しましたが、現在は海外留学が再開され、以前の水準に戻りつつあります。
英語力はどこまで伸びる?
群馬県立女子大学では、英語教育プログラム「BELLS」により、
Listening(聞く)
Speaking(話す)
Reading(読む)
Writing(書く)
の4技能をバランスよく伸ばします。
さらに、TOEICだけでなく、TOEIC Speaking & Writingも毎年受験し、「話す・書く力」まで客観的に確認できる仕組みになっています。
その結果、卒業生は航空・観光業界だけでなく、商社、メーカー、金融、公務員など幅広い分野で英語力を生かして活躍しています。
元「中の人」のチェックポイント
国際コミュニケーション学部だから航空会社やホテルに就職する人が多い?
実際には金融、メーカー、IT、公務員など、本当に幅広い分野で活躍中。
企業が評価しているのは、英語力、異文化を理解する力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション力、課題解決力などいわゆる汎用的なスキル。
つまり、英語を学ぶことを通して、英語を武器に、さまざまな業界で活躍できる人材になれる。
英語の育成力に自信があるから「英語力を数値で公開」しているのも、高く評価したい。
8. 学費・生活費
学費
群馬県立女子大学は公立大学です。
そのため、私立大学の国際系学部と比べると学費を大きく抑えられることが魅力です。
入学者(県内者)
141,000円
入学料(県外者)
282,000円
授業料(年額)
535,800円
初年度納付額(県内者)
676,800円
初年度納付額(県外者)
817,800円
※ 授業料は前期・後期の2回に分けて納付します。
追加費用(留学費用を含む)
授業料以外にも、入学時や在学中には次のような費用が必要になります。
学生教育研究災害傷害保険料
学友会費
同窓会入会金
後援会費
教科書代
ノートPC・教材費
TOEIC受験料(3年分)
オリエンテーション・研修費
国際コミュニケーション学部では、初年度にTOEIC受験料(3年分)などを含めて約6万5千円程度の費用が必要です。これは文学部との大きな違いです。
留学費用の目安
留学費用は期間や渡航先によって異なりますが、おおよその目安は次のとおりです。
短期海外研修(2〜4週間)
約20〜50万円
半年間の交換留学
約60〜120万円
1年間の交換留学
約100〜200万円
※ 渡航費や滞在費、為替レートなどによって大きく変動します。
大学では長期留学に最大40万円、短期研修に最大20万円の留学奨励金制度があり、対象事業費(往復渡航費・授業料)の一部が支援されます。
成績による人数制限は設けられておらず、条件を満たせば利用しやすい制度です。
全国共通の奨学金
多くの学生が利用しているのが、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金です。
給付型奨学金(返済不要)
第一種奨学金(無利子)
第二種奨学金(有利子)
高校在学中の予約採用、大学入学後の在学採用のどちらにも対応しています。
大学独自の支援
群馬県立女子大学では、
海外留学奨励金制度
家計急変時の支援制度
災害等による経済支援
認定留学時の授業料免除制度
など、学生の状況に応じた支援制度が整っています。
特に留学支援制度は全国の公立大学の中でも充実している点が特徴です。
授業料免除制度
経済的な理由で修学が困難な学生は、高等教育の修学支援新制度を利用することで、
入学料の減免
授業料の減免
給付型奨学金
を受けられる場合があります。
また、家計急変時にも申請できる制度があり、一定の条件を満たせば学業の継続を支援してもらえます。
さらに、多子世帯への授業料等支援制度も活用できます。
アパート相場
大学周辺(玉村町・高崎市南部・前橋市南部)は、首都圏と比べて家賃が比較的安い地域です。
1R・1K
2.5~5.0万円
1DK・1LDK
3.5~6.5万円
生活費を含めると、一人暮らしでは月8〜12万円程度を見込んでおくと安心です。
大学周辺には学生向けアパートも多く、月3万円台から自転車で通学できる物件も豊富です。
卒業までの費用シミュレーション
※ 4年間で卒業した場合の概算です。留学の有無や生活スタイルによって実際の金額は異なります。
入学料・授業料
自宅通学
約230~240万円(県内)
約245~255万円(県外)
一人暮らし(留学なし)
約230~240万円(県内)
約245~255万円(県外)
一人暮らし(半年留学)
約230~240万円(県内)
約245~255万円(県外)
教材・TOEIC・諸会費
自宅通学、一人暮らし(留学なし・半年留学)
約35~45万円
家賃・生活費
自宅通学
―
一人暮らし(留学なし)
約400~550万円
一人暮らし(半年留学)
約350~480万円(留学期間を除く目安)
留学費用
半年留学
約60~120万円(奨励金活用前の目安)
4年間の総費用
自宅通学
約270~290万円
一人暮らし(留学なし)
約670~830万円
一人暮らし(半年留学)
約730~930万円
※ 留学奨励金や各種奨学金を利用することで、実際の自己負担額はさらに軽減できる場合があります。
元「中の人」から保護者の方へ
公立大学としての学費の安さに加え、留学奨励金・授業料免除・単位認定制度が整っているから、「留学=高額で無理」と考える必要はありません。
学費だけでなく、留学支援制度、奨学金の利用しやすさ、4年間で卒業できる制度まで含めて比較すると、お子さんに合う進学先を選びやすいです。
9. 入学後のサポート
リメディアル教育
群馬県立女子大学では、高校までの学びを大学での専門的な学びへつなげるため、初年次教育を実施しています。
国際コミュニケーション学部では、
レポート・論文の書き方
プレゼンテーションの基礎
情報収集・文献検索
アカデミックライティング
英語運用能力の基礎
など、大学で必要となる学修スキルを1年次から身につけます。
また、英語については習熟度を考慮した教育が行われます。
入学時点で英語力に不安がある学生でも、段階的に力を伸ばせる環境が整っています。
学修支援
国際コミュニケーション学部では、少人数教育を活かしたきめ細かな学修支援が行われています。
入学後は学年担当教員やゼミ担当教員が、
履修登録
学習相談
留学相談
卒業研究
進路相談
などに応じてくれます。
特に3・4年次はゼミ担当教員との関わりが深くなります。
研究だけでなく就職活動や大学院進学についても個別にアドバイスを受けることができます。
取得できる資格
国際コミュニケーション学部では、卒業に必要な単位を修得することで、次のような資格・免許の取得を目指せます。
高等学校教諭一種免許状(英語)
中学校教諭一種免許状(英語)
司書
司書教諭(教員免許取得者対象)
学芸員
また、授業や留学を通して、
TOEIC®
実用英語技能検定(英検®)
IELTS
TOEFL iBT®
などの語学資格取得を目指す学生も多くいます。
資格取得サポート
大学では、教職課程や資格取得を目指す学生へのサポートが充実しています。
教職担当教員による履修指導や教育実習の支援に加え、外国語教育研究所では、
TOEIC対策
英語学習相談
留学前後の語学サポート
などを実施しています。
また、学部独自の英語教育プログラム(BELLS)を通して、「読む・聞く・話す・書く」の4技能をバランスよく伸ばせる環境が整っています。
キャリア・就職支援
群馬県立女子大学では、1年次からキャリア形成を支援する体制が整っています。
キャリア支援センターでは、
就職ガイダンス
業界・企業研究セミナー
インターンシップ支援
履歴書・エントリーシート添削
模擬面接
個別キャリア相談
などを実施しています。
また、航空・観光業界、公務員、一般企業など、国際コミュニケーション学部の進路に合わせた情報提供も充実しています。
卒業生による就職体験談や企業説明会も開催されています。
早い段階から将来を考える機会が用意されています。
ICT・図書館サポート
大学では、ICTを活用した学習環境が整備されています。
学内では無線LAN(Wi-Fi)が利用できます。
オンライン教材や学習支援システムを活用しながら授業を受けることができます。
附属図書館には、
外国語図書
英語多読教材
国際関係・地域研究資料
電子ジャーナル・データベース
などが充実しており、レポート作成や卒業研究を支えています。
また、図書館では文献検索や情報活用に関するガイダンスも実施されており、大学での学びをサポートしています。
学生寮
群馬県立女子大学には大学直営の学生寮はありません。
一人暮らしを希望する学生は、大学周辺の民間アパートや学生向けマンションを利用します。
キャンパス周辺には学生向け物件が多く、比較的家賃も抑えられるため、初めての一人暮らしでも住まいを探しやすい環境です。
大学では、不動産会社や学生向け住居に関する情報提供も行っています。
その他学生サポート体制
学生が安心して大学生活を送れるよう、さまざまな相談窓口が設けられています。
主なサポートとして、
学生相談室(学業・学生生活・人間関係)
保健室(健康相談・応急処置)
留学相談(外国語教育研究所)
障害学生への修学支援
ハラスメント相談窓口
各種奨学金相談
などがあります。
また、国際コミュニケーション学部では留学生との交流機会も多く、多文化環境の中で学生同士が学び合えることも魅力です。
元「中の人」のチェックポイント
国際コミュニケーション学部では、
1. 習熟度別の英語教育
2. BELLSによる4技能教育
3. TOEICなどの継続的な受験機会
4. 留学前後のサポート
5. 少人数による個別指導
と、一貫して「英語を使えるようになるまで」支えてくれる。
「英語を武器に社会へ出る」ことを見据えたサポートが整っている。
10. この学部を一言で表すと?
「世界と地域をつなぐコミュニケーション学部」
群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部は、英語や異文化理解を学ぶだけではなく、その学びを地域社会や国際社会で実践することを大切にしている学部です。
少人数教育のもとで、英語によるコミュニケーション力やプレゼンテーション力、課題解決力を身につけ、留学や地域連携プロジェクトを通して「世界」と「地域」の両方を学びのフィールドにできます。
「英語ができる人」ではなく、英語を武器に世界と地域をつなぐ人材を育てることが、この学部の大きな特徴です。
こんな人にオススメ!
英語を「勉強する」のではなく、「使える力」を身につけたい人
海外留学や国際交流に積極的に挑戦したい人
異文化を理解し、多様な価値観に触れたい人
地域活性化や観光、国際協力など社会課題に関心がある人
プレゼンテーションやディスカッションを通してコミュニケーション力を伸ばしたい人
航空・観光・商社・メーカー・公務員など幅広い進路を目指したい人
元「中の人」が伝えたいこと
大学選びでは、「英語が好きだから国際系学部」という理由だけで決めてしまう人も少なくありません。
しかし、本当に大切なのは、
「英語を身につけて、その先で何をしたいのか」
を考えることです。
群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部は、
少人数教育
実践的な英語教育(BELLS)
留学・国際交流
地域連携プロジェクト
高いTOEICスコアの伸び
手厚いキャリア支援
といった環境を活かして、「英語を使って社会に貢献できる人材」を育てています。
この学部を一言で表すと
「英語を武器に、世界とも地域ともつながる仕事がしたい。」
そう考えているなら、この学部はきっとあなたの期待に応えてくれるでしょう。
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文学部 (2026.7.9)
