文学フリマとZINEフェス、どっちが売れる?(イベントでの売上冊数、全部晒します)
こんにちは。
明日6/15は『文学フリマ岩手』ですね。
出版不況と言われながらも、『文学フリマ』は年々盛り上がっている気がします。
また、最近『ZINEフェス(ZINE FEST)』というやはり自費出版的な冊子等を売るイベントも知られるようになりました。
せっかくなので文学フリマとZINEフェス両方とも一般参加者側と出店者側で出たことある私個人の感想をまとめさせていただきました。
迷われている方の参考になれば幸いです。
自己紹介
まず私について簡単な紹介
名前:ゆか(そのうち改名する)
本が好きで2年ほど前から文学フリマ東京に一般参加。その後ZINEフェス吉祥寺やZINEフェス浅草にもあちこち行くうちに自分も本を書きたくなり、2024年12月1日に文学フリマ東京39で出店デビュー。(こんな記事書いてますが、イベント初心者です……)
その後
1月11日 ZINEフェス東京
2月23日 ZINEフェス詩歌と日記
3月30日 ZINEフェス仙台
5月11日 文学フリマ東京40
に出店。
また、上記以外に小さなZINEの即売会に出たり、一般参加であちこちの即売会に顔を出したりもしています。
書いているジャンル=エッセイ・日記
※半年間で6冊出しているので刊行ペースはちょいと早い方だと思います。
一般参加(来場者)目線の感想
⭐︎文学フリマ編
良いところ
webカタログが充実して事前に行くサークルが検討しやすいし、当日に見本誌コーナーもあるからサークルさんに声をかけられるのが苦手な私としてはありがたい。
小説、エッセイ、等のようにジャンル分けもされているからわかりやすい。
気になるところ
東京会場は出店者が多くなりすぎていて(2000超)11時〜16時の5時間でじっくり全部回るのがほぼ無理。
それなのに出店者が150ブースくらいの岩手会場でも東京と同じ5時間の開催厳しい気がする。
お目当てのサークルを行ったら、時間がなくなることが多々あるので、偶然の出会いがしにくい。
(コミケみたいに日数分けて開催or開催時間を伸ばしてくれると良いなー……)
⭐︎ZINEフェス編
良いところ
会場によって規模は様々だけど、最大規模の『ZINEフェス東京』でも500サークルくらいなのでゆっくり見ても全部見ることができる規模。
文学フリマのようにカタログがなく、ジャンル分けもされていないため、ひとつひとつのサークルさんをゆっくりめに歩きながら、お目当てのジャンルを探すことができたり、出店者さんとの会話を楽しめる。
出店者さんも来場者さんもフレンドリーな人が多く、友達ができやすい。
エロ・グロ系や特定の政治や宗教を推すZINEの販売は禁止なので心理的にも安心。
気になるところ
カタログもなく、ジャンルもバラバラでブース配置をされているので、あまり時間がない時、お目当てのジャンルを探すのは少し大変。
また、写真集やイラスト、グッズなどで出店している人も多いため「文章がっつり読みたい!」という人には読みたい作品が見つけにくいかも。
開場中の動画や写真を主催者さんが顔写真にモザイク無しでアップしているのでそこは配慮が欲しい。
一般参加としての総評
文学フリマの方が来場者としては財布の紐が緩くなる(私が大量買いする前提でいるからかもしれないけど)。 ただし東京会場は目当てのサークルを回るのに精一杯で、新規の作家さんをゆっくり開拓する時間が殆どない。
その点ZINEフェスは出店者さんとまったり話せる。(ZINEフェスで出会った作家さんが文学フリマにも出ていて、そこからさらにその作家さんの別作品を買わせてもらったことも)
私の中で
「文学フリマ」は事前調査してまとめた好きな作家さんの元を巡るのに7割。残りの3割で新しい作家さんとの出会いを探すイメージ。
「ZINEフェス」は8割新しい作家さんとの出会いを探すイメージ。
ZINEフェスは文章好きより、創作好きの集いって感じかもしれない。
雑貨系やイラスト集がメインの人もいるし、出している冊子もカラーでオシャレなものが多いのでリア充感がすごい。文学フリマの方がオタク感(コラッ!)が強い。
※あくまで私の主観です。
⭐︎出店者視点として(私の場合)
はい、お待たせしました。
正直みんなどれくらい売れたか気になるだろ?
売れた時も、売れなかった時も全部晒します。
まず、結論から言うと
文学フリマの方が売上は圧倒的に多かったです。
これは私以外の他の出店者さん何人かも言っていることなので、文字書きさんの場合は特にその傾向が強いのかも。
私の出している本のラインナップはこんな感じ
※めんどいからチラシで許して


さて、売上を見ていきましょう。
過去の各イベントの売上冊数
⭐︎マークはその時の新刊です。
2024年12月1日文学フリマ東京39 合計53冊
内訳 ⭐︎日記本30冊持参→完売
⭐︎旅エッセイ30冊持参→23冊売
1月11日 ZINEフェス東京 合計42冊
内訳 日記本30冊持参→8冊
旅エッセイ15冊持参→4冊
⭐︎空き巣被害エッセイ持参→30冊
2月23日 ZINEフェス詩歌と日記 合計13冊
内訳 日記本30冊持参→1冊
⭐︎ミニ日記本20冊持参→2冊
旅エッセイ15冊持参→4冊
空き巣被害エッセイ持参→6冊
3月30日 ZINEフェス仙台 合計31冊
内訳 空き巣被害エッセイ8冊持参→完売
ミニ日記本5冊→0売
日記本35冊持参→14冊売
旅エッセイ→12冊持参→9冊売
(夫の手拭い8枚→完売)
5月11日 文学フリマ東京40 合計86冊
内訳 日記本→13冊
旅エッセイ→7冊
ミニ日記本→7冊
空き巣被害エッセイ→15冊
⭐︎文学フリマ購入本感想まとめ本→21冊
⭐︎日記本続編→23冊
(売上内訳メモが見当たらず、大体の目安で書いているものもあります。大体合ってるだろうから許して……。なお、友人と出店したイベントもありますが、自分の売上だけ書きます。)
売れ行きと各イベントの感想
一つ一つ見ていきましょう。
◯まず、初めての出店・文学フリマ東京39。
初めての場合は30冊くらい用意する方が多いと聞いて、それぞれ30冊用意しました。
ちなみにその時のチラシがこちら。

結果として、日記本は文学フリマ終了一時間半前にはもう完売。
(買ってくれた人のうち、10人くらいは相互フォロワーさんや友達だけど)
可愛い表紙と、落語家との生活というのが引きがあったんだと思います。完売後も購入希望者が何人も来てくれて、通販を案内して対応しました。
旅エッセイも完売はしなかったものの、バズったツイートを見て買いに来てくれた方がいたり、日記本とセットで買ってくれる方もいて20冊以上売れました。
我ながら、文学フリマ初出店としては中々良いスタートだったと思います。(ちょっと天狗になる)
◯次にZINEフェス東京
この会は1月だったのですが、12月に実家に空き巣が入られた実態をまとめて本にしたら、これがめちゃくちゃ注目をしてもらえました。
試し読みペーパーは50枚刷ったのですが、すぐ無くなり、この後2回追加印刷に行くほど!
そしてさらに、空き巣というインパクトが強かったからか、当日メディアの取材を受けたんですよ。

https://youtu.be/vZ8HWx0yv3c
そしたらその様子を見てた人が、どんどんブースに来てくださいました。
ZINEフェスは文学フリマほど売れない、とは聞いていましたが、思ったより売り上げが出て、完全に調子に乗りました。「サークル活動2ヶ月でこれだけ売れるって私すごくねwww」と完全に天狗になってました。(今思うと恥ずかしくて顔から屁が出そう)
◯ ZINEフェス詩歌と日記
売上13冊。この会で私は一度完全に落ち込みます。全然売れない。来場者の数が文学フリマや1月のZINEフェスより少ないっていうのもあるんですが、中々立ち止まってすらもらえない。
自分が席を外している間に1人でも買ってくれる可能性があるお客さんが来たら……と思いトイレ以外で中々席を離れられない。
何とか10冊は超えたものの「自分の本が手に取ってもらえない状況」にかなり落ち込む。
しかもこの頃私は「イベントに出るなら必ず新刊を作らないといけない」という呪縛にかかっていて、50ページくらいの新刊日記本をダッシュで作ります。しかし、これが2冊しか売れなかった。(マジでへこんだ)

落ち込みすぎて、帰りに友達とご飯を食べながら「もっと売れるイベントに絞ろうかな」と言ったら「どのイベントでも面白いもの書いていれば届く人にはちゃんと届くよ」と言われてハッとした。大した努力もせず「これくらいの数は売れるのが当たり前」と天狗になっていたことに今更気がついて大反省。
それに思い返すと、人数が少ない分、ひとりひとりときちんと交流できていたことに気がつき、売上を気にしすぎることをやめることにした。(とはいえ気にはしてしまう)
◯ZINEフェス仙台
『ZINEフェス詩歌と日記』で全然売れなかった反省から持っていく数を控えめにしたら、思った以上の来場者数にビックリ。午後には完売してしまうものも。
特に『空き巣本』の追加発注をしておけば良かったと反省。
ただ、仙台はマジで皆いい人。食べ物も美味しい。9月のZINEフェス仙台も出ますのでよろしく。
仙台は文フリがない分、文フリ的な即売会として出る人もいるのかも?
◯文学フリマ東京40
noteの別記事あるんでこっちを読んでください。
ZINEフェスと文学フリマの違い(主観)
・文学フリマに来る方の方ががっつり読める物を求めている人が多い感じで、ZINEフェスの方がライトに読める物を求めている方が多い気がする。
※私のサークルの場合、ZINEフェスでは写真多めの『旅エッセイ』がよく売れる。逆に分厚い日記はそもそも手に取ってもらいにくい。
・文学フリマは一人で回って自分好みの作品をじっくり探す人が多いけど、ZINEフェスは友達同士など複数人で回っている人が多い。
ZINEフェスの来場者は友人会いに来た人が「せっかくだから他のブースも覗いていくか〜」的な人が多い。
・文学フリマは本を買いたい人が多いのに対し、ZINEフェスは仲間(友達)を作りたい人が多い印象。
・文学フリマは大規模な分スタッフがしっかりしていて、迷惑行為をしている人はすぐスタッフに通報できる。一方ZINEフェスは出店者皆がスタッフとして受付や設営をやる。もちろん、ここで他の出店者さんとの会話が生まれて楽しいこともあるが、中心となってZINEフェスをやっているスタッフさんがほぼ一人なのでトラブルが起きた時の対応が難しそう。(あとZINEフェスの出店者は共有のエクセル表に自分のオーダー番号を入力するんだが、システムがわかりにくくて苦労した。分かりやすくなると嬉しい)
私はどちらもそれぞれ良さがあると思うので、両方出続けたいです。
お読みいただき、ありがとうございました。
ちなみに通販サイトはこんな感じです⇩
https://tenshiki.base.shop/
売上を伸ばすために出来ること
売上にこだわりすぎるのも良くないけど、やっぱり売上あると嬉しいですよね。
ここは私がやってみたことを書いておきます。
(他の人には効果があるかわかりません。なんか偉そうに語ってて恥ずかしいので、ここから先は有料にさせてください。(返金対応もしてますんで)
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