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我が家におっさん急増中

ここのところ、長男の口が達者になってきた。当然、色んな言葉を操れることは、親にとっても喜ばしい。この前まで何かを伝えようと、拙い言葉を必死に紡いでいたのに。

ただ、達者になった分、汚い言葉を使ったり、我々の揚げ足をとったり、こちらの気分をザワつかせることも出てきた。まぁ、これも成長過程のひとつだと思うし、自らの幼少期を振り返っても、仕方ないのかなと思う。

それ以上に気になるのが、急速に進むおっさん化である。出典元不明の年齢にそぐわない言葉をボソッと繰り出してくる。

先日、食卓に冷しゃぶが並んだ。お肉もポン酢も好きな長男のお気に入りメニューである。毎回食べっぷりもいい。今回も、献立が冷しゃぶだと告げられた途端、手を洗い席についた。いつもは遊びとの切替がうまく行かず、このタイミングでよく一悶着するのだが。

いただきますと同時に、バクバク食べる。お皿一面に盛られた豚肉は、気づけばあと二口ほどで無くなりそうだ。そこで麦茶を一気に飲み干し、彼はこう言ったのだ。

「やっぱ、夏はこれなんだよな〜」

そして、今朝だ。
土曜日の朝は目が覚めてからも布団の中で少しダラっとしてしまう。そんな大人たちを叩き起こすように、長男と次男が頭上で戯れ合う。今日もそうだった。

戯れ合いの中で、次男が長男に覆いかぶさるようになったときだ。長男はこう言った。

「次男くんはほんとに大きくなったな〜」

もう、ただのおっさんではない。親戚のおっさんなのだ。正月ならお年玉ぐらいあげそうな勢いだった。たしかに、親戚どころでは無いぐらい血は繋がっているが。

そう言われた次男は、腹をかきながら大きなあくびをしていた。




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