【『無能なナナ』第14巻ネタバレ考察】シズカ編!…でもちょっと鶴岡についての大事な考察!
※注意※
※単行本派による考察です。
※もちろんネタバレあり。
※原作を確認してはいますが個人の妄想に近いものなので、信憑性は保証できません。
ちなみに前回の記事です↓
第14巻はついに脱出計画実行! 能力者たちがそれぞれの力を発揮して団結する中、まだ仲間になりきれず自己嫌悪にはまるシズカがリブートするいわばシズカ編!
……なのですが、どうかまず鶴岡の話をさせてください!
諸々の衝撃展開はその後ということで!
考察1|鶴岡と怪物化研究についての新考察
ナナたちが脱出計画を進める中、鶴岡からナナに呼び出しがかかりました。実質住民全員を人質にとられている以上、応じないわけにはいきません。加えてリン救出の目的もあるため、策を練った上で待ち合わせ場所にサチコとともに現れるナナ。(これサチコ真っ先に殺されかねないのにすごいね)
そこで鶴岡はナナを懐柔するため、手を変え品を変え説得を試みます。
1-1|能力者の怪物化への鶴岡の意向
まずは中島の話。からの、能力者が怪物化する話。これはそばにサチコがいるから効果が見込めると考えたのでしょうか。鶴岡が語ったこと(159〜166ページ)を整理すると
国が能力者の収容と処分を行なっていた
鶴岡はそれを見かね、能力者の治療を進めた → 自分は味方アピール
ナナの両親は怪物化が迫っていたため殺した → ナナ内心ブチギレ
能力者の信頼を得ているナナとともに研究を進めたい
最初の3つは真実かどうかもわからない勝手な理屈で、結局鶴岡の言いたいのは最後。「ナナ、おれの元に帰ってこい」ってことですよね。ただそれなら3でナナの神経を逆撫でしてしまったのがらしくないですが。どうしてもその理屈を通して信じさせたかったのでしょうか。鶴岡に関してはこういう完璧に話を進められないケースがすごく気になります。何らかの意図があるのか勘繰ってしまう、私の悪い癖です。
そして説得ではありませんが、他にも気になることを鶴岡は述べました。
⚫︎今後の人体実験について(170〜172ページ)
ナナが協力するなら被験者の意向を尊重する
管理キャンプ本部には世界最高レベルの能力者研究施設
強力な能力者ほど怪物化の抗体が得られる可能性が高い
サチコやキョウヤらも実験に参加するなら被験者1人あたりの負担が減る
とまとめてみたものの、ここまでの鶴岡の話は結局は、レジスタンスを襲撃するための時間稼ぎだったわけですが。
とはいえ、この話が全くの無意味ということはないと思います! で、ここで突如思い当たったので、次、考察いきます!
1-2.考察|怪物化は鶴岡の実験の結果では?
気づいたんですが、今のところ出てきた怪物化の例って、ナナオが地下で見た完全変態の怪物(第11巻288ページ)と、ナナオの半顔の変化(第12巻242ページ)のみですよね。これどちらも、鶴岡の元にいた個体なんですよ。
つまり、鶴岡の研究の結果怪物化したという可能性も充分あるのでは?
だって能力者がみないつかは怪物化するなら、隔離されていた島でそういった事例が出てもおかしくないどころか、1件も観測されていないのがおかしいくらいです。ずっとあの島に潜伏していたリン(橘ジンに変身していた)すら怪物化のことを知っていた素振りがありません。となると、鶴岡の研究施設でのみ現れている事例と言うことではないでしょうか。
そして強力な能力者を殊更欲しがるのは、強い能力者は強い怪物になるから! これシンプルに納得のいく説明じゃありませんか?
ただそうだとすると食い違うのが町内会長の甥の証言。
「はじめは鶴岡氏が言う能力者を怪物化から救うという大義に従っていましたが
今では後悔しています
彼は人の脳をえぐり出すような残虐なアプローチをいとわないのです」
鶴岡の元で研究していた彼が、鶴岡の大義として「能力者を怪物化から救うこと」だと思っているような口ぶりです。あるいはそれが大義名分であり、実際は他の(おそらく残虐な)目的があるという風にもとれますが、若干の違和感は拭えません。怪物化については重大事項なので、この場で真実を説明しないのも変ですしね。しかし彼は末端(命令されて実験を実行する立場)で、鶴岡の研究の真の目的を知らなかった可能性はあります。
というわけで、以前の考察は没! みんなー!! しばらく手のひら返しのストレッチは休んでていいよ!!
1-3.考察|能力者を怪物化させる鶴岡の目的・真意は?
では何のために鶴岡は能力者たちを怪物化させるのでしょうか。思いつくだけ列挙してみましょう。
とにかく強い部隊が欲しい(首脳の馬鹿どもを一掃する)
能力者をいたぶりたいだけ(能力者に恨みがある)
他の目的のために能力者の研究をした結果の副産物
個人的には3だと思うのですが!! 正確には1と2を含む3。
やっぱり私は、鶴岡が死んだ妹の復讐か彼女の遺志のために動いている線を捨てられないどころか最有力候補として推しているのです。妹のことで国にも能力者にも恨みがあって、どっちも滅びればいいという気持ちは彼の標準装備として、それでも芯にはもっと建設的な、亡き妹の願い(おそらく世の中的にもポジティブなもの)を叶えるという大義があるのだと、そう思うんですけどね〜〜〜。そして妹をナナに重ねているせいで、彼女に執着しているんじゃないかな〜〜〜。みなさんそのへんどう?
といっても、ポジティブな願いを叶える過程の副産物を、現状能力者と国家への脅しに主に使っている時点で、鶴岡充分クズなんですけどね。まあいいよ。最後にナナを庇って傷ついて、ナナの腕の中で「ナナ、お前は無能なんかじゃない」といって微笑みながら事切れてくれれば。私はそれを見るために『無能なナナ』読んでるとこあるから。
考察2|鶴岡は無能力?読心能力者?蘇生能力者?
そして重大事件をいくつも飛ばしてさらに鶴岡の話!
サチコが射殺された後、何故レジスタンスの動向が鶴岡側に読まれたのか理解できず呆然とするナナに、鶴岡が余計な話を始めました。
「かつて
島で殺人を繰り返していた時ーー
柊は
なんの能力があると言って
皆を騙していたのだったかな?」
私はこれブラフだと思うんだけどな〜〜〜〜〜!! 何の根拠もなく!
一応説明すると、ナナはかつて、無能力にもかかわらず人の心を読めると自身を偽って、能力者たちを次々始末していたんですね。で、今回何故レジスタンスの計画が読めたのかと問うナナに鶴岡が、「それは自分が人の心が読めるからだ」ととれるような返答をしたわけです。つまり、鶴岡自身が読心能力者であるかのような発言を!
しかし私は根っからの「鶴岡タツミ=蘇生能力者」論者。これまでも何度か鶴岡が読心能力者であるかのような仄めかしはありましたが、私はそれらを全てミスリードだと考えています! ←この感嘆符に込められた強い意志を是非感じ取ってください。よって、今回もおそらく鶴岡のブラフです。だってこんなところで明かす理由がありませんよ。ナナを絶望させるためのハッタリです。
と、これだけでは駄々っ子と同じなので、第14巻で新たに出てきたその根拠を述べましょう。
ミチルちゃんの資料を見る鶴岡
ほら、出てきたでしょミチルちゃん! 意味深にミチルちゃんの資料をめくる鶴岡(236ページ)!
これは間違いなく、ミチルちゃんは再登場しますよね。その根拠としてはこのシーンだけでなく、これまでいくつも過去の記事で挙げてきました。
鶴岡がミチルちゃんの死体を回収した(第5巻102ページ)
鶴岡はナナにミチルの素性に手を尽くす約束をした(第5巻97ページ)
渋沢ヨウヘイは殺されるほどの悪事を働いていない
このあたりが主な理由です。そして今回、死んだはずのミチルちゃんの再登場の仄めかし。これは何らかの蘇生の手段があるということで、それこそが鶴岡タツミの隠してきた能力ではないでしょうか!
もしかしたら鶴岡の妹は無能力者で、鶴岡の蘇生能力では能力者しか蘇生できない? だから彼は妹を蘇生できるように、自分の蘇生能力を高めようと研究している???? だったらいいな! あ、だからって彼を無罪とは思いませんよ。何だか勝手な妄想の辻褄が合いそうでひとり興奮しているだけです!
ここまで書いて何となく満足したので、一旦アップします。気が向いたら追記を書きます。
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