見出し画像

おバカ映画『コン・エアー』|大集結した凶悪犯vsニコラス・ケイジの行き過ぎた正義

こちらも見放題終了間近というわけで、『ザ・ロック』の翌日に視聴。
ニコラス・ケイジ主演、1997年公開のアクション映画『コン・エアー』です。

筋肉を増強し、M字おでこ全開、ロン毛をたなびかせたニコラス・ケイジが、白タンクトップ+ジーンズの吉田栄作スタイルで爆走する話。

オレか、オレ以外か。
それくらい二者択一な、おバカな世界です。

登場人物8割が凶悪犯、ほぼ爆破シーンが占めるヴィジュアル通りの作品。
いろんなタイプの凶悪犯が一堂に集まる、オールスター感謝祭をぜひご覧あれ。

このヴィジュアル通り、爆破の連続。
たまたま乗り合わせたニコラス・ケイジと、
凶悪犯のリーダー役ジョン・マルコヴィッチ、
連邦保安官役ジョン・キューザック。

見どころ

  • 誰でもわかる単純明快な、勧善懲悪ストーリーとキャラクター

  • 囚人輸送機コン・エアーという、レアなシチュエーション

  • ニコラス・ケイジの囚人筋トレ、筋肉、アクション、過剰な正義感

  • 唯一まともな保安官役ジョン・キューザックの頑張り

  • 凶悪犯キャラクターのバリエーション
    (特にマルコヴィッチとブシュミ)

  • ド派手アクション、爆破、ラスベガス激突

最凶悪犯が続々登場するシーンに釘付け!

 最もゾクゾクするのは、個性が強い凶悪犯が、1人1人の罪状紹介とともに登場する場面。
とんでもないことが起きそうな予感を、加速させてくれます。

  • 天才凶悪犯(ジョン・マルコヴィッチ)

  • ブラックゲリラの将軍(ヴィング・レイムス:MIシリーズでお馴染み)

  • 37人を殺害した快楽殺人鬼(スティーヴ・ブシェミ)

  • 連続強姦犯

  • 麻薬カルテルの御曹司、麻薬シンジゲートのリーダー

  • 妻の浮気に怒り、犬と家族を皆殺しにした大量殺人鬼 …etc

この脱走事件のリーダーのサイラスを演じるのは、サイコな悪役が似合う男ジョン・マルコヴィッチ。

爆破が起きても振り返らないクールさ、不足の事態にも仲間をまとめ的確な指示を出すクレバーさ、そして銃を向けてきた警官にも撃ち勝つ勝負強さを持ちます。

ニコラス・ケイジ扮するキャメロンは、サイラスに協力するフリをして、危機収束の糸口を探します。

凶悪犯護送中に起きたハイジャック。
常にどこかが爆破している。

「コン・エアー」とは実在するアメリカ連邦保安官局の空輸隊の通称。
凶悪犯を護送するストーリーというわけです。

『ザ・ロック』と同じプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが、再びニコラス・ケイジを迎えて製作したアクション大作。

爆破に次ぐ爆破で、ハリウッドの破壊王マイケル・ベイ監督(『ザ・ロック』)かと見まごうほどの火薬量です。
おかげで、最低人命軽視と公共物破壊しまくった作品としてゴールデンラズベリー賞を獲得。

CGはあまり使用されておらず、実際の飛行機、そして車や街路樹をなぎ倒すシーンはミニチュアで撮影されているそう。

↓さすがハリウッドなのは、廃業ホテルを利用した激突シーンです。

クライマックスでコン・エアーがラスベガスのホテルに激突するシーンは、廃業し解体予定だったラスベガスの名物ホテル、サンズ・ホテルにて撮影。15台ものカメラを用意し、買い取った廃棄旅客機を突っ込ませ、一発撮影を実施した。構想段階ではカジノ、ホワイトハウスが検討されていた。

Wikipediaより

ニコラス・ケイジ
行きすぎた正義感で大惨事

ニコラス・ケイジ演じるキャメロンは、元米国陸軍兵士。
妻を守るために暴漢と闘って誤って相手を死なせてしまい、服役します。

待ち侘びた仮釈放の日(娘の誕生日)、極悪犯をこれでもかと積んだコン・エアーに、何故か一緒に乗せられて輸送。
彼らのハイジャック計画に巻き込まれてしまいます。

「なんて日だ!」by 小峠

しかし、キャメロンの正義感はますますブーストされ、1人でも事件を収めようと陰で奮闘します。

途中からキャメロンのSOSを察知した連邦保安官ラーキスも合流し、内部と外部から崩しにかかります。

飛行機が降りられる場面でも、仲間や女性警官を守るために降りず、家族が待っていても、犯人が逃げれば全速力で飛びかかります。

「ほっとけない!」by みのもんた

全爆破の何回かは、キャメロン発なんじゃないかな。
彼の行き過ぎた正義感で、被害が甚大になっている場面がいくつも存在しています。


もともと本人が収監されたきっかけだって、真っ向勝負した正義感からだから。
ここぞという時には機転が効くのに、正義感だけは歯止めが効かない。

そんな単純明快な彼を、憧れを込めて観客は応援するんですね!

それにしても、見事な筋肉。
冒頭では、本物のプリズントレーニングを実践しているので、ご注目!

最終的に全部持っていくブシェミ

特徴的な顔の個性派人気俳優のスティーヴ・ブシェミ。
厳重な拘束具を纏った異様な姿で登場したのは、37人の快楽猟奇殺人犯で名を轟かせているサイコパス?なガーランド役。

猿ぐつわを外すと、ブシェミの顔が現れ、喜ぶファンが続出したことでしょう。

サイラスさえも「あんたのファンだぜ」と言うほど、誰もが一目を置く存在。
不気味な笑みも、時々吐く鋭いセリフも、結末も良かったですね。

と言うわけで、
最後はガーランドの名ゼリフで、終わりましょう。

「何をまともと言うんだ?
週50時間50年間働き続けても、最後はお払い箱になるのがまともか?
定年後、田舎に引っ込んで、出来れば紙おむつの世話になる前に死にたいと願って生きるわけだ。
どう考えてもまともじゃないだろ。」

字幕版がないなんて!

Amazonプライムさんよう。
字幕版を探して検索もしてみたけど、ないじゃないか!
(みんなが探している検索ワードの痕跡がある)

仕方なく吹き替え版で見たさ。
ところどころ、セリフが聞き取れないところがありました。残念。


↓同じニコラス・ケイジ主演のアクション大作の感想文
比較すると、こちらの方がおすすめです。


いいなと思ったら応援しよう!

アンドレ安堂 記事にご満足いただけたら、とっても嬉しいです☺️