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観戦記 第26節 愛媛FC VS RB大宮アルディージャ


概要

2025/8/17
愛媛VS大宮 0-3
得点:大宮: 20’泉、70’カプリーニ、85’津久井
@ニンジニアスタジアム
*DAZN観戦*



大宮フォーメーション

前節ジェフ千葉戦と同じメンバーのまま、サンデーと豊川が縦関係の4-4-1-1で試合に入る。

そして何よりベンチに、3/23の水戸ホーリーホック戦以来のアルトゥール・シルバが帰ってきた!→とても嬉しい
ただ、ベンチにSBの控えが入っていないのはちょっと不安だけど・・・。


愛媛印象

愛媛 攻撃時

基本陣形(?)は3-4-2-1
トップに田口が入って、佐藤と徳島から加入の杉本がシャドーを組み、ボランチは水戸から加入の前田と、愛媛の攻守の中心を担う深澤が入った。また、モンテディオ山形から加入のFW藤本も早速ベンチ入り。
守備は左から長身のスカレゼ、福島、黒石。黒石はSB/WBのイメージが強く、CBもやるのかーって思ってたけど、半分はSBみたいな役割で、終盤は完全にSBしていた。

この3-4-2-1は攻撃時のフォーメーションで、守備時は4バックだったんで、どっちが基本陣形だったかは不明。青野監督に代わってからこれまで3バックを継続していたんで、3バックが基本陣形って事でいいのかな?まぁ、どちらでもいいんだけど。

攻撃時に3バックにしていたのは、後ろに枚数残して大宮のカウンターに対応するためだったのと、大宮の2トップに対してCB3枚でビルドアップを安定させるためだったかと思われ。


愛媛 守備時

という事で守備時は可変で4-4-2で大宮を迎え撃っていた。STの佐藤が上がって、左WBの今野が下がる感じ。
これは大宮の4-4-2とミラー化する事で、マンマークをはっきりさせて、プレス相手をシンプルにするのが狙いだったのかな?
前半戦はこの4-4-2のプレスが中々効いていて、大宮のビルドアップをうまい具合に阻害していた。
なお、後半途中からは攻撃時も4-4-2に変更していた。



試合展開 前半


前半は愛媛が強いプレスをかけてきた。

守備時4-4-2のミラーで迎え撃つ愛媛は、中盤から激しいプレスをかけてきて、大宮のビルドアップを積極的に潰しにきた。
試合序盤からのプレスの圧に虚を突かれた(?)大宮は、中々ボールを前に運べない。FWとDFラインの距離が結構空いてしまい、前線で基点が作れずに苦しむ場面が続く。

一方の愛媛の攻撃。ロングボールを使いながらも、CB3枚で回し、ボランチを絡めて前進を図る。以前の試合を見た時もいい選手だなーって思ったボランチの深澤は、今日もDFラインから前線まで至る所に顔を出し続け、愛媛の攻守の中心となっていた。

プレスでボール奪取しての速いカウンターや、青野監督が狙っていきたいと言っていたサイド攻撃も駆使し、序盤は愛媛がゴール前に迫る

ただ時間が経つにつれ愛媛の4-4-2プレスにも慣れてきた大宮。
前目に来る愛媛のプレスをバックパスなどでうまくいなしながら、チャンスを伺う。前節の千葉戦のように、豊川が下がってきて縦パスを受けたり、ロングボールでひっくり返したりで徐々に愛媛陣内にも入り込んでいけるようになっていった。

そして19分、バックパスなどで愛媛を前目に食いつかせといた後に、カウンター気味に、中盤の底の谷内田からの対角線ロンググラウンダーパスが、左サイドの泉に届く。ボールを受けた泉はDF 2枚をカットインでかわし、右足から放たれたミドルシュートがゴールに突き刺さって、大宮がファーストシュートで先制した。
いや、久々の泉お得意のカットインシュートが見られて眼福至極。

4バックのSHということと、相手の守備が同じ4-4-2だったことから、泉は3バックのWB時より、高い位置で1対1を多く作れており、今日は左からの押し込みを何度も見せられていた。点には繋がらなかったけど、後半63分の縦突破とか最高だったよね。
また、(いつもそうなんだけど)決して目立たないプレスバックや守備への切り替え等、「さすが泉!」って守備対応が今日も何度もあって、守備面でも大いに貢献していた。
試合終盤は大分疲れてて、早めに代えてあげたかったけど…。

先制後も谷内田や吏音を中心とした、底からの速い縦パスで、愛媛のプレスをうまくかわしてチャンスまで持っていったり、茂木のロングスローからの崩れでシュートまで持っていけてたり、徐々に愛媛のプレスをかいくぐってリズムを掴んでいった大宮。

一方の愛媛も前半序盤以降チャンスを作れてなかったが、45分の杉森のフリックから茂木を釣り出したシーンなど、前半終了間際には何度かチャンスを作れていた。


という事で前半は0-1で大宮リードで終了。

愛媛のミラープレスに序盤は苦しんだが、徐々にそのプレスにも慣れた大宮がペースを握り、前半という事でリスクを犯さない中でうまい具合いに泉のゴールで先制ができた、いい感じの試合運び。

愛媛の強いプレスは効いてはいたんだけど、これ90分やるの…?って感じで、スタミナとか試合配分とかはどうするのかが気になった前半でもあった。


試合展開 後半

両チームとも交代無しで後半開始。

後半は大宮がペースを握り、サンデーとのワンツーからの谷内田のシュートや、泉の奪取からの藤井のシュートなど、惜しいシーンが続く。
シュートまで行けてることからもわかる通り、前半のような強い愛媛のプレスが中々にハマらなくなっていて、大宮がパスで前進できるようになっていた。

やっぱり危惧していた通り、この暑さの中で前半のプレス強度を維持するのは難しかったんじゃあないかなぁ?
大宮のプレス回避策もあったんだろうけど、後半を通して愛媛は、疲れもあってか、守備時のプレスが前半ほどうまく行っていなかった印象を受けた。


という事でプレス強度の回復のためと、同点に追いつくために、愛媛は56分に2枚交代。WBの行友をFWの藤本に交代。また攻守の中心であった中盤の深澤を谷本に交代。
この交代で(多分)攻撃時も4-4-2に移行して、リスクを多少犯してでも攻撃態勢にシフトしてきた。
個人的には今日もいいプレーを見せていたので、深澤が去ってくれたのは助かったと思った反面、もう少しプレーを見ていたかった気持ちもあった。

ただ交代策を打ったが、愛媛の攻撃が劇的に改善したという感じではなく、監督が狙っていたサイド攻撃もほとんどなりを潜める。
交代で入った藤本や田口の2トップにボールが入っても、後ろからの押し上げがなく、周りに誰もいない状態となり、FWが孤立してしまっている事が多かった。


そして大宮も60分、前線を3枚交代。ラッソ、カプリーニ、津久井という強力な三人を入れて、愛媛を仕留めにかかる。相手からしたら、後半途中から入ってくるメンツじゃあないよなー。

ラッソのキープ、カプの持ち運び、津久井の直線的ドリブルで、交代選手が期待通りの活躍で愛媛に圧をかける大宮の追加点は70分。
右からのスローイングの崩れから高い位置でセカンドボール争いに勝って、ペナ内に押し込んだところ、愛媛DFのクリアが味方に当たって生じたこぼれ球を、カプリーニが豪快に蹴り込んで追加点!
味方に当たったという事で愛媛としては不運でもあったが、あそこまで人数かけて押し込んだ大宮の圧力勝ちの得点だったかな。セカンドボール拾えたのも押し込んで人数かけられていたってことだしね。

何にせよ、愛媛が攻撃の手が中々ない中での追加点という事で、これで大宮としては大分楽な展開に。


79分には大宮サポが待ち望んでいたシルバが、谷内田と交代で満を持してピッチに。
そして入ってすぐの83分、中盤でスライディングでボールを奪ったシルバ。そこからカウンターが発動し、3対2を作り出してカプリーニが右サイドの津久井へパス。その津久井が右足を強く振り抜いて、対角に突き刺さる豪快なゴールを決めて、0-3になったところで試合あり。

最後は危なげなく愛媛を退け、見事大宮がクリーンシートで勝利を飾った!



雑感


前半じっくり構えて相手をいなし、後半交代選手で押し切った
、理想的な展開の試合であった。
今後のことを考えても、得失点を+3できたのも非常に大きかった。

前半はリスクを犯さずに相手のやり方を見ながら、徐々に修正していってペースを掴んだ形に。
特に相手が前に前に来るってとこを見通して、バックパスなどで走らせて疲労させたた事が、後々になって、愛媛のプレスの足を止めたことに繋がったんじゃあないかな?
1点目なんかも、うまい具合いに愛媛を大宮陣地に引き寄せたところを裏返して、リスクをそんなにかけないカウンターで仕留められたのもうまかった。あ、泉のカットインシュートが美しかったのは言うまでもないんだけどね。

そして後半から入ったメンバーもそれぞれ活躍
・ラッソ:前線でボールをキープ
・カプ:ボールの運び屋に加え、相手の隙きを見逃さず追加点を得る
・津久井:今日もボールを持ってからの縦突破が効いていた。豪快シュートもよき
・健勇:今日はFWでなくSHに入る。短い時間ながらロングボールの受け役となる

そしてシルバ
3月末に怪我して、GW明け頃には帰って来るだろうと思いつつ、いつの間にか8月になってしまっていたが、とうとうここに復活!
石川が長期離脱の中、中盤でデュエルができるシルバの復帰は本当に大きい!

シーズン序盤は、ポジションニングのよさを基に、中盤の潰し屋として大活躍し、チームの快進撃を支えていたシルバ。
今日も3点目の起点となったボール奪取であったり、機を見て前線に上がっていって攻撃に絡んだり、積極的にミドルシュート打ってたり(顔面で受けた相手は大丈夫だった…?)、短い時間ながら存在感を示しまくってくれた!

コンディションが100%なのかはわからないけど、次戦は小島が累積で出場停止なので、早速シルバスタメンもあるかもっすね!


まぁとにかく、今日は交代選手がそれぞれ強さと怖さを見せて、愛媛をその圧で押し切った感じの試合となった。

じゃあ前半のメンバーが駄目だったかというとそんな単純な話ではなく、前半は前半で、リスクを犯さない中で相手の出方や隙きを伺ったり、相手を走らせて疲労させたり、守備を固めたりと、役割がまた全然違うので、出場メンバー全員がそれぞれ役割を全うしたって感じかな。
0-0の早い状況で下手にリスクを犯して失点しても意味ないしね。

この辺りのそれぞれの役割に関しては、試合前からテツさんがその意図を全員に叩き込んでいるはず。

今日は試合展開を事前に読んで、後半に仕留めに行くプランがうまい具合にハマり、狙い通りの流れに持っていけたんじゃあないかな。

ただ、選手層がJ2の中でも厚いチーム (例えばジュビロ磐田とかV・ファーレン長崎とか)相手だと、また戦い方とかメンバーも変えてくるとは思うんだけどね。

ということで、千葉に負けてズルズル行ってしまうかもしれないとこを食い止め、これで順位は4位に再浮上。
水戸ホーリーホックも敗れ、2位以内確保のためにもここで上位に振り落とされないように粘っていきたいですね!

(あと3日で補強期間終わるけど、何か動きはあるのかな…?)


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