Y字路35
15章 相棒よ
吉野が独立したいと告白した時からしばらく時間が経過していた。
その間も吉野には仕事が入ってきており、2人はそれなりに忙しかった。
山川は悩んでいた。いつかは独立を受け入れるつもりだったが、受け入れるにはなぜか勇気が必要だった。
結局山川が結論を出したのは2人が初めて出会ってからちょうど11年目を迎える日だった。
その日は山川が吉野を例の居酒屋に呼んだ。
吉野:あ、おまたせ〜
山川:ううん、全然待ってない
吉野:単刀直入に言うね。話して欲しいやまさんの気持ち。
山川:うん。
山川:私はやっぱりよしちゃんとこれからも仕事がしたい。だけど、よしちゃんが私との関係が窮屈だと感じて、よしちゃんの魅力が発揮できなくなるのは困る。そこで考えた。私が女優吉野喜美にできること。
マネージャーとして吉野喜美を支えること。それももちろんできること。
でもそれ以上に私は吉野喜美が大好き。1人の女優として、1人の人間として。
そしたら「ああ、私が一番できることは吉野喜美を応援することだな」って。
やっと決心できた。
吉野喜美さん、私はあなたの考えを尊重します。
吉野:独立していい、ってことだよね?
山川は静かに頷く。
吉野:やっとやまさんの気持ちが聞けた。
今の関係解消することが私たちにとっていいことなんだと思う。
山川:寂しいけどね。よしちゃんが苦しむまでこの関係である必要ないって自分に言い聞かせてる。
いつ表明する?
少し日が空きました、お久しぶりです🙇♀️
最近疲れやすくついつい投稿を先延ばしにしてしまいました🥲
さて、ついに独立を認めた山川さん。自分の思いも大切にしたい。でもそれ以上に大好きな相方のことも大切にしたい。
選択を迫られることは、生きていく中で悩ましいことの一つだなと作者は書きながら改めて感じました🙄(36へ続く)
前回までの記事が読めてない方こちらから!
感想・コメントお待ちしています✨
