平場の月を観て
予告編を観た時にあぁこれは観なきゃ、だめなやつだって思っちゃったんだよな・・・
まずは、前回ちらっと触れたとおり
待ちに待っていた星野源が戻ってきたなぁと
思ったけど、彼だけじゃない。
わたしの好きな「堺雅人」も戻ってきたのだよなぁと思ってしまったんだよなぁ。
はじめましての堺雅人さんは「ココニイルコト」の
「まっ、ええんとちゃいますか」が口癖のこの役
だった。
だからだろうか、
変わり者の弁護士や熱量のある銀行員の役を演じてるのが自分には何かしっくりこなかった。
飄々として、でも不器用でやさしい役をもっと
演じてくれないだろうかと思っていた。
身近にいそうな人間をもっと演じてほしい。
なんだろう、原作は読んでいないけど
平場の月の彼は、何か「近い」ように感じて
しまったんだよなぁ。
そんなこんなで、サービスデーを利用しての
ひとり映画タイムを過ごして・・・
いま、観終わってみて、率直によかった。
井川遥さんが演じた「須藤」
最初は、井川遥さんじゃなくてもあの年齢で
他に当てはまりそうな女優さんたくさんいるだろう(失礼)と思っていた。
板谷由夏さんとか石田ゆり子さんとか、最近ドラマで見かけなかった井川遥さんが相手役でどうかなぁと思っていたが、あれは井川遥さんでよかった。
強情っぱりで「太くて」(芯が)、ぶっきらぼうな
感じがあまり見たことのない井川遥さんがそこにいて、良い意味で「井川遥」ではなく、「須藤」がそこにいた。
そこには不器用で情けない、でも真摯な青砥がいた
良かった。これがわたしの見たかった、堺雅人さんだった。
「ココニイルコト」では、去ってしまった彼が、
今回は「去られてしまった」
劇的な最期の別れではないが、最愛のひとに
2度も振られてしまった彼に心を痛めた。
上質な恋愛映画、こころに残る邦画
久しぶりに良い恋愛映画を観た気がした。
ここ最近、流れるように動画配信や映画館で映画を観ていたけど、思い切って今回観てよかった。
サービスデーを利用しての気になる映画を観る日々
映画館の一番後ろ側でぼんやり映画を観るのが好きだ。今回の「平場の月」については、
堺雅人さん自身もエンディングまで観て完成する
というようなことをおっしゃっていた。
先週からずっと聴き続けていた「いきどまり」
映画を観てから、余韻に浸りながら聴いたとき
それぞれの立場を思って泣けてきた。
