今日という日は何なんだろう #98
子どもの風邪が
まだ治りかけだった、ある日曜日。
子どもと3人、丸1日家にいた。
夫は朝早くに仕事へ行って、
帰ってくるのは私たちが寝たあと。
つまり今日は、
朝から晩まで3人きりということだった。
子育て歴7年。
経験上、
今日は警戒せよと言っている。
ワンオペ引きこもり休日。
これは私のメンタル的に、
最大レベルの“要注意DAY”。
夕方頃になると、
イライラ、落ち込み、自己嫌悪。
全部が波のように押し寄せる。
これがわかっているから、
体調不良や悪天候以外は、
基本的にどこかへ出かけるようにしている。
でも今日は、やむを得ない。
こうなったら、作戦を立てる。
第1に、食事。
食事の心配がなくなれば、
それだけで随分と気が楽になる。
だから午前中のうちに、
夜ご飯まで準備しておく。
第2に、やることリストを書く。
普段ならわざわざ書かないような、
・お花の水を替える
・子どもの爪を切る
みたいな小さなことまで書く。
やったら潰していく。
それだけで、
“何もできないまま終わった感”
を、かなり減らせる。
そして、
タスクはできる限り午前中に終わらせる。
午後の私は大体、抜け殻だから。
逆に、できなかった時は、
「これ以上無理」と思ったタイミングで、 リストごと丸めて捨てる。
「できなかった」
から始まる自己嫌悪ルートを、
強制終了させるためだ。
そして第3。
1日の中に、
小さなご褒美を散りばめる。
窓を開けて外の空気を吸う。
掃除が終わったら、
大好きなお香やアロマを焚く。
タスクが終わったら、
ホッと一息、ティータイム。
おやつは、
子どもも私も好きなもの。
夜は早めにお風呂に入って、
お気に入りの入浴剤を入れる。
そして、
いつもより早めに寝る。
これで作戦は完璧だ。
もちろん、
作戦通りにいくほど現実は甘くない。
娘はハックションで、
鼻水がだらーん。
大慌てでティッシュを持って駆けつける。
これを何度も繰り返す。
お昼寝に誘っても、
「寝たくなーい。だっこしてー」
と言われて、
楽しみにしていた休憩時間は消える。
結局、抱っこしたままソファで寝落ち。
こんなんだから、
作戦はあってないようなもの。
そして夕方頃、私は毎回思う。
「今日という日は何なんだろう」と。
正直、今日みたいな日は、
プラスは生まれないのかもしれない。
マイナスをゼロに戻すような日。
なんなら、
もっとマイナスになることだってある。
やることは溜まって、
部屋は散らかって、
何一つ思い通りに進まない。
部屋の真ん中で、
膝を抱え、天井を見上げて、
呆然と座り込む私。
俯瞰で見たら、
ちょっと笑える構図。
でもそんな時、
子どもたちを見ると
笑っている。
2人とも、
すごく楽しそうに。
「ママ見てー!」
と、でんぐり返しを披露してきたりする。
「ふふ、よくできたね」
そう言って、
気づいたら私も笑っている。
今日という日は、
何も生み出してなかったのかもしれない。
でも、
意外と後になって思い出すのは、
こんな日だったりする。
何もできなかった私だけれど、
笑ってくれていたその顔を、
私さえ忘れなければ。
それだけで、
今日という日の意味になるのかもしれない。
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