「裁判員」を通じてのご縁
補充裁判員を務めたことで、たくさんのご縁に恵まれました!
1.同じ裁判を務めた仲間
判決の日、裁判員の方々とこのままサヨナラするのは嫌だな、もっとお話ししたいな、こんな気持ちから女性のみに声をかけました。
「帰りにお茶かご飯に行きませんか?」
すると、2人から「ぜひ!」と言っていただき、食事に行きました。
元々普段の生活でも(仕事、プライベートに限らず)、直感で仲良くなりたい、もっと話したいと思う方には声をかけるほうなので、その延長線上で話しかけたのだと思います。
そして、裁判所の近くはあまりよくないと思い、お隣の駅にたまたま行きつけのお店があったので、そこに3人で行きました!
その日は私たちだけで貸し切り状態、マスターも呼ばなければ奥にいたので、裁判のこと(このメンバーでは守秘義務は気にしなくていいし)を喋りまくった気がします。
あの時は1つの仕事をやり終えた達成感もあったと思いますし、それぞれ裁判員を務め終えた思いや、あの時ああだったこうだったと気持ちを共有したり、モヤモヤした気持ちを発散したり、貴重な食事会となりました。
帰りに連絡先を交換し、それからも3人でお花見に行ったり、食事に行ったりしました。
今はそのうちのおひとりとは疎遠になってしまいましたが、もう一人の方とは友達付き合いをさせてもらっています!
今となっては、出会った場所が裁判員制度の場であったというだけで、普通の友人と何ら変わりはありません。
でも、食事に行ったり遊びに行ったりしたときには、必ず裁判員制度の話はするので、ちょっと普通とは違うかな?
2.ブログを通しての出会い
この記事にも書きましたが、選任手続きに呼ばれた時に不安な気持ちを解消するため、裁判員体験談を検索していました。
そこで見つけたブログのひとつに、「私も先日補充裁判員を務めました」と書きました。
するとその方から「体験談を聞かせてほしい」と返信が届いたのです。
違う地域に住んでいる方なのに、わざわざ新幹線に乗ってきてくださり、話を聞いてもらいました。
初めてお会いしたのに、以前から知っていたような親しみを感じたのを覚えています。
昔、ブログが流行り始めたころ、好きなアーティストのことでブログを介して友達になった人がいたことを思い出しました。
その時に言われたのが「文章を読んだ印象と実際に会った印象が同じ」。
確かにその人の書く文章を読んで好きということは、気が合うということに繋がるのかもしれませんね。
価値観が同じ、共感出来る、そういうことなのでしょうか。
ちょっと話がそれましたが、この出会いが、私に数えきれないほどのご縁をもたらしてくれました。
3.異業種の方々との出会い
このブログを通して知り合った方から始まって、ご縁がご縁を生み、これまでの数年間で私はいったいどれほど多くの方と出会ったのでしょうか。
あの頃は、制度が始まってまだ10年も経っていませんでした。
それに、裁判員経験者の声を聞くことが難しかったからなのかもしれませんが(今はネットで検索すると割と多くの体験談を見ることが出来るし、YouTubeで配信されている方もいるようです)、あっという間に多くの方とご挨拶する機会に恵まれました。
いわゆる異業種の方々。
大学の先生、メディアの方、弁護士さん、裁判員経験者などなど。
皆さん、素敵な方ばかりでお話も楽しいし、勉強にもなります!
学生さんとお話をする機会もありますが、皆さんしっかりされていて、私のほうが良い刺激をいただいている感じです。
4.裁判官との再会
あるシンポジウムで、私が裁判員を務めた時の裁判官の方と再会を果たしました。
もう二度とお会いすることはないと思っていたのにです。
嬉しかったのですが、なんとも不思議な感覚ではありました。
せっかく再会を果たしたのに、あまりお話することが出来ませんでした。
ところが、もう1度お会いする機会がありまして、その時にはシンポジウム後の懇親会で正面に座られたので楽しくお話させていただきました。
この時の席の並びもあり得ないような状況でした。
裁判官の方、弁護士さん、横には検察官の方です。
そして裁判員の私がいて、楽しく飲んで食べてお話をするなんて、今思い返しても不思議な時間でした。

検察官の方とお話をさせていただく機会など今まで一度もなかったので、最初はやはり少し近寄りがたいイメージがありました。
でも実際にはそんなことはなく、私が昔遭遇したトラブルを話した際には「勉強になった」と言っていただいたこともありました。
さすがにこんなシチュエーションはもう二度とないと思うので、貴重な思い出となりました。
以上、つらつらと書きましたが、こうして見返してみると、裁判員経験がこんな出会いにつながるとは、本当に不思議な気持ちになります。
