危険な「よい子」を卒業させる処方箋|今日から使える親子の対話スキル丨育児の悩み丨毒親丨アダルトチルドレン丨幼児教育
こんにちは。こんばんは。
シスコ。です。
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さて前回、私の『きょうだい』の話を通して、「よい子」という名のSOSについてお伝えしました。
子育て中のみなさんに、ひとつ質問です。
「どっちでもいい」
「ママが決めて」
お子さんから、そんな言葉が返ってきたことはありませんか?
「えっ、自分で決めなさいよ!」と突き放しますか?
「じゃあ、こっちにしたら?」と正解を与えますか?
前回の記事を読んでいただけた方は、残念ながらこのどちらの対応も、子どもを育む上での「危険」をはらんでいることに……そしてその理由に、すでに気づいていただけているかと思います。
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前回の記事はこちらからご覧いただけます📝
「あぁ、私、思いっきりやってしまっている……」
「うちの子、まさに今その状態かも」
そう思って、不安になった方もいるかもしれません。
でも、安心してください。
履いてますよ。🩲
……じゃない(笑)違うし、古い。
誰も言わないから自分で言うんですが、根はまじめなんですね。ただ、時々フザけないと気が済まないスイッチが入ったり入らなかったりする気質があります。
(なので、みなさんも肩の力を抜いたり抜かなかったりしながら、気楽に読んでくださいね。
これ、子育てでも大事なポイントですよ!)
はい。改めて、安心してください。
気づいた今この瞬間から、お子さんとの関係は変えていけます。
今日は、忙しい毎日の中ですぐに使える
「自分の人生を生きる子」を育てるためのケーススタディをいくつかご紹介します。
Case 1:朝の服選び、どっちにする?
1分1秒を争う、戦場のような平日の朝。
「早く着替えて!」「もう、こっちにしなさい!」
ついつい、親が「正解」を選んで着せてしまっていませんか?
実は、この「服選び」こそが、子どもが一生使える『選ぶ筋肉』を鍛える絶好のトレーニング場なんです。
❌ ついつい言っちゃうNG例
「ほら、こっちの方が可愛いよ!早くして!」
(親が正解を与え続けると、子どもの「選ぶ筋肉」は退化してしまいます)
✅ 子育てスキル発動!
「今日は、青いズボンと赤いズボン、どっちの気分?」
💡 プロのコツ
選択肢を2つに絞る: 幼児期の子どもは、3つ以上の選択肢から選ぶのが発達段階的に難しい場合が多いのです。
「プロセス」を褒める: たとえ上下の組み合わせが変でも、「自分で決めたのね、いいね!」と、決めたプロセスそのものを認めましょう。
🌟 シスコ。のワンポイントスキル
選択肢を与える時は、私たち親が「どっちを選ばれても、まぁ白目で無になれば許せる範囲」の2つを提示しましょう。
でないと、せっかく子どもが決めたのに
「えーそっちにするの?」
「ママはこっちが良いと思ったけどなぁ」
なんてケチをつけてしまい、結局子どものやる気を削ぐことになりかねません(笑)。
「何を選んだか」ではなく、
「自分で選んで、自分で決めた」こと。
そこを全力で「イイネ!」と認めてください。
【実録エピソード】パジャマで登園したSくん
保育者時代、毎朝泣き叫びながら引きずられて登園してくるSくんがいました。お母さんはボロボロ。
理由を聞くと、「パジャマで行きたいとワガママを言って、着替えさせるだけで一苦労なんです」とのこと。
私はお母さんに伝えました。
「明日は試しにパジャマで来てください。
お洋服は袋に入れて持たせてくださいね」
翌朝、ニッコニコで現れたSくん。
彼は、おばあちゃんに買ってもらったパウ・パトロールのパジャマを、どうしても見てほしかったんです。
私はSくんに「パジャマ見せてくれてありがとう!」と伝え、こう聞いてみました。
私:「この大事なパジャマ、汚れたら夜にパジャマとして着られなくなっちゃうね。
お洋服に着替えようと思うんだけど、朝の会の『前』に着替える? それとも『後』にする?」
Sくん:「……朝の会の前に、お着替えする!」
Sくんは、自分で選んで、自分で決めました。
お迎えの時にお母さんへこの様子をお伝えすると、「自分で着替えるタイミングを決められたんだ……」と驚くと同時に、とても嬉しそうにされていました。
でも、お母さんは少し心配そうにこう言いました。
「もし、明日からも毎日パジャマで行くって言い出したらどうしましょう?」
Sくんは「新しいパジャマを見てほしい!」という純粋な想いを今日叶えられたので、毎日続くことは考えにくかったのですが、念のため、
私はSくんに「種まき」をしておきました。
私:「今日、自分でお洋服に着替えるって決めたんだよね! すっごくカッコよかったなぁ。明日の朝は、おうちでママとお着替えする時、どんな服にするか自分で決められる?」
Sくん:「決められるよ!」
私:「じゃあ明日の朝、自分で選んで決めたお洋服を見せてくれるの、先生楽しみにしてるね!」
そう伝え、ハイタッチをしてさようならをしました。
翌日、自分で選んだ服を着て「先生みてー!」と走ってきた誇らしげな笑顔は、何年経っても忘れられません。
Case 2:学校に「行きたくない」習い事を「やめたい」
「……もう、スイミング行きたくない」
「学校に行きたくない…」
その一言を聞いた瞬間、脳裏をよぎる入会金、
月謝、そして「このまま学校に行かなかったり、習い事をやめたら根性のない子になるんじゃ……」という不安。
でも、その不安から来る大人側の感情をぶつけるのはちょっと待ちましょう!
子どもの「やめたい」は、わがままではなく、
実は『自分を守るための大切なセンサー』かもしれません。
❌ ついつい言っちゃうNG例
「せっかく月謝払ってるのに!」
「一度始めたら最後までやりなさい!」
(大人側の都合で納得させようとすると、いずれ子どもは必ず「大人のせい」にするようになります)
✅ 子育てスキル発動!
「そっか、やめたい、行きたくないって思うくらい、何かがあったんだね。何が一番イヤだって感じてるのか、教えて?」
💡 プロのコツ
まずは「共感」。
思うことは自由です。
「やめたいと思うこと」「行きたくないと思うこと」と「実行すること」は別物。
まずはその気持ちを否定せず、「やめる・続ける」「行く・行かない」の結論を急ぐ前に、子どもの「やめたい」「行きたくない」の裏に隠されている本音を紐解いていくことが大切です。
🌟 シスコ。のワンポイントスキル
「習い事をやめたい」「学校に行きたくない」。
このセリフを言われると、「あ〜、ついに来たか……」と、親である私たちはつい身構えてしまいますよね。
習い事でも学校でも、その強い言葉に動揺することなく、まずは子どもが感じた気持ちを否定せず、その想いに共感しましょう。
そこから本音を紐解いていくには、少しだけコツとスキルが必要です。
わが家のケースをひとつ、ご紹介しますね。
【実録エピソード】なわとびテストと我が子の涙
ある日、我が子が「明日は学校に行きたくない」とシクシク泣きながら私に伝えてきました。
ここからは、実際の私たちのやり取りを少し再現してみますね。
母:「そうかそうか、行きたくないのか。どうしてそう思ったの?」
子:「ん〜……行きたくないから」
母:「そっか。でも、きっと何か理由があるよね?」 子:「わかんない」
母:「そうか、とりあえず明日は行きたくないんだね。あさっても行きたくないなって感じ?」
子:「あさっては、まあ行ってもいいかな……」
母:「ほぅ。あさっては良いのね。じゃあ、明日、何か行きたくないほど嫌なことがあるのかな?」
子:(少し考えて、無言で頷く)
母:「じゃ、ママ当ててみよっか? 明日ある嫌なこと当てますクイズ〜!」
子:「え〜、当たらないと思うよ(笑)」
結局、クイズには当たりませんでしたが(笑)、
(当たらんのかい。)
このカジュアルなやり取りで心のシャッターが少しずつ開き、判明した事実はこうでした。
明日、体育の授業でなわとびのテストがある。
自分はお友達のように上手に跳ぶことができないから、行きたくない。
あさっては体育のテストがないから、行ってもいい。
本音は「行きたくない」ではなく、
「跳べるようになりたい。でもできないのが怖くて、自信がない。お友だちはみんなできてるのに自分はできないのが悔しい。」だったんです。
そこから私たちは、時間の許す限り一緒に練習をしました。
練習を終えて我が子と話したあと、
「自分でママと一緒に練習すると決めたこと、
明日その成果を試してみると決めたこと。
ママはあなたのその選択を誇りに思うよ」と寝る前に我が子に伝えました。
少しだけ自信がついた我が子は、次の日学校に行き、無事なわとびテストを受けました。
帰ってきて一言。
「練習したから、今までで一番跳べた‼️ お友だちはもっと跳べてたけど、でも自分の中では一番跳べた日だった!」
私は我が子に伝えました。
比べる対象は、周り(お友だち)ではないこと。
昨日までの自分と比べて、1回でも多く跳べたなら、それがあなたの努力の成果なんだよ。
そう伝えて、「も、もういいよ、ママ……」と控えめにご遠慮されるまで、盛大で最長のハグをした日のことを、昨日のことのように覚えています。
Case 3:宿題をやるかやらないか、自分で決める
「宿題やったの!?」
日本中の家庭で、夕方から夜にかけて最も叫ばれている言葉かもしれません(笑)。
叫べば叫ぶほど、宿題は子どもにとって
『ママに言われてやる、他人事』になっていく……
という恐怖のループ。
❌ ついつい言っちゃうNG例
「宿題やったの!?」「早くやりなさい!」
(命令は、宿題を「親の課題」にしてしまいます)
✅ 子育てスキル発動!
「今日の宿題、何時から始める予定?」
(やらないと言う場合)→「もしやらなかったら、先生に明日なんて言うか決めてる?」
💡 プロのコツ
ポイントは「結末を体験させる」こと。
親は監視員ではありませんよね。やらなくて困るのは子ども自身だと気づいてもらいましょう。
🌟 シスコ。のワンポイントスキル
実際、我が子も宿題をやらない時はやりません!笑。
でも、先生にその理由を自分で説明することを約束させて、あとは任せています。
今までの様子を見ていると、先生によって対応はまさに千差万別です。
「理由なんぞ知らん!やってこいと言ったらやってこい!」 (シスコ。の学生時代は、このタイプが圧倒的に多かったですね。笑)
「理由を聞いて、納得できれば承諾してくれる先生」
「お母さん、ちょっとお話良いでしょうか?とお電話をくださる丁寧な先生」
実は、これこそが一番の『学びのチャンス』なんです。
学校という場所は、様々な生徒だけでなく、様々な価値観を持った先生がいる場所。
「同じことをしても、伝え方によって、相手によって、考え方によって、対応が変わることがある」
この「世の中の縮図」を、子どもが社会に出る前に体験できる絶好のチャンスでもあるのです。
何が良い・悪いかは個々のケースによりますが、
ここで大切なのは「親から先生への関わり方」にもスキルが必要だということ。
ここでの対応を間違えてしまうと、子どもの学びや成長の機会を奪いかねません。
先生との建設的なコミュニケーションのコツについても、今後しっかりお伝えしていきますね。
いかがでしたか?
今日から一つだけでも、対話スキルを活用して、
お子さんと対話してみてください。
その小さな一歩が、「自分の人生を生きる子」を育んでいきます。
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リクエストやご相談も随時受け付けていますので、コメント欄にぜひお気軽にお寄せください🍀
シスコ。
