大相撲 九州場所九日目 「大の里の負けから学ぶ一番―相撲は立ち合いで決まる」
今日は、大の里と義ノ富士の一番を観ました。
結論から言えば、大の里は何もできませんでした。
でも、それには理由がありますす
立ち合いの瞬間——
大の里の当たりが、いつもの鋭さを感じませんでした。
ほんの少し腰が浮いて、肩から力が抜けたような形。
その一瞬を、義ノ富士は見逃さず、胸を合わせて前に出る。

写真「イラスト」の通り、
大の里は右差しの形も作れず、上体が起き、
巻き替える余裕もないまま土俵を下がっていきました。
相撲は0.2秒で勝負が決まる、とはよく言われますが、今日はまさにその典型でした。
とはいえ、これは「弱かった」のではなく、
相手の立ち合いが完璧だったというだけ。
大の里は、こういう負けを糧にして
翌日には必ず修正してくる力士です。
負けた相撲でも、語れることはたくさんある。
むしろ、圧倒された相撲のほうが勉強になる。
そう思わせてくれる一番でした。
素人ながら、ワンポイント解説(笑)
🟥 大の里が「気持ちが弱く見える瞬間」がある理由
✔ ① “差してから強い” 力士だから、立ち合いで崩れると脆い
大の里はもともと、胸を合わせたり、差し手を作ってから本領発揮するタイプ。
→ 立ち合いで完全に負ける
→ 差せない
→ 組めない
→ 体勢が作れない
→ 押し込まれるだけ
→ “気持ちが弱い”ように見える
実際は、
技の発動ポイントを握られたら誰でもこうなる というだけ。
② 追い込まれると「体が起きるクセ」がある
気持ちが弱いのではなく、
体が反応で起きる癖 があるんです。
背中が丸くなり、腰が浮くと、
粘りが効かない=弱く見えてしまう。
これは精神より「姿勢の問題」。
✔ ③ 大の里は“冷静タイプ”なので、必死の形に見えない
炎のように前へ前へ行く力士ではなく、
どちらかと言えば 落ち着いて相撲を取るタイプ。
だから、必死の踏ん張り
感情むき出しの押し返し
こういう“熱い絵”が出にくいので、
負けるときに 「あれ?気持ち負け?」 と見える。
「これは性格の問題ではなく
戦い方のスタイル」
✔ ④ 実際には「気持ちの弱さ」より“経験の浅さ”が大きい
まだ幕内での経験が少ないので、
①相手の研究
②重量級の当たり
③技の潰され方
④初めての相手の癖
などに対する対応力で負けると、
“気持ち”が弱いように見えてしまう。
「でも実際は
技術の引き出しを増やす途中の力士。」
ここは冷静に見たいところですね。
🟩 そして…大の里は「折れないタイプ」
負けた翌日にしっかり修正してくるのが大の里の特徴。
①連敗して沈むタイプではない
②表情や気持ちのブレが少ない
③落ち着いて取り組む
④必要な修正をすぐやる
気持ちが弱い力士なら、ここはできない。
むしろ逆で、
