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飲食店アルバイト50代お局様!!第2話 教えてもらってないことで怒られてスタートする  

お局一号さん第一印象

一号さんはこまごまと私に指示を出したり指導してくれる。
世話焼きタイプのようだ。でもその教え方はなかなか厳しかった。
これはこうやってこうやりますと教えてくれる。
私は話の途中で疑問が沸き上がりこれはこういう事ですか?と口をはさんでしまう。その時きつめの口調で遮られた。
一号さん「まず聞いて!」
私「あっ・・・はい!」
一号「あー、はいじゃないでしょー!かしこまりましたでしょっ!」
ちなみに飲食店での返事は「かしこまりました」で統一されている。
十年以上一人で仕事をしてきた私は怒られた経験が不足している為、人の肉声での怒りに慣れていない。
驚きで一瞬固まる。
え?なに、この人 偉そう・・・先生みたい
私「かしこまりました」
怖い人なのかな?
話を聞き終わるのを待てずに口をはさむのは私の良くない癖だ。
でも忘れないうちに聞いておきたいし。
でも気を付けよう・・・。

 キッチンから「カレーのごはんお願いします!」と声がした。定食のライスはホールスタッフが用意することになっている。一号さんが「ご飯頼まれたらそこにカレー皿あるから計ってよそって。大盛りね。」
炊飯器のそばに秤がありそこにカレー皿を乗せ壁に貼ってある表を見る。
その表には容器の重さにライスの重さを足した合計が書かれている。
大盛りは900グラム・・・ん?ちょっと多すぎない?決められた分量計ったがお皿の上に乗ったご飯はどう見ても大盛りを超えた特盛り状態だ。
「あの・・・これでいいですか?」
と聞くと一号さんが秤の上のごはんを見て
「あーあーあーあー、ちょっとちょっとぉ、なぁぁぁぁにやっちゃってんのぉっ!」
と大きな声で言う。
「もういい、私やるからこのホット10卓に持ってって」と一号さん。
何がおかしかったんだろう?言われたようにやったのに。
後で知ったことだがカレー皿は大と小があり私はカレー皿の小にライスをよそっていたためお皿の重さの分が加算された超大盛になってしまっていたようだ。こんな風に説明もされていない事で失敗し、怒られ、謝るという事が何度もあった。
・・・・知らんがな!ちゃんと教えてくれよ。私悪くないだろ・・・。
にしても一号さんのあの言い方なんとかなんないのかな・・・。
まるでお漏らししちゃった子供を笑うような人を小ばかにしたような言い方に私は傷ついていた。

現場は戦場!怒られている理由もわからないところからスタートするのだ!


嵐のような時間が去ると一号さんは入ったばかりの私を気遣ってかよく話しかけてくれる。
「コマ井さんて結婚してる?」「お子さんは?」
些細な事だが入ったばかりの職場で緊張している私はちょっとした会話で緊張がほどけた。
「女の子一人なの?へー、小3?うちは男三人」と一号さん。
「男の子三人ですか!大変ですね!」と私。
「そうだねー、よく食べるよー」と笑う一号さん。
笑うと目が八の字に垂れて目じりに皺ができて愛嬌がある顔になる。
素敵な笑顔に少し癒される。
さっきは怖かったけど一号さんていい人なのかな?
一日目はそんな感じで瞬く間に過ぎた。

一号さんは一目見た時に押し出しの強いタイプだとわかる強烈な陽のオーラを発していました


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