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飲食アルバイト50代お局様‼第3話 お局2号さん登場と2回のバイトで体脂肪が下がり筋肉量が増えた

二回目のシフトは祝日という事で中々忙しかった。
前入った日とは別のアルバイトの人がいた。ふわりとした明るい色の髪のショートヘア、体系はほっそりしていてパステルカラーのマスクをしている。キレイ目な印象だ。五十代半ばに見える。
彼女もお局様になるので2号さんとしておこう。
二号さんは一号さんに比べるととっつきやすいタイプではなかった。
こちらから話しかけない限り向こうから話しかけてくれるという事は無い。バックヤードでスプーンを拭いている私にトレンチに大量の下げ物を乗せた2号さんが私に言う。
「あっちの方下げ物いっぱいあるからさー、どんどんかたずけちゃって。」
ずいぶんフランクな物言いだな・・・仕事関係でいきなりタメ口って当たり前なんだろうか?年上なら仕方ないのか?私新人だし。理不尽な思いで頭がもやもやしたが私は素直に返事をした。

お局2号さんです。徐々に頭角表していくのでお楽しみに!


 その日はホールに六十歳くらいの男性も働いていた。かなりおっとりした人のようでゆっくりと動く。こんな年配の人も働いているんだ⁉

急ぐという考えが無い人でそのゆるぎないマイペースさに勇気もらってました。


飲食店の従業員ってもうちょっと若いと思ってたけど本当にここアルバイトの年齢層高いな・・・。
いや、アルバイトだけではない。お客さんの年齢層も比較的高めだ。八十どころか九十に手が届きそうなお年寄りもいる。
45年前と同じ木製の家具や照明を使った昭和ノスタルジーを感じさせる内装。そしてオシャレなカフェにはまかり間違っても置いていないようなスポーツ新聞や週刊誌、青年漫画誌が雑誌棚に入っている。
これを目当てに来ているお客さんもいそうだ。
これがファミレスやファーストフードだったら中で働いている人も20代30代になるのだろうか・・・
自分より10歳以上年下の人にタメ口で叱りつけられるよりはマシかもしれない。

 ひっきりなしに新規客がやってきてその案内、スタンバイ、配膳、コーヒー落とし、洗い物、灰皿交換、やることはたくさんある。でも体を動かすことは頭を使う事よりも苦にならなかった。
社長が帰り際声をかけてくれた。
「昨日より動けてました。次も頑張ってください。」
最初はどうなることかと思ってたけど仕事に慣れちょっとだけ自信がついてきた。体を動かす仕事って二十七歳の時の漫画喫茶以来だけどけっこう楽しいぞ。家でこもりきりで声を出すという事がほとんどないから人と会って言葉を交わすのが新鮮だ。コミュニケーションをとるのが楽しい。

 しかもこの後もっと嬉しいことがあった。二回入っただけなのに体組成計に乗ったら体重が減っている。体脂肪率も減って筋肉量がアップしている。つまり痩せた!飲食店のホールスタッフってずっと歩きっぱなしでかなりの運動量だもんね・・・これジム行くよりいいかも!
お金払ってればもったいないから行くけど理由付けてサボってしまうジムより仕事で運動したほうが絶対いい!
お金もらいながら痩せるって一石二鳥でサイコーじゃないか。
私は体組成計が示した体内年齢三十六歳を見てニヤけた。
(つづく)



     


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