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せいろをカビさせた過去を持つわたしの、"せいろ生活"再チャレンジ—『すべてを蒸したいせいろレシピ』から、大根と豚肉のミルフィーユ蒸し

こんにちは。レシピのしおりです。 ▶自己紹介はこちら

ここ数年、SNSなどを中心に「せいろ」の人気が上昇しています。

油を使わず素材そのものの味を引き出せること。重ねて使えば一度に複数のおかずを用意できることなどが「忙しい日々のごはん作りを助けてくれる調理道具」として注目され、いろいろなお店でせいろを見かけるようになりました。

さらに、先週発表された「料理レシピ本大賞 in Japan」では、せいろのレシピ本がなんと大賞を受賞!

そんなせいろブームの中、実は…わたし、せいろを持っていないんです。

正確には前に一度手に入れていたのですが、あまり活用できずにカビさせてしまった苦い過去があります。(言い訳しておくと、料理に関する仕事を始める前のことです)

そんな事情があり、昨今のせいろブームになかなか乗れずにいたのですが、過去の反省も踏まえたうえで、もう一度せいろチャレンジしてみたい。

そう思って、新しいせいろと、料理レシピ本大賞を受賞したりよ子さんの著書『すべてを蒸したいせいろレシピ』(Amazon)を買ってきました。

『すべてを蒸したいせいろレシピ』って、どんな本?

📘 書籍情報

書名:すべてを蒸したい せいろレシピ
著者:りよ子
出版社:Gakken(発売日:2024年9月26日)
ページ数:112ページ
ISBN:978-4058023624
くわしく見る(Amazon)


著者のりよ子さんは自称「せいろの魅力にとりつかれたOL」。2023年からInstagramでせいろ料理を発信し始めたところ、簡単でおいしい蒸し料理レシピが注目を集めました。

疲れて帰った日でも、ありあわせの食材をせいろに入れて蒸すだけでごはんが整う。油を使わず、素材の旨みを逃さない。そんな気軽さと実用性が、日々忙しく過ごしながらも、おいしいごはんを食べたいたくさんの方の支持を得ています。

本書に掲載されているレシピは、家に常備している食材で作れるものが中心。忙しい日はなかなか買い物に行けないことも多いですから、これは嬉しいポイントです。

定番の蒸し野菜や蒸しパンのほか、「こんなものまで蒸せるの?」と驚かされるレシピも盛り込まれています。
たとえば、もち、缶詰、レトルトカレー、冷凍うどん……思わず試してみたくなるアイデアばかりです。

さらにせいろを使いこなしたい人向けに、複数のメニューを同時調理できるせいろならではの使い方を極めた章もありますよ。

せいろの使い方についても、購入後の最初のお手入れから使用の流れ、お手入れ方法まで説明されていて、せいろビギナーの方でも安心して使えるよう配慮がされています。

また、せいろを持っていない人でも蒸し料理に挑戦できるように、フライパンや鍋+蒸し器で作る「かんたん蒸し」レシピも掲載。せいろの所持にかかわらず、幅広い人が手に取って活用できる内容になっています。


大切にするからね…(無印良品の大サイズを買いました)

せいろをカビさせた当時を振り返ると、わたしがせいろを活用できなかった理由はいくつかあります。

サイズが小さくて一度にたくさんの食材が入らなかったこと、作りたいレシピがあまり見つからなかったこと。そして窓がなく、湿気のこもりやすいキッチンで乾かしにくかったこと。

そんな環境の中で、せいろをうまく使いこなすことができなかったのです。

それ以来、我が家ではステンレス製の蒸し器を使い続けてきました。

けれど今は、料理の仕事を続ける中でキッチンの環境も整い、せいろを生かせる下地はあるはず。

せいろレシピの本もたくさん出版されているので、作りたいレシピもきっと見つかり、せいろを活用できると信じています。


きょうの「レシピのしおり」

今回はこの本から「豚バラと大根のミルフィーユ蒸し」のページにしおりをはさみ、せいろとステンレス蒸し器の両方で作ってみることにしました。

材料は大根、豚バラ肉、まいたけ、しょうが。大根としょうがは薄切りにして、豚肉は食べやすい大きさに切りましょう。

下に敷いているのは無印の「せいろ用シリコーンシート」です

大根と豚肉を交互に重ね、せいろのふちに沿って円形に並べます。

レシピではしょうがも一緒に重ねて並べるのですが、今回は小さな家族と一緒に食べるため、一部にだけしょうがをはさみこみました。

まいたけがお花みたいできれいですね

円の中心にまいたけを並べたら、蒸す前の準備はすべて完了です。

ステンレス蒸し器にも同じように材料を並べました。

なかよくコンロに並んでいるのがかわいいですね

湯を張ったフライパンに蒸し器を乗せて、強火で15分ほど蒸したら完成です!

蒸し時間が多少曖昧でも、食材が焦げ付く心配がないのが蒸し料理のいいところですね。(お湯が蒸発しきってしまうことには注意が必要ですが)

せいろのふたを開けると、木の香りと、しょうがのさわやかな香りがふんわり立ちのぼります。

このいい香りの湯気が、せいろ調理の醍醐味ですよね。

おろしポン酢で食べました

たっぷりの蒸気で蒸した豚肉はしっとりとやわらかく、薄切りの大根はほどよい歯ごたえが残っている状態で、甘みが引き出されています。

そして、薄切りのしょうがは生のときの刺激的な辛みがやわらぎ、さわやかな香りが際立っています。豚肉の脂を中和してくれて、さっぱりと食べられました。

ステンレス蒸し器で調理したほうも、豚肉と大根、しょうがの絶妙なバランスはせいろと同じでおいしい!

ただやはり、木の香りがないのは若干物足りなく感じました。


せいろとステンレス、どう使い分ける?

2種類の蒸し器で作った「豚バラと大根のミルフィーユ蒸し」を食べながら、それぞれの蒸し器の魅力や使い分けについてつらつらと考えてみました。

ステンレス蒸し器は底面が穴あきプレートになっていて、蒸気は均一に上がってくるものの、水滴が落ちるスピードはゆるやか。そのため、仕上がりに少し水分が残る印象でした。

一方でせいろは底が竹のスノコ状になっているため、蒸気や水分がすっと抜けやすく、食材の下に水がたまることがありません。そのぶん仕上がりは軽やかで、べたつきにくいのが印象的でした。

また、木の香りを楽しめることと、蒸し上がった料理をそのまま器として食卓に出して映えることは、せいろならではの良さだと思います。

お手入れに関しては、食洗機にポンと放り込めるステンレスはやはり魅力的。せいろも軽い水洗いだけなので決して難しくはありませんが、洗ったあとは水分をきちんと飛ばす必要があります。

脂の多い豚バラブロックなどはステンレス、魚や野菜、シュウマイなどはせいろ。気軽に扱える相棒としてのステンレスと、食卓に華やかさを添えるせいろ。それぞれのよさを私なりに理解できました。


今の住まいはキッチンに窓があるので、こうして乾かすことにしました

今回、「すべてを蒸したいせいろレシピ」を購入したことで、せいろのある生活のイメージがぱっと眼前に広がりました。

せいろの良さを改めて認識したうえで、ステンレス蒸し器との違いも実感できたし、活用イメージはバッチリ。

一度は手放したせいろだけれど、「もう一度、ちゃんと使ってみたいな」と思う気持ちが強くなってきました。
わたしの“せいろ生活”、この本をきっかけに新たな一歩を踏み出せそうです。


📘 書籍情報のおさらい

書名:すべてを蒸したい せいろレシピ
著者:りよ子
出版社:Gakken(発売日:2024年9月26日)
ページ数:112ページ
ISBN:978-4058023624
くわしく見る(Amazon)


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