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かりんとうは、ここまで今っぽくなれる―型抜きとレモン風味で装う『あたらしい米粉おやつ』レシピ

2月の終わりに、楽しみにしていたお菓子のレシピ本が届きました。

ページをめくっていたら、知っているはずのお菓子が、見たことのない顔をしていて、思わず手が止まりました。

今回はそんな新しい「かりんとう」を作ってみたお話です。


『あたらしい米粉おやつ』って、どんな本?

「大人のおやつ」の次は、「家おやつの新定番」

前作は「大人の米粉おやつ」というタイトルの通り、バターやフルーツをたっぷり使ったリッチなおやつや、洋酒・コーヒー・スパイスといった、年齢を重ねてからこそ楽しめるアクセントが効いたおやつのレシピが並ぶ一冊でした。

米粉のサクサクした軽さに、大人だからこそ楽しみたい贅沢さを重ねたレシピの数々は、おやつ作りをより楽しいものにしてくれました。

レシピのしおりでは、バレンタインにあわせて作ったティラミスケーキをご紹介していました。ふわっと軽いケーキ生地とバタークリームの組み合わせは、何度でも食べたくなるおいしさです。

今作は、タイトルから「大人」が取れて、「あたらしい米粉おやつ」と変わっています。

「グルテンフリーでリッチな米粉おやつ」というコンセプトは共通しながら、大人だけではなく、家族みんなでも楽しめる幅広い年齢向けのおやつが増えた印象です。

表紙に「家おやつの新定番」とある通り、長く活用できる米粉のおやつ本を探している方に、きっとフィットすると思います。

「夜おやつ」と「外おやつ」

前作と同様に「夜おやつ」という大人向けのコーナーがあるので、前作の世界観が好きだった方もご安心を。

そして今作で新たに加わったのが「外おやつ」の章。これからの季節、お花見やピクニックのお供に持っていきたいおやつが並んでいて、見ているだけでお出かけの計画をたてたくなります。

想像力をかき立てられる、意外な組み合わせも

本書はクッキーやケーキといった定番おやつはもちろん、梅干しを使ったポルボロン、チョコレート味のういろう、ビスケットとスコーンの中間の食感が楽しめる「ビスコーン」など、意外性のあるおやつのレシピも掲載されています。

どんな味わいで、どんな食感なのか。レシピを目で追いながら想像する時間は、なんだかクイズを解いているみたいで楽しいんです。おやつ作りに慣れてきた方にも、新しい発見がある一冊かもしれません。

きょうのレシピのしおり「レモンの型抜きかりんとう」

本が手元に届いて、さて最初に何を作ろうか…とページをめくっていたら、かわいらしいペンギンの形のかりんとうの写真に目が止まりました。

レモンの風味をつけた米粉の生地をクッキーのように型抜きして油で揚げ、砂糖のみつをからませて作るかりんとうです。

かりんとうといえば、どこか懐かしい和のお菓子というイメージ。そこにレモンの風味、というのが気になり、まずはこのお菓子を作ることにしました。

レモンの皮で風味づけ

グレーターが欲しい、と皮をおろすたびに思ってはすぐ忘れます

まずは生地の準備です。米粉やアーモンドパウダー、卵などの材料とともに、国産レモンの皮をすりおろして加えます。

粉っぽさがなくなるまで混ぜたらラップではさんで、5mmの厚さにのばします。

好きな型で抜いて、揚げる

クッキーと同じように、お気に入りの型で抜きます。今回はずいぶん昔に無印良品で買った、猫の抜き型を選びました。

型に米粉をまぶしながら抜くと、生地から型がスッと外れやすくなります。

型外しを失敗してしっぽが短くなった子もいますが、そういう個性ということで

同じ型で抜いたはずなのに、顔やしっぽの向きが微妙に違っていて面白いですね。

型抜きが終わったら、低温の油でじっくり揚げます。

揚げたてを食べてみると、外はサクッとしていて、中は少しホロッとやわらかい食感。このままでも十分おいしいです。

みつをかけずにきび砂糖をまぶして食べてもよい、と本にも書いてありました。

残りのかりんとうはきび砂糖で作ったみつをからめて仕上げました。

クッキーでもない、いつものかりんとうでもない新しさ

今にも猫の鳴き声が聞こえてきそうな、かわいいレモンかりんとうができました。

揚げ色や砂糖みつのコーティングに多少ムラが出ても、「猫だもん、一匹ごとに個性があって当たり前だよね」と思えるのがこの型のいいところです。

見た目はほぼクッキーで、学校から帰ってきてこのお皿を見た子どもも「猫のクッキーだ!」と喜んだほどですが、食感や味はクッキーとはまた別もの。

バターなど油脂が入らず生地はあっさりしていて、米粉のおかげで軽いサクサク食感に仕上がっています。この軽い食感とレモンの風味で食後のお腹も重たくなく、いくらでも食べられてしまいそうです。

作るうえでも、生地を休ませる必要がなく、型抜きの途中で生地がダレることもありません。扱いやすい生地だなと感じました。

「おばあちゃんのお菓子」のイメージが強いかりんとうが、今っぽく装いを新たにしたような、そんな印象を受けたお菓子でした。

かわいい型で抜いて作れば、ちょっとした贈り物にもなりそうですね。

家おやつのローテーションに入れたい一冊

今回は油で揚げるおやつを作りましたが、材料を混ぜてあとはオーブンでおまかせ、というおやつのレシピもたくさんあります。

家おやつのレパートリーに加えたくなるような、少しの空き時間で仕込みができるレシピもありますよ。

一方で、特別な日に丁寧に作りたくなるレシピもありますので、さまざまなシチュエーションで活躍してくれる一冊になりそうです。

📘 書籍情報

書名:あたらしい米粉おやつ
著者:創房優
出版社:主婦と生活社(発売日:2026年2月27日)
ページ数:96ページ
ISBN:978-4-391-16707-8


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