2026年、お菓子作り初め。スーパーで買えるおやつが上品なケーキに変身─『パウンド型ひとつで作るたくさんのケーク』キャラメルといちじくのケーキ
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今年はじめてのお菓子づくり。ふだんより丁寧に作りたいなという気持ちがわいてきて、本棚から「パウンド型ひとつで作るたくさんのケーク」という本を取ってきました。今回はこの本についてご紹介したいと思います。
『パウンド型ひとつで作るたくさんのケーク』って、どんな本?

📘 書籍情報
書名:パウンド型ひとつで作るたくさんのケーク -しっとりパウンドケーキ、ふわふわウィークエンド、ごちそうケーク・サレ…et plus!
著者:若山曜子
出版社:主婦と生活社(発売日:2009年12月1日)
ページ数:79ページ
ISBN:978-4391138283
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フランス語でカトル・カール、英語でパウンドケーキ、日本語で四同割(よんどうわり)とも呼ばれるこのお菓子。粉と砂糖と卵とバターをすべて同じ分量で作ることから、この名前がついたそうです。
混ぜて焼くだけなので、お菓子作りとしては比較的簡単な部類に入るかもしれません。手軽にお菓子作りの欲を満たせるので、私もよく作ります。
お菓子の焼き型はそんなにたくさん持っていないけれど、お家にパウンド型はある、という方は多いのではないでしょうか。
この本は、収録されている52レシピをすべて同一のパウンド型で作ることができます。
著者はお菓子研究家の若山曜子さん。パリでパティシエの資格を取得し、現在は書籍や雑誌、オンラインレッスンなど多方面で活躍されています。
本はまず、基本となる「ふんわり」「しっとり」2種のパウンドケーキのレシピから始まります。そこから具材を混ぜたり、粉にココアや抹茶を混ぜたり、ジャムを挟んだりと、様々なアレンジが展開されていきます。
具材の組み合わせもとてもおしゃれで、例えば干し柿とほうじ茶、洋梨とダークチョコ、すだちとコリアンダーなど、若山さんのセンスが溢れる組み合わせのケーキを作ることができます。自分では到底思いつかない組み合わせに、びっくりしたり感心したりする一冊です。
緑茶のケーキや黒糖のケーキ、オレンジジュースとドライマンゴーのケーキなどは、材料も入手しやすく初心者の方も作りやすいのではないでしょうか。
本の後半には、チーズケーキやプリン、ショートケーキなどのレシピも載っていて、本当にパウンド型ひとつあれば様々なお菓子が作れるのだなと驚きます。
本書のすごくありがたいポイントとして、パウンド型のサイズに応じた材料の一覧表がついていることが挙げられます。
パウンド型って実にたくさんの種類がありますよね。この本のレシピは若山さんが愛用している18cmのパウンド型に基づいて書かれていますが、私が主に愛用しているパウンド型は22cm。レシピ通りの分量で作ると、おそらく高さが出ない平べったいケーキになってしまうのではと思います。
この本の冒頭には、4種類のサイズバリエーションに応じた材料の一覧表がついています。一度自分のパウンド型のサイズをしっかり調べておけば、本に載っている材料をその表の通りに加減するだけで、ちょうどいい分量のパウンド生地が用意できるというわけです。
こういった細やかな気配りも、このレシピ本を購入した理由のひとつでした。
きょうの「レシピのしおり」
こちらの本を買ったのは15年ほど前。当時、いつも同じようなケーキばかり焼いていたので、様々なバリエーションを知りたいと思って購入した本でした。
しかし会社勤めや家事などで忙しく、掲載されているレシピをいろいろ試すことができなかったなというのは、ずっと心に引っかかっていました。
時間は流れ、今は自宅で仕事をしている立場。作業をしながらでもお菓子を作りやすい環境が整っています。
15年前の自分ができなかったことを達成すると同時に、2026年のお菓子作り初めを、ぜひこの本で迎えたいなと思いました。

レシピは「キャラメルといちじくのパウンドケーキ」。スーパーやコンビニエンスストアで簡単に手に入る粒キャラメルを使って作ります。子どもの頃から慣れ親しんだお菓子が、どんな味わいのケーキに変身するのか楽しみです。

まずはバターを室温に戻し、砂糖を加えてハンドミキサーで撹拌します。
インスタントコーヒーと粒キャラメルの一部をお湯に溶かしたものを加え、粉類も加えて混ぜました。

湯で戻したドライいちじくと残りの粒キャラメルをあらく刻み、ボウルに加えて混ぜたらパウンド生地の完成です。

パウンド型に流し込み、表面を整えたら、あとはオーブンに任せます。

書き物をしながら待つこと45分ほど。いい色に焼きあがってくれました。
乾燥を防ぐため型に入れたまま冷まし、ラップに包んでしばらく置いてから切り分けました。

生地はほんのりと茶色に色づき、キャラメルとコーヒーの香りがします。断面にはいちじくの果肉が見えますね。

さっそく、ひとくち。しっとりとした食感で、口の中にキャラメルの風味が広がります。味わいに集中すると、あとからコーヒーの香ばしさも感じられました。
ドライいちじくのねっとりとした歯ごたえと甘みがアクセントになってくれています。キャラメルとコーヒー、いちじくってこんなに合うのですね。
スーパーで買った粒キャラメルが、こんなに上品な味わいのケーキになるなんて。
疲れた頭にケーキの甘さがしみわたるようで、今年のお菓子作りは上々の滑り出しだな、と満たされた気持ちになりました。
本で紹介されているレシピには、粉の配合やプロセスについて、若山さんの丁寧なコメントがつけられています。
例えば、フルーツが入るケーキは水分が多いので粉も多めにしていること。粉が多い分混ざりづらいので、2回に分けて他の材料と混ぜること。
また別のケーキでは、軽い食感に仕上げるためにコーンスターチを入れることなど、そのひとつひとつのコメントを読むだけでも楽しく、とても学びが多い本です。
お菓子作りの基本の考え方をしっかりと知りたい、少し手が込んでいても間違いなくおいしいレシピを知りたいという方におすすめの一冊。時間があるお休みの日に、じっくりと向き合いたくなるケーキの本です。

📘 書籍情報のおさらい
書名:パウンド型ひとつで作るたくさんのケーク -しっとりパウンドケーキ、ふわふわウィークエンド、ごちそうケーク・サレ…et plus!
著者:若山曜子
出版社:主婦と生活社(発売日:2009年12月1日)
ページ数:79ページ
ISBN:978-4391138283
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