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スーパーの袋麺が、世界旅行の入り口に─『マルちゃん焼きそば世界の旅レシピ50』から、屋台風台湾焼きそば

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スーパーで必ずといっていいほど見かける、マルちゃん焼きそば。今回は、このマルちゃん焼きそばの偏愛本をご紹介します。

『マルちゃん焼そば 世界の旅レシピ50』って、どんな本?

📘 書籍情報

書名:マルちゃん焼そば 世界の旅レシピ50
著者:小松友子(Bonちゃん先生)、塩崎省吾
出版社:イカロス出版(発売日:2025年10月29日)
ページ数:112ページ
ISBN:978-4802216210
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みなさんは「マルちゃん焼きそば」食べたことがありますか?

きっと多くの方が「ある!」と答えてくださると思います。

わたし自身も、子どもの頃から慣れ親しんできた商品で、休日のお昼ご飯はだいたいこの焼きそばでした。

大人になって自分で料理をするようになり、家庭をもってからも、マルちゃん焼きそばはお昼ごはんの常連メニューのひとつです。

いつも作るのは付属の粉ソースを使ったオーソドックスな焼きそばか、せいぜい味付けを変えた塩焼きそば、野菜が余っているときのあんかけ焼きそば。

いつも同じような焼きそばばかり作っていたように感じます。

こちらの本は、焼きそば研究家の塩崎さんの監修のもと、世界の名物料理をマルちゃん焼きそばで再現できる、幅広いアレンジレシピが50種類も収録されています。

章立ては大きく分けて三つ。まずは世界の焼きそばと麺料理を、マルちゃん焼きそばで作る章。

そして、ピザやサラダなど、麺料理に限らない世界の名物料理をマルちゃん焼きそばでアレンジする章。

最後に、日本のご当地焼きそばをマルちゃん焼きそばで作るという、国内に目を向けた構成となっています。

さらにマルちゃん焼きそばのメーカーである東洋水産の方のインタビューなども載っていて、焼きそばが好きな方にとって充実した内容の一冊です。


今回わたしが特に目を向けたのは、第一章の「焼きそばと麺料理をマルちゃんで作る」章です。

香港や台湾、上海などで親しまれている焼きそば料理をはじめ、タイのパッタイ、インドネシアのミーゴレン、イタリアのカルボナーラ風パスタなど、実にさまざまな麺料理を、すべてマルちゃん焼きそばで作れるようにアレンジされています。

焼きそば麺だけを抜き出して活用するというものではなく、付属のソースもしっかり使うレシピもあり、「こんなふうにソースを使うんだ!」と新たな発見がありました。

また、麺だけを使うレシピを試した後も大丈夫。余ったソースの活用方法もきちんと紹介されているので、無駄なく使い切れます。


きょうの「レシピのしおり」

今回は第一章の冒頭、「屋台風台湾焼きそば」をマルちゃん焼きそばで再現するページにしおりをはさみました。

こちらは台湾の屋台などで、地元の人たちの朝ごはんとして親しまれている焼きそば料理なのだそうです。

それでは、実際に作っていきましょう。

マルちゃん焼きそば、今年で50周年!おめでとうございます

今回使うのは、塩味のマルちゃん焼きそばです。

まずは味の決め手となる「スワンロンジャン(蒜蓉醤)」を作っていきます。小鍋にごま油を熱してにんにくを炒め、砂糖などを加えて完成です。

次に、麺に乗せる肉味噌作り。豚ひき肉を炒めて、醤油やオイスターソースなどで甘辛く味付けします。

あとは麺の準備です。この料理は「焼きそば」という名前ではありながら、炒めないのが特徴。

台湾では麺ともやしを茹でて、調味料と和えただけで作る方法が一般的だそうです。

今回は耐熱容器に焼きそばを入れ、少量の水を加えてレンジで蒸しました。麺が温まってほぐれたら、付属の塩味のスープを混ぜ合わせて、麺の準備は完了です。

盛り付けに入ります。レンジで蒸した麺と茹でたもやしを重ね、上からスワンロンジャンと肉味噌をお好みの量かけたら、別に用意していた醤油卵をトッピングして完成です。

麺をレンジで蒸すだけで炒めないので、驚くほど簡単に作れました。普通の焼きそばを作るよりも、調理時間は短かったと思います。

スワンロンジャンのにんにくの香りと、肉味噌の醤油の香りが食卓にただよい、いますぐ食べたい!と箸をもってソワソワ。

それでは、さっそくいただきましょう!

甘辛く味付けた肉味噌と、あっさり塩味の蒸し麺が調和して、優しいけれどしっかりとしたおいしさを感じます。茹でたもやしのシャキシャキ感が食感のアクセントになっていていいですね。

食べている途中で「追いスワンロンジャン」をすると、食べ応えがぐっとアップします。お好みでレモン汁をかけても、良い味変になりますよ。

いつも食べているはずのマルちゃん焼きそばが、なんだかマルちゃん焼きそばじゃないみたい。

友達の意外な一面を見たときのような、少しドキドキした気持ちで食べ終えました。

こうした「なじみがある食材の知らない面」を知ることができるのが、偏愛本の面白いところです。


本書は世界の名物料理のほかに、日本国内のご当地焼きそばレシピも充実しています。

有名な富士宮やきそばをはじめ、栃木のスープ焼きそば、仙台麻婆焼きそば、秋田の横手焼きそばなど、調理方法も具材も様々な焼きそばレシピがたくさん。

「日本には、こんなにも焼きそば料理があるのか。そしてここに載っている全部が、マルちゃん焼きそばで作れるんだ!」と驚きました。

ひとつの焼きそば麺から50通りもの料理が作れて、擬似的に世界旅行と日本旅行をした気分にもなれる。そう考えると、スーパーに並んだ焼きそばの袋が、今まで以上に素晴らしい食材に見えてきました。

知っているレシピも知らなかったレシピも、簡単に手に入る食材で作れるとなったら、作らずにはいられなくなるはず。

おうちで料理するのが大好きな方なら、きっと気に入ること間違いなしです。

焼きそば偏愛が詰まったこちらのレシピ本、ぜひいろいろな味の焼きそばを作って楽しんでみてください。


📘 書籍情報のおさらい

書名:マルちゃん焼そば 世界の旅レシピ50
著者:小松友子(Bonちゃん先生)、塩崎省吾
出版社:イカロス出版(発売日:2025年10月29日)
ページ数:112ページ
ISBN:978-4802216210
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