毎日の献立悩み、長谷川あかりさん流の解決方法とは?─『ワンパターン献立』から、アイボリーシチューとコーンのクミンピラフ
こんにちは。レシピのしおりです。 ▶自己紹介はこちら
ここ数回、中国や台湾などのアジアンメニューが続きました。そろそろ洋風の味わいが恋しくなってきたので、今回は買ったばかりの新刊『シンプルだから悩まない! ワンパターン献立』(Amazon)から、シチューを作ってみようと思います。

『シンプルだから悩まない! ワンパターン献立』って、どんな本?
📘 書籍情報
書名:シンプルだから悩まない! ワンパターン献立
著者:長谷川あかり
出版社:ダイヤモンド社(発売日:2025年10月29日)
ページ数:96ページ
ISBN:978-4478118955
▶ くわしく見る(Amazon)
XなどのSNSで、シンプルな手順なのにしみじみとおいしい料理が幾度も話題となっている長谷川あかりさん。今、一番ホットな料理家さんのおひとりではないでしょうか。

私も「ぽいぽいつくねの混ぜごはん」などをくり返し作っていて、長谷川さんのレシピには助けられているひとりです。
本書は、そんな長谷川あかりさんが初めて「献立」をテーマにしたレシピ本だそうです。
わたしがこの本を手に取った理由は、ずっとSNSで長谷川さんのレシピにお世話になっているので、そろそろきちんと本を持っておきたいと思ったのがまず最初のきっかけ。
そして、初めての献立の本ということで、長谷川さんがどのように主菜・副菜・汁物を組み合わせていくのかというところが気になったからです。
献立のレシピ本というと、マンネリを感じないように…と、多彩な献立のバリエーションでページが埋め尽くされているようなものを想像されるかもしれません。
しかし、この「ワンパターン献立」は、そのイメージとは逆のもの。
「献立をパターン化して、マンネリを味方につける」ことが大きなテーマになっています。
パターン、といっても同じものばかり食べ続けるという意味ではなく、作る時間や手間を最小限に抑えることで、自由な時間や心のゆとりを生み出すための仕組み化のお話。
具体的には、使う食材や調理法に一定のパターンを設けて、献立のテンプレートのようなものを使っていきましょうということです。
基本的には肉か魚がひとつ、そして野菜が2種類。この『1肉魚+2野菜』というパターンを基本にして、味付けや調理方法でバリエーションを出していきます。
メインとなるのは平日夜を想定した献立ですが、休日のお昼に役立ちそうな麺料理のページや、いつもより少し時間があるときにぴったりのごちそう献立も。
平日・休日を問わず活躍してくれるそうな一冊です。
きょうの「レシピのしおり」
今回は、本書の最後の章にあるごちそう献立の章から、アイボリーシチューとコーンのクミンピラフを作ってみることにしました。
合いびき肉と玉ねぎ、キャベツで作れる献立で、ちょうど家に全ての材料がありました。休日の昼間に家族で食べるのにぴったりだったのと、アイボリーシチューというネーミングが気になったんです。

まずは合いびき肉と玉ねぎのみじん切りをポリ袋に入れ、料理酒や塩などを加えてよく揉み込みます。

次に、小麦粉とオリーブオイルを小さなボウルでよく混ぜ合わせておきます。これがシチューのルーの役割をしてくれるようです。

厚手の鍋にバターを熱して、大ぶりに切ったキャベツを焼き色がつくまで焼きます。

水や料理酒などを加えたら、ひき肉だねを袋の中からスプーンですくい上げ、袋越しに形を作ってから鍋に入れていきます。もうこの時点で、香ばしいキャベツの焼き目とお肉のいい匂いがしてきます。
肉ダネを全て入れ終わったら、あとは煮込みだけ。煮込み時間が1時間とあるので本の前半のスピーディーな献立よりは時間がかかりますが、基本的にはほったらかしでOK。この間にもう一品のコーンピラフを作ったり、キッチンを片付けたりと、時間を有効に使えました。

煮込みが終わったら塩で味を調え、小麦粉とオリーブオイルを合わせたものを加えて、シチューの完成です。

もう一品のコーンのクミンピラフは、玉ねぎとお米をフライパンで炒め、コーンを散らして水を足して炊き上げるシンプルなもの。シチューの煮込み時間を使って作れるので、2品同時進行もスムーズでした。

ホワイトシチューとブラウンシチューの中間のような、まさにアイボリー色をしたシチューです。
いつもシチューといえば牛乳やクリームなど乳製品を使うものばかりでしたので、それらが入らないアイボリーシチューは、今までに食べたことがない味わいで、とても新鮮でした。

コーンの甘みとクミンの香りのバランスが絶妙なピラフと、シチューのオリーブオイルの風味、合いびき肉から出た強いうまみはベストマッチ。調理は決して難しくないのに、奥深い味わいを楽しめるランチタイムになりました。
煮込み時間こそかかりますが、手間や洗い物は最小限の2品でした。このシチューが「ごちそう献立」の章に載っているのですから、他の章に載っているレシピがどれほど簡単か、おおよそ見当がつくのではないでしょうか。
わたしが長谷川あかりさんのお料理で魅力に感じているのが、食材の組み合わせの面白さ。本書でも、「よくこの食材を組み合わせようと思ったなぁ」と感嘆してしまうお料理がたくさんあります。
鶏肉とれんこんのからし塩ラーメン、ツナと切り干し大根の豆腐餃子、ツナと大根おろしのごまスープ…メニュー名を見ただけでわくわくしてしまいます。こうした一品を単品で食卓に取り入れてみるのも楽しいですね。
「マンネリを恐れるのではなく、マンネリを味方につける」という考え方が新しいこちらの献立本。
慣れてくれば、本を見なくても「きょうは豚肉、トマト、ほうれん草でいこう」と、冷蔵庫を見ながら「肉(または魚)1種類、野菜2種類」の組み合わせを自分で考えられるようになることでしょう。
そうなれば、献立で悩んで手が止まる時間はずいぶんと少なくなるはずです。
献立を考えるのが日々の負担になっている方の心強い味方になってくれる一冊だと思います。

📘 書籍情報のおさらい
書名:シンプルだから悩まない! ワンパターン献立
著者:長谷川あかり
出版社:ダイヤモンド社(発売日:2025年10月29日)
ページ数:96ページ
ISBN:978-4478118955
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