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鏡開きに作りたい、お餅の新しい食べ方「たれたれおもち」─漫画『ぱじゃまご飯』から

こんにちは。レシピのしおりです。 ▶自己紹介はこちら

少し長めのお正月休みをいただいていました。会社も学校もはじまり、また日常生活が戻ってきましたね。

今回はお休み明けの肩慣らし、ゆるゆると読みたい漫画『ぱじゃまご飯』のレシピで新年最初の記事をお届けしたいと思います。

『ぱじゃまご飯』って、どんな漫画?

📘 書籍情報

書名:ぱじゃまご飯
著者:わたなべ 萌
出版社:KADOKAWA(発売日:2024年12月20日)
ページ数:176ページ
ISBN:978-4046842565
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主人公は、フリーイラストレーターで一人暮らしの枦山草介(はじやまそうすけ)。パジャマが大好きで、一日中パジャマを着て過ごしています。

といっても、ずっと同じものを着っぱなしなのではありません。

起床後、朝ごはんを食べたら就寝用パジャマを脱ぎ、仕事用のパジャマに着替えるというこだわりぶり。クローゼットには同じデザインのパジャマが何着も並んでいて、深いパジャマ愛が伝わってきます。

そんな草介はパジャマの他に、ごはんが大好き。パジャマ姿で3食のごはんを作り、食べながら、在宅ワークをこなしていくのが毎日のルーティーンです。

メニューは一品完結の作りやすいものが中心。コンビニのおにぎりや市販の冷凍食品のアレンジなど、市販品をおいしく食べるメニューもあります。

たまに少し手の込んだものを作る回もあって、簡単・お手軽だけでは終わらないのが良いバランスだなと思います。

分厚くてリッチなホットケーキを作ったり、喫茶店でおいしかったオムライスを再現したり、人から聞いたパラパラチャーハンのレシピに挑戦したり。

春の山菜で混ぜご飯を作って季節を楽しむ回もあり、食べることを前向きに楽しむ感じに好感を持ちました。

そして嬉しいのが、各ストーリーの最後に作中の料理のレシピが掲載されていること。気になったメニューを実際に作って楽しむことができます。

そうそう、草介のうちには猫の「おでんちゃん」がいます。料理中にちょっかいをかけたり、おひざでくつろいだり。その仕草がとてもかわいいので、猫好きさんにもおすすめの漫画ですよ。


きょうの「レシピのしおり」

そんな『ぱじゃまご飯』の中から、今回実際に作ってみたのは、お正月の「たれたれおもち」です。

お正月に実家へ帰省していた草介。帰宅して仕事始めの日の午後に、実家から持ち帰ったお餅で、子どもの頃によく食べた「たれたれおもち」を作ろうとキッチンに立ちます。

まずは小鍋でお餅を茹でてやわらかくします。電子レンジで加熱しても良いそうなので、ここはお好みの方法でどうぞ。

お餅を茹でている間に、たれも作りましょう。

砂糖と水を鍋にかけてとろみがついたら、醤油をたらり。よくかき混ぜます。

やわらかくなったお餅を皿に盛り、上からたれをかけたら、もう完成。醤油の香ばしい匂いが、キッチンいっぱいに広がります。

とろみのあるたれが、ゆっくりとお皿に広がっていきます。あたたかいうちにいただきましょう。

ひと口食べると、とろみのある甘じょっぱいたれがやわらかいお餅にじんわりと絡みます。もちもち、とろとろの食感が口の中で一つになる感じ。

みたらし団子に似た味わいですが、お団子よりもお餅の方がたれとよくなじんで、より濃厚に楽しめます。

普段は砂糖醤油をからめて食べることが多いのですが、同じ材料でもこんなに印象が変わるんですね。砂糖のジャリジャリも好きですが、たれたれおもちのとろとろ感もいいですね。

できたてのたれたれおもちを食べながら、本の中で草介が「子どもの頃、冬の朝はこれが楽しみだった」と回想していたのを思い出しました。

実際に食べてみるとその気持ち、すごくよくわかります。

ぬくぬくの布団を飛び出して寒い廊下を駆け抜け、暖かい部屋で食べるたれたれおもち。さぞおいしかったことでしょう。

実際に子どもにもおやつに食べてもらったところ、「これは朝ごはんに食べたいな」と言われました。さらに、自分でお餅をあたため、残ったたれにからめておかわりを作っていたので、相当気に入ったようです。

ちなみにアレンジ例として、静岡県の郷土食「おはたき餅」で作るレシピも掲載されていました。

おはたき餅はうるち米で作られた伸びないお餅。さっぱりとした味わいで、味を吸いやすいため、たれたれおもちにぴったりなのだそうです。

今回、おはたき餅バージョンも試してみたくて買えるところを探したのですが、入手することができず残念でした。

静岡方面に旅行することがあったら、おはたき餅を探して、もう一度作ってみたいと思っています。


基本的には草介ひとりで進行するこちらの『ぱじゃまご飯』ですが、後半には顔なじみのスーパーの店員さんや幼馴染も登場し、三人でパジャマパーティーをする展開に。その楽しそうな様子を見ていると、しみじみと良い漫画だなと思いました。

「一日中パジャマで暮らす」というと、どうしてもだらしないような印象があるかもしれません。でも、リラックスできる格好で、生活を自分のリズムで楽しむと捉えると、少し見え方が違ってきますね。

たれたれおもちを食べていたら、このところずっと「今年の計画を立てよう」「新しいことにチャレンジしなきゃ」と焦っていた気持ちが、おもちのようにやわらかくなったように思います。

1月11日は鏡開き。いつもと違うお餅メニューを楽しみながら、ゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。


📘 書籍情報のおさらい

書名:ぱじゃまご飯
著者:わたなべ 萌
出版社:KADOKAWA(発売日:2024年12月20日)
ページ数:176ページ
ISBN:978-4046842565
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