晩秋に届いたりんごの山が、漫画と重なった日─ 『季節が好きなわたしとマダム』りんごの紅茶煮
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今日は漫画のレシピでひと息入れたい気分。『季節が好きなわたしとマダム』(Amazon)という本をご紹介します。
『季節が好きなわたしとマダム』って、どんな漫画?

📘 書籍情報
書名:季節が好きなわたしとマダム
著者:にいざか にいこ
出版社:KADOKAWA(発売日:2025年4月22日)
ページ数:160ページ
ISBN:978-4046845443
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主人公は、息子と夫のいる女性・キコ。一家である街に引っ越してきたことをきっかけに、近所に住む上品なマダム・節子さんと知り合います。
キコと節子さんは意気投合し、うつりゆく季節の手仕事やレシピを一緒に楽しむ仲に。ふたりの世代を超えた交流を中心に、穏やかな暮らしを描いたコミックです。
私がこの漫画を知ったのは、著者のにいざかさんが投稿した漫画がInstagramのおすすめ欄に流れてきたことがきっかけでした。忙しない毎日の中でこの漫画が流れてくるたびにいいねをして、ついにはフォローもするように。
そんな『わたしとマダム』の漫画が書籍になったと知り、すぐに購入。温かみのある絵柄とおいしそうな料理の写真は、電子でもいいけれど紙で読みたいと思っていたので、書籍化はとてもうれしかったです。
本書は四季に分けた章立てになっており、それぞれの季節に合った手仕事やレシピの数々が、短い漫画形式で紹介されています。
1話はだいたい4〜6ページくらいで、どこからでも読めますし、区切りがつけやすいのも嬉しいポイントです。
私事ですが、今月はこの仕事を始めて以来、一番忙しかったのではないかというくらい手が止まっていなくて、この本を読む時間がホッと一息つける大切な時間になっていました。
今の季節に合ったページを見て「この野菜が出てきたらこれを作ろう」と思ったり、春や夏のページをめくって来年の季節に思いを馳せたりと、つかのまの休息時間を過ごしていました。
きょうの「レシピのしおり」

先日、箱いっぱいのりんごが青森から届きました。知人がりんご農家をやっていて、毎年りんごを買っているのです。
届く時期はお任せしているので、いつも突然、キッチンにりんごの山ができるのがわが家の恒例行事。
そんなわが家の状況と、この漫画の「赤色の偶然」というエピソードが重なりました。
晩秋のある日、キコが袋いっぱいのりんごを買って帰った日に、息子は節子さんから、夫は会社の人から、それぞれりんごをもらって帰ってくるのです。
これに似た出来事は、わたしも何度か経験したことがあります。偶然というのは、重なるものですね。
あっという間にりんごの山ができてしまったキコのキッチンの様子が今のわがやのようで、なんだか笑ってしまいました。
りんごの山を前にしたキコは、一部を煮りんごにすることを思いつきます。キコと一緒に、わたしも漫画のレシピを参考に作ることにしました。

赤い皮のりんご・サンふじを箱から取り出しました。皮をむいて8等分に切り、砂糖とレモン汁、紅茶の茶葉をふりかけて全体を馴染ませておきます。むいた皮も後で使うので、捨てずにとっておきましょう。

紅茶はセイロンティーのティーバッグを切り開いて使いました。

りんごから水分が出てきたら、水分ごと鍋に入れ、とっておいた皮を加えて火にかけます。崩れないようにあまり触らないのがポイントだそう。
途中でひっくり返しながら、水分がなくなり、りんごの端が透き通ってくるまで煮たら完成です。

わたしは少し煮汁を残した状態で火を止めて容器にうつし、一晩冷やしておきました。

キコはバニラアイスを添えて食べていましたが、わたしは水切りヨーグルトとナッツのはちみつ漬けを添えました。

平日の朝ごはんのデザートには少し豪華な、煮りんごのプレートが完成しました。

りんごの皮の色を反映したピンク色、控えめな甘さと紅茶の香り。少し大人の表情の煮りんごに仕上がっています。
紅茶の茶葉と一緒に煮込みましたが、苦味は出ず、紅茶の深みだけがりんごに染み込んでいます。水切りヨーグルトやナッツのはちみつ漬けとの相性もいいですね。
りんご特有のくったりした食感と、内側の方に程よくシャキシャキとした生の食感も残っており、二つの食感を同時に楽しめる煮りんごになりました。
この漫画の四季の手仕事は、料理以外の描写もとても素敵です。
クローゼットの整理をして夏の装いに合うスカーフを選んでみたり、梅雨の季節にあじさい色のコーデを組んだり、朝早くに集まって朝食会を開いたり。
「丁寧な暮らし」と一言でまとめてしまうとその通りなんですが、世代を超えたマダムとキコの交流の様子を通して描かれることで、「丁寧な暮らし」という言葉に厚みや温もりが加わります。
読んでいると、こんな素敵なマダムが身近にいるキコが羨ましくなってしまうほどです。
そしてわたしも、いずれ誰かにとってマダムのような存在になれるといいなとも思います。若い世代の人になにか伝えられるものを、自分の中に蓄積していけたらいいなと。
節子さんを見習って、わたしも季節をもう少し楽しめるように、心の余裕を持ちたいなと思います。忙しい毎日、ホッとひと息つける漫画が読みたいという方におすすめの一冊です。

📘 書籍情報のおさらい
書名:季節が好きなわたしとマダム
著者:にいざか にいこ
出版社:KADOKAWA(発売日:2025年4月22日)
ページ数:160ページ
ISBN:978-4046845443
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