讃岐忌部氏の拠点だった香川県三豊市豊中町と大麻山の古墳。 忌部神社、麻部神社、粟井神社、大麻神社。 阿波忌部氏と協力して讃岐平野に麻を植えて開拓した。
こんにちは。
トリリンガル讃岐PRオフィサーのモリヨシナリです。
今回は、香川県三豊市豊中町を拠点としていた讃岐忌部氏についてです。古代、阿波忌部氏と協力して讃岐の西讃から東讃に麻を植えて開拓した讃岐の有力氏族でした。大麻山周辺に忌部氏の古墳が残っています。
ご参考ください。

讃岐忌部氏とは?
讃岐忌部氏は、手置帆負命(たおきほおひのみこと)を祖神とする、日本各地に分布する忌部氏の一族です。
忌部氏は、古代の祭祀や神事に深く関わった氏族であり、特に麻や木材などの生産、加工技術に長けていました。
手置帆負命と忌部氏の役割
手置帆負命は、天照大神が天岩戸に隠れた際に、天御量(あまつみはかり)を用いて木を伐採し、瑞殿(みずのみあらか)を造営したと伝えられています。
忌部氏は、祭祀に必要な道具や神殿の建設に携わり、古代の祭祀を支える重要な役割を担っていました。
讃岐における活動
讃岐忌部氏は、矛竿(ほこさお)の材料となる竹を求めて、現在の香川県三豊市豊中町笠田竹田を中心に移住し、讃岐地方の開発に貢献しました。
大麻(おおさ)神社の伝承によると、讃岐忌部氏と阿波忌部氏が協力して麻を栽培し、讃岐平野を開拓したとされています。
讃岐忌部氏は、麻や穀物の栽培技術を伝え、地域の産業発展に貢献しました。
香川県内には、麻部神社や粟井神社など、忌部氏ゆかりの神社や地名が数多く残っています。
朝廷への貢献
讃岐忌部氏は、朝廷に毎年800本の矛竿を貢納していました。
この貢納は、崇徳天皇の時代まで続いたとされています。
その後の讃岐忌部氏の足取りは定かではないが、高瀬町誌に「讃岐忌部氏は江戸時代の中ごろまで三豊市豊中町竹田字忌部にいたがその後高瀬町上麻に転住し現在に至る」との記述がある。
建築祭式との関連
手置帆負命は、木材加工の神として、建築関係者から信仰を集めています。
上棟式などの建築儀式において、祭神として祀られています。
竹取物語との関連
竹取物語の舞台となった場所との関連性も指摘されています。
物語に登場する「讃岐造」という名前や、香川県さぬき市に竹の特産地があることなどが根拠とされています。
讃岐忌部氏と紀伊忌部氏
讃岐忌部氏の祖神・手置帆負命と紀伊忌部氏の祖神・彦狭知命は、古語拾遺で並列に書かれています。
両氏族は、同じ祖先を持つと考えられています。
また、千葉県南房総市にも両神を祭神とする神社が存在します。
阿波忌部氏の讃岐国への入植
阿波忌部氏は、農業技術に長けており、讃岐平野に入植し、農業の発展に貢献しました。
大麻神社は、阿波忌部氏との関わりを示す代表的な神社です。
鷲住王は、阿波忌部氏の一派であり、讃岐国造になったと伝えられています。
香川県内の忌部氏ゆかりの神社
香川県内には、忌部神社、粟井神社、大麻神社など、忌部氏ゆかりの神社が数多く存在します。
これらの神社は、忌部氏の足跡を今に伝えています。
古墳群との関連
讃岐忌部氏に関連する古墳群として、御本祖古墳や野田院古墳などが挙げられます。
これらの古墳は、讃岐における忌部氏の勢力を示す貴重な資料です。

大麻山付近の古墳
この付近から積石塚古墳(坂出市)、国定史跡石清尾山古墳群(高松市)にかけての広範囲のベルト地帯は古墳群の連鎖地帯として知られ、大麻山周辺の古墳は国定史跡「有岡古墳群」として指定されている。
その中でも特に「野田院古墳」(のたのいんこふん)は大麻山北西麓標高405メートル、テラス状平坦部の非常に高地にある古墳として知られている。古墳は3世紀後半建造の日本国内最古の形状の前方後円墳で、全長44.5m、後円部径21.0m、後円部高2.0m、前方部幅13m、後円部は安山岩塊による積石であるが、前方部は盛り土によって造られている。その前方部は途中、くびれ部が細く締まっていて最先端でまたバチ状に広くなっていることから、前方後円墳発生期の3世紀後半のものと推測される。
この土地に最初に現れた権力者の墓であると考えられ、高松市まで連なる古墳地帯と併せて当時の香川県一帯の地域集団関係を研究する上で貴重な資料となっている。
麻と神道
麻は、日本の神道と関わりが深く、古代より天皇即位の大嘗祭では麻の織物「あらたえ」が作られてきた。”あらたえ”は、現代においても阿波忌部氏の三木家が作り、天皇へ献上する。
古墳からも麻が出土されており、穢れを祓う紙垂(しで)は古くは麻の枝葉や麻布であったとされるし、神職がお祓いに使う大幣(おおぬさ)は大麻と書き、麻を使用している。ほかにお盆の迎え火の風習がある。
三木家住宅

阿波忌部氏の主な拠点は?
阿波忌部氏の拠点は、現在の徳島県吉野川市周辺にあったと考えられています。
具体的には、以下の地域が挙げられます。
麻植郡(おえぐん):
阿波忌部氏の本拠地として、麻や穀物の栽培が盛んに行われていました。
現在の吉野川市、阿波市、美馬市の一部にあたります。
忌部神社(いんべじんじゃ):
阿波忌部氏の祖神である天日鷲命(あめのひわしのみこと)を祀る神社であり、吉野川市山川町忌部に鎮座しています。
阿波忌部氏は、吉野川流域を中心に、麻や穀物の栽培、祭祀用具の生産など、幅広い活動を行っていたと考えられています。

金毘羅さんとの関連
手置帆負命は、船大工の祖先である可能性が指摘されています。
金毘羅信仰を広めた塩飽諸島の人々は、忌部氏と関わりがあったと考えられています。
讃岐忌部氏は、古代讃岐の発展に大きく貢献した氏族であり、その足跡は香川県内に数多く残されています。
粟井神社

大麻山と古墳
讃岐忌部氏
讃岐忌部氏の拠点だった香川県三豊市豊中町笠田竹田から大麻町

讃岐忌部氏ゆかりの粟井神社、麻部神社




忌部神社、大麻神社


讃岐忌部氏の拠点だった三豊市豊中町笠田竹田と阿波忌部氏の拠点だった麻植郡

矛竿

矛竿

讃岐忌部氏は三豊市豊中町笠田竹田から大麻山にかけて居住していた。

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モリヨシナリのプロフィール
ビジネス英語講師、全国通訳案内士 (英語・中国語)、海外ビジネスコンサルタント
神戸市生まれ、香川県育ち。米国大学経営学部留学マーケティング専攻。
職歴:
大手エレクトロニクス企業にて海外営業職に20年間従事 (北京オフィス所長)
香港、中国にて外資系商社設立に参画、副社長を経て顧問
海外滞在歴:
アメリカ: 2年
シンガポール: 2年
中国: 12年
ベルギー: 1ヵ月
現在の活動:
Bizconsul Office 代表
ビジネス英語講師、全国通訳案内士 (英語・中国語)、海外ビジネスコンサルタント
観光庁インバウンド研修認定講師
四国遍路通訳ガイド協会 会員
トリリンガル讃岐PRオフィサー
保有資格:
英語: 全国通訳案内士、英検1級、TOEIC L&R: 965点 (L満点)、TESOL (英語教授法)、国連英検A級、ビジネス英検A級
中国語: 全国通訳案内士、香川せとうち地域通訳案内士、HSK6級
ツーリズム: 総合旅行業務取扱管理者、国内旅行業務取扱管理者、国内旅程管理主任者、せとうち島旅ガイド
メディア実績:
香川県広報誌「THEかがわ」インタビュー記事掲載
瀬戸内海放送 (KSB) ニュース番組コメント
岡山放送 (OHK) ニュース番組コメント
研修/コンサルティング実績:
観光庁インバウンド研修認定講師として登壇 (香川県善通寺市役所、愛媛県西予市宿泊施設、他)
四国運輸局事業 (訪日外国人観光客向けレンタカー利用調査、アドベンチャーツーリズム他) コンサルタント
香川県主催 瀬戸内国際芸術祭オフィシャルツアー公式ガイド
香川せとうち地域通訳案内士インバウンド研修講師認定試験 面接官

