サッカー強豪校から通信制へ。中身がスカスカになった息子が、自分を取り戻すまでの再設計ログ
はじめまして。碧凪 怜です✨
午前11時。 ゆっくりと家を出ていく息子の背中を、笑顔で見送る。
数日前から、彼は私にミスドのポン・デ・リングや、ご当地グルメのたい焼きをお土産に買ってきてくれています。
そんな、何気ない、けれど奇跡のような穏やかな日常を取り戻すまで、私たちは長く激しい嵐の中にいました。
ほんの少し前まで、彼は「サッカー強豪校」という、一見キラキラとした夢の檻に閉じ込められていたのです。
サッカー強豪校、全日制、寮生活・・・。
そんな高校生の夢の一つである「全国サッカー選手権大会」出場を見据えた息子の選択は、思いがけない方向へと辿る。
その夢の世界の裏側はブラックボックスだった。
入学してから必死に「楽しい」と思い込むように、呪文をかけていた息子。
高体連特有の「勝利史上主義」。
代わりのきく優秀な選手を、
指導者が扱いやすくするための指導。
それは個は活かされず、まるで
「アンドロイド量産システム」のようだった。
息子の魂は悲鳴をあげていた。
地方の高校での寮生活。
そこの学校という村社会の価値観や人間性が、
全ての世界になる。
10代という多感な年齢で接した
先生という大人の存在は、
「大人だから正しい人」
とみなされてしまう対象になる。
遠方での寮生活は、親や家族、友人
その他の大人と接する機会もほとんどない。
その村社会に違和感を感じながらも、
ほとんどの学生は組織に染まっていく。
そうすれば、その中でうまくやっていけるからだ。
逆を言えば、
さもなければ、
その世界で生きていくことはできない。
教員の片手間コーチの教え通りに動けば
評価され、試合に出れる。
その指導が個の育成ではなく
組織の駒であったとしても。
おかしなことも、
おかしいとすらわからなくなる。
この閉鎖された世界で
違和感を持ち続けていた息子は
繰り返し、
心身を壊すようになっていった。
そして次第に、めまいやふらつきにより、まともに立ち上がれなくなる日が増えていく。
そんな変化に無関心な学校。
人間的にも組織も腐っていた。
彼自身の心の声がまだ残っている段階で
自宅に連れ帰った。
年末の事だった。
体格の良い身体は中身がスカスカになっていた。
心はまだ本人らしさを保ちつつも、
おかしな価値観に染まりかけていた。
組織に染まれなかった自分を、
能力がないと勘違いし、責めていた。
心療内科へ連れていくと、
重度の適応障害、と診断された。
一刻も早く環境を変えることが
最大の治療だとわかった。
そして、1年生の1月のこと。転校を決意する。
この時に、単位や制度の問題により
2月から転校するには、
全日制高校を諦めなければならなかった。
選択肢が他にない。
消去法で、やむを得ず通信制を選んだ。
まるで別世界にいってしまうかのようで、
青春からかけ離れていくかのようで
怖かった。
でも、その『絶望の選択』が、
私たちの人生を劇的に変えることになる。
入学してみると、そこは活気に満ち溢れていた。
好きな時間に登校し、好きな時間に下校する。
朝、無理に早起きしなくても良いのだ。
いつも見守ってくれて、
手を差し伸べてくれるスタッフがいる。
生徒とスタッフの関係性がよく
いつも笑い声が聞こえる。
この空間にいて、孤独は感じない。
それぞれが、それぞれのペースで時間を過ごし、
そこは、とても居心地の良い安心できる空間だった。
フットサルサークルがあり、すぐに友達ができた。
サッカーに関しては、学校に慣れていきながら、
クラブチームを検討していく方向性だ。
そんな息子の経験を経て、
日々の動きや洞察を日記に綴っていこうと思う。
同じように、サッカーや全日制に行き詰まっている親子へ
役にたつ記事になれば嬉しいな、という思いだ。
また、通信制高校や、高体連以外のサッカーチームの情報が
世に出回っていないのが現状だ。
私自身、検討する際に、情報がどれだけ欲しかったことか。
世に出ていないのなら、私が出そうと決意した。
現在、これまでの出来事や詳細を執筆中。
書籍として出版する予定ではあるが、少し先のことになりそうだ。
だからこそ、このnoteでは、日々の小さな動きを綴っていきたいと思う。
私自身、通信制高校(サポート校)については、
Noteで見かけた小さな個人の日記が、とても役に立った。
人の役に立つ情報というものは、頂点のざっくりとした専門的な話ばかりではない。
等身大の日々の細やかなことなのだ。
現実と向き合っている最中の気持ちや変化、行動。
そういったものを綴っている日記の中には、体験者だからこそ知る本当に知りたい情報が書かれているものだ。
それは実は世に出ていない
貴重な情報であることが多い。
だからこそ、ここでの私の呟きが
誰かの役に立つかもしれない。
情報を知らないことには、選択肢にすらならない。
「選択肢がたくさんあるんだよ」
と言うことを、私の体験を通して伝えていきたい。
そして、正しい情報を知り、
自分に落とし込み
自分は何を選びたいか、選べるんだ
と言うことを知ることが大切だと私は思う。
そんな人生の再設計の伴走者。
それが私、碧凪 怜のライフワークとなるだろう✨
最後までお読みいただき
ありがとうございました✨
Rei Aonagi 💠
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