記憶に残るセクハラ
私が新卒で入社した会社は日系の大手、いわゆるJTCだった。
昔ながらの大手企業なら、きっとハラスメント防止体制もしっかりしているだろう!と学生当時の私は期待していたのだが、歴史が古いということはそれだけ、古い価値観からアップデートされていない人間もいるということでもある。
実際に友達の話を聞いていても、大手だからといってハラスメントが少ないかと言えばそんな訳では無いなと感じる。かといって新興ベンチャーがコンプライアンス的に須らくホワイトかと言えば、当然そうではないだろう。
未だにこれの正解にはたどり着けていないし、多分正解なんて無いので、学生が見極めるなんてのは絶対に無理な話である。
私は高圧系パワハラに対しては、たぶん割と耐性がある。新人の頃は毎日のように「お前は本当に使えねえなあ」だの「このバカ」だの言われたり、怒鳴られたりしていた。「お前」って時点でこのご時世アウトだし、その気になれば1週間でパワハラの証拠は十二分に集められると思ったら、意外と耐えられた。
一方で、無視したり曖昧な叱責を繰り返したりするネチネチ系パワハラには弱かったらしく、現職ではこれに参ってしまったけれど・・・。こういうのは証拠も掴みにくいし、本当に厄介だと思う。
セクハラについては、飲み会で無理やり触られたり、「タイプの男性は?」みたいな質問から下ネタへ誘導しようとしたり、そういう男と対峙したことのある女性は多く居ると思うし、私としては幸いその程度だ。
ただ1つだけ、記憶にいつまでも残っているセクハラがある。
新卒1年目の頃、何かの用事で偶然、営業課長と2人で車に乗っていた。
👨「男にはなぁ、下手じゃダメなものが2つあんだよ。1つは運転。俺うまいだろ?もう1つは分かるか?」
👧「さ、さぁ・・・分かんないです」
👨「エ〇チだよエ〇チ!」
と嬉々として語り出した。
要は、運転ももう一つもうまい俺はイケてる、と言いたかったようだが、もうホントに信じられない。当時23歳の私に、これをうまくかわせるだけの話術は無かったし、ましてや相手が運転している車の中に2人きりである。
結果としては無事に解放されたが、何かの拍子にたまに思い出してしまう。
もっとえぐいセクハラの話は幾らでも耳にするし、レベルとしては全然大したことないんだけど、妙に記憶に残るトラウマの話でした。
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