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第2章
⑥深さとは何か
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「深い人だな」と感じることがあります。
話をしていて、
言葉の重みが違う。
同じことを言っているようなのに、
どこか腑に落ちる。
そんな人に出会うことがあります。
では、その「深さ」とは
一体何なんでしょうか。
知識の量でしょうか。
経験の数でしょうか。
もちろん、それも関係あります。
でも、それだけではありません。
深さとは、
考えた時間の長さなんです。
人は何かに迷ったとき、
すぐに答えを探そうとします。
検索する。
人に聞く。
AIに質問する。
それ自体は悪いことではありません。
便利な時代ですから。
しかし、
深さというのは、
すぐに手に入るものではないんです。
一度考え、
また考え、
別の角度から考え直す。
その積み重ねが、
思考の厚みを作ります。
AIは速いです。
本当に速い。
質問すれば、
数秒で答えが返ってきます。
ですが、
ここに一つの落とし穴があります。
速さは、
深さとは違うんです。
AIの答えは、
整っていることが多いです。
論理的で、
分かりやすい。
しかし、
そこに人生の重みが乗るわけではありません。
人生の重みは、
人が悩み、迷い、
時間をかけて考えたところから生まれるんです。
AIの答えをすぐに採用する人は、
効率はいいかもしれません。
でも、
深さは育ちにくいんです。
なぜなら、
自分で迷う時間を飛ばしてしまうからです。
迷うことは、
実はとても大事なんです。
迷うということは、
まだ答えを手放していないということ。
まだ考え続けているということです。
深さは、
悩みの中で育ちます。
AIは答えをくれます。
ですが、
人生を深くしてくれるのは
考える時間なんです。
AI時代になるほど、
この差は大きくなると思います。
速く答えを出す人。
ゆっくり考え続ける人。
最初は同じように見えても、
時間が経つと、
思考の深さに差が出てきます。
深さとは、
知識の量ではありません。
深さとは、
どれだけ長く考えたかなんです。
そしてその時間は、
誰にも奪えない。
AIがどれだけ進化しても、
この時間だけは
人間のものです。
【格言】
思考の深さは、考えた時間の長さで決まる。
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