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ハイスペ男性はなぜ結婚を決められないのか


― 仕事では即決できる彼が、結婚になると決められない理由を考えてみた

「仕事ではあんなに決断できるのに、なぜ結婚は決められないんだろう?」

彼と付き合っていて、何度も思ったことがあります。

私の夫はいわゆる「ハイスペ男性」です。

金融業界で働き、年収は2500万円ほど。仕事では大きな責任を持つ立場にいます。

仕事では、毎日のように重要な意思決定をしている。

人を動かすことにも慣れている。

何か問題が起これば、情報を整理して判断する。

そんな彼が、

結婚になると、なかなか決められない。

最初は不思議でした。

「私との結婚に迷っているということは、それほど好きではないのかな」

と思ったこともあります。

そして、

「本当に好きなら、結婚なんてすぐ決められるのでは?」

とも思いました。

でも、彼との関係を続けながら話を聞いているうちに、少し違う見方をするようになりました。

もちろん、これはすべてのハイスペ男性に当てはまる話ではありません。

ただ、仕事で成功してきた人ほど、

「結婚したくない」のではなく、「失敗したくないから決められない」

ということがあるのではないか。

私は今、そう考えています。


「決められない=愛情がない」とは限らない

恋愛で一番苦しくなるのは、

相手が結婚を決めてくれないとき、

「私は選ばれていない」

と感じてしまうことだと思います。

私もそうでした。

結婚したい私。

でも、決めきれない彼。

そうなると頭の中では、

「もっと好きだったら結婚してくれるのでは?」

「私に何か足りないのでは?」

「他にもっといい女性がいると思っている?」

と、自分の価値の話に変換してしまう。

でも彼を見ていて思ったのは、

結婚に対する意思決定は、

「相手を好きかどうか」だけで行われているわけではない

ということでした。

特に、人生の重要な選択を合理的に考える人ほど、

好き。

だから結婚。

とはならないことがあります。

その間に、たくさんの変数が入る。


彼の中では「結婚」が巨大な意思決定になっていた

仕事ができる人なら、結婚もサッと決められそう。

私は以前、そう思っていました。

でも考えてみれば、仕事の意思決定と結婚の意思決定はかなり違います。

仕事なら、

市場規模。

売上。

利益。

リスク。

投資対効果。

競合。

ある程度、判断材料があります。

間違えたら、修正できることも多い。

でも結婚は違います。

この人と何十年も一緒に暮らせるのか。

子どもを持つのか。

どこに住むのか。

仕事と家庭をどう両立するのか。

お金をどう管理するのか。

お互いの親とどう付き合うのか。

自分の自由はどう変わるのか。

そして、

この選択をして、本当に後悔しないのか。

数字では答えが出ません。

しかも、「正解だった」と分かるのは何十年も先かもしれない。

合理的に考えようとすればするほど、

結婚はとても難しい意思決定になります。


選択肢の多い人ほど、「これでいい」と決めるのが難しくなる

もう一つ感じたのが、

選択肢の多さ

です。

仕事。

住む場所。

海外。

趣味。

友人。

お金の使い方。

休日の過ごし方。

ある程度、自分の人生を自由に設計できる人ほど、

結婚によって変わるものも多い。

独身なら、

今日は仕事。

明日は会食。

週末は自分の好きなこと。

海外に行きたければ行く。

大きな仕事のチャンスが来たら、生活の優先順位を全部変える。

ある意味、自分一人で意思決定できます。

でも結婚すると、

「自分がどうしたいか」

だけでは決められなくなる。

そこに、

「私たちはどうする?」

が入ってくる。

これは、自由を失うというより、

意思決定者が一人から二人になる

ということだと思います。

長い間、自分の努力で人生をコントロールしてきた人ほど、この変化は大きいのかもしれません。


「もっと良い選択肢があるかも」が消えない

これは恋愛に限った話ではありません。

選択肢が多いほど、人は比較できます。

今の会社より、もっといい会社があるかもしれない。

この投資先より、もっとリターンの高いものがあるかもしれない。

この家より、もっといい家があるかもしれない。

そして恋愛でも、

「本当にこの人でいいのか」

という問いが生まれる。

でも、結婚には少し厄介なところがあります。

比較を続けようと思えば、永遠に続けられる。

もっと若い人。

もっと綺麗な人。

もっと家庭的な人。

もっと仕事を理解してくれる人。

もっと価値観の合う人。

世の中にはいくらでも人がいます。

だから、

「もっといい人が絶対にいない」

ことを確認してから結婚しようとすると、

永遠に決められない。

結婚は、

最適解を見つける意思決定というより、選んだ相手と解を作っていく意思決定

なのだと思います。


仕事で成功してきた人ほど「失敗」を避けたくなる

彼を見ながら、もう一つ感じたことがあります。

これまで大きな失敗を避けながらキャリアを積み上げてきた人ほど、

人生の大きな意思決定でも、

失敗したくない

という気持ちが強いのではないか。

学歴。

キャリア。

収入。

社会的な立場。

努力して、一つずつ積み上げてきた。

だからこそ、

離婚したらどうしよう。

家庭がうまくいかなかったら。

子どもを持って後悔したら。

仕事に影響したら。

相手を幸せにできなかったら。

そんなリスクまで考えてしまう。

仕事なら、

リスクを洗い出して、対策をしてから進める。

でも結婚には、

リスクをゼロにしてから進むことができません。

どれだけ話し合っても、未来のことは分からない。

つまり、

不確実性を許容しなければ、永遠に意思決定できない。

ここが、仕事の意思決定とは大きく違うところなのだと思います。


そして私は「彼が決められるようになること」を待っていた

ここまで考えると、

私は彼のことをかなり理解できるようになりました。

責任の大きな仕事をしていること。

一人の生活がすでに完成していること。

結婚という選択を軽く考えていないこと。

人生を大きく変える意思決定だからこそ、慎重になること。

「なるほど。だから決められないのかもしれない」

と思えるようになった。

でも。

ここで私は、一つ大きな落とし穴にはまりました。

相手を理解できることと、相手を待ち続けることを、また同じにしてしまったのです。

彼には彼の事情がある。

では、私は?

私は結婚したい。

家庭を作りたい。

子どももほしい。

私の人生にも時間があります。

彼が決められない理由をどれだけ理解しても、

私の時間が止まるわけではありません。

ここでようやく、

「なぜ彼は決められないのか?」

だけを考えていてはいけないことに気づきました。

本当に考えなければならないのは、

「決められない彼を、私はどこまで待つのか?」

だったのです。


「彼がなぜ決められないか」より大切なこと

相手の心理を理解すると、少し安心します。

「嫌われているわけではないのかもしれない」

「彼なりに真剣に考えているのかもしれない」

そう思える。

でも、

相手を理解できることと、

その関係が自分にとって幸せであることは別です。

私はここから、

彼の心理分析ではなく、

「私はこの恋愛をどうするのか」

を考えるようになりました。

ここから先では、

  • 「決められない男性」と「結婚する気がない男性」の違い

  • 私が「待っていい」と考える男性の条件

  • 逆に、待たない方がいいと思うサイン

  • 「いつ結婚してくれる?」ではなく、私が彼と話したいこと

  • 30代の私が「好き」と「時間」をどう考えているか

  • 最後に、私自身が決めなければならないこと

について、実際の恋愛を通じて考えたことを書きます。

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