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ドキュメンタリー映画「THE ORIGIN OF ULTRAMAN」

ウルトラマン60周年記念ドキュメンタリー「THE ORIGIN OF ULTRAMAN」を観てきた。
「ウルトラマン」がどのように誕生し、なぜ今もなお世界中で愛され続けているのか。当時の関係者や国内外のクリエイターたちの証言を交えながら紐解いていくドキュメンタリー。
正直、あまり期待していなかったのだが、単に歴史を振り返るだけではなく、「ウルトラマンとはなんぞや?」というテーマをさまざまな角度から掘り下げていて、とても見応えがあった。
特に印象に残ったのは、「シン・ゴジラ」の庵野秀明や「日本沈没(2006年版)」の樋口真嗣、「メタルギアソリッド」の小島秀夫、「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロ監督、「ネオン・デーモン」のニコラス・ウィンディング・レフン監督など、第一線で活躍するクリエイターたちが、それぞれにとってのウルトラマンを熱く語るところ。作品へのリスペクトがひしひしと伝わってきて、「やっぱりウルトラマンって特別な存在なんだな」と改めて感じた。
庵野秀明の「ウルトラマンは呪縛である」という言葉には深く頷いたし、デル・トロ監督の日本文化への造詣の深さにも驚かされた。ウルトラマンへの愛情はもちろん、幽霊と妖怪の違いまで語っていたのはさすが。レフン監督まで影響を受けていたというのも意外だった。
そして、当時のスタッフたちが限られた予算や技術の中で試行錯誤しながら、誰も見たことのない映像を作り上げていく過程も興味深い。
派手さはないものの、一本のドキュメンタリーとしてとても見応えがあった。昔からのファンなら言わずもがな、ウルトラマンをあまり知らない人でも、「なぜこれほど長きにわたって愛されているのか」が自然と伝わってくる内容になっている。その魅力や影響力を改めて感じさせてくれる一本だった。ウルトラマンが好きな人はもちろん、映画や特撮、ものづくりが好きな人にもオススメしたい。
子供の頃、近所の電気屋さんの店先にダンボールを敷き詰めて開かれていた着ぐるみのウルトラマンショーを夢中になって観に行っていたあの頃の自分を思い出した。

(2026.07.02 劇場にて鑑賞)

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