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好きなスタートアップの話をします Vol.1|株式会社TeaRoom

はじめに

前回のnoteの終わりに、こう書きました。

「日本が、日本らしく、負けない」ための核心にどう貢献できるか。これがいま自分の中にある問いです。

https://note.com/reoreo_note/n/ndd7eaab0e370

その問いを起点に、これから何回かに分けて「自分が好きなスタートアップ」を紹介させてください。

「好き」というと感情的に聞こえるかもしれませんが、私の中では、これらの企業が日本が"日本のまま"次の時代に進むために大切な役割を果たしている、と感じていることの表明でもあります。

シリーズの何回目に何を書くかはまだ決めていませんが、今回は株式会社TeaRoomから書き始めます。

理由は単純で、この会社を知ったときに一番、事業と思想の距離が近いと感じたからです。そして、シリーズの入り口として、ここから始めるのが私にとって一番自然だと感じました。



株式会社TeaRoomとは

まず基本情報から。

  • 設立:2018年5月(創業8年目)

  • 代表:岩本 涼(茶名:岩本 宗涼)

  • 本社:東京都

  • ミッション:「対立のない優しい世界を目指して」

  • 社員数:約30名規模(拠点は北参道・清澄白河・静岡・京都・金沢に分散)

  • 主な事業

    • 日本茶の生産・加工・販売(静岡県本山地域の茶畑・工場を承継、グループ会社「THE CRAFT FARM」が運営)

    • 茶の湯関連の事業プロデュース

    • 大手企業向け対話共創プログラム「茶の湯ダイアローグ」

    • 独自ブランド「&(アンド)」「THE CASK AGING」

    • 手土産サービス「Otemiyage」(2025年12月開始)

    • 空間プロデュース/教育/観光事業

事業リストだけ見ると「お茶の会社」に見えます。ただ、この会社を面白いと感じたのは、事業の中身そのものより、事業の並べ方でした。

茶畑での栽培から、加工、販売、茶の湯体験、企業向けプログラムまで。サプライチェーンの川上から川下まで、自分たちで担っている。ここが一つ目のポイントです。

そして、これは後半で詳しく書きますが、TeaRoomの事業スコープは「お茶」で終わっていない。むしろお茶は、彼らが取り組んでいる本当のテーマの入り口に過ぎない、と感じています。



代表・岩本涼さんについて

TeaRoomを語る上で、代表の岩本涼さんに触れないわけにはいきません。というより、彼を知らないとこの会社の設計が理解できないと思っています。

  • 1997年、千葉県生まれ

  • 9歳のとき、テレビドラマで俳優の和装姿を見て茶道に興味を持つ

  • そのまま裏千家に入門、茶道歴14年以上

  • 極真空手も黒帯

  • 早稲田大学高等学院を経て、早稲田大学政治経済学部へ

  • 高校時代から度々海外へ留学(茶箱を持参して現地で茶会を開催)

  • 大学在学中、21歳で株式会社TeaRoomを創業(2018年)

  • 23歳で「岩本宗涼」の茶名を拝命(=専任講師)

  • 現在、裏千家茶道 準教授

  • Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022 選出

  • Forbes 30 Under 30 Asia 2023(Art & Style / Food & Drink 部門)選出

  • 世界経済フォーラム(ダボス会議)Global Shapers メンバー

  • Forbes JAPAN 2023年11月号 表紙

  • 株式会社中川政七商店 社外取締役

  • 一般社団法人 文化資本研究所 代表理事

  • 2026年、抹茶の国際団体「International Matcha Association」を設立、代表理事に就任

——お茶の家元の出身ではありません。テレビをきっかけに9歳から茶道を始めて、14年間続けて、その言葉と身体を持った上で、それをビジネスにしています。

インタビューを読むと、岩本さんの言葉には特徴があります。「文化資本」「経済効果」「文化と産業の分断」「型」「思想」「見立て」——ビジネスの言葉と、茶道の言葉が、違和感なく混ざっているんです。

これは、9歳から茶道を身体化してきた人にしか出せない言語だと思います。そしてTeaRoomという会社自体も、その混合言語で設計されているように見えます。


「対立のない優しい世界」の原点

「対立のない優しい世界を目指して」というミッションは、抽象的で最初は掴みにくいかもしれません。ただ、これには明確な原体験があります。

岩本さんは高校時代から度々、海外へ留学していました。その際、必ず茶箱を持参して現地で茶会を開いていたそうです。着物姿でそういう活動をすると、現地の人から日本文化に精通する者として見られ、いろいろな質問を受ける。決まって聞かれるのは、茶の湯や抹茶ラテについて。禅の思想とは何か、千利休とはどういう人物なのか、そういう文化的な観点から聞かれることもあれば、抹茶はどう作られているのか、生産時にどれくらい二酸化炭素を排出するのか、といった生産背景についても聞かれる

このとき岩本さんは、こう感じたそうです。

「つまり海外では"産業と文化が一体化している"のが普通なんです。でも、日本の生産者であれば茶の湯について馴染みのない方も多いでしょうし、逆に茶道の先生方もお茶の製造について専門的な知識を持っている人はそこまで多くないのが現状です。日本における文化と産業の隔たりを海外ではよく痛感しました」

https://www.chagocoro.jp/article/19971.html

「海外の当たり前」を体験してしまったからこそ、日本の"当たり前"の異常さに気づいた——これがTeaRoomの事業設計の起点だと私は理解しています。

大学在学中には、アメリカ・コロラド州ボルダーに留学しています。裏千家にはUIA(裏千家インターナショナルアソシエーション)という巨大な国際組織があり、世界中に支部があって、ボルダーにも茶室がありました。岩本さんは毎日のようにそこで茶会を開いていたそうです。

留学を終えたあと、アメリカから大西洋回りで、南米、ヨーロッパ、中東を旅しながら日本に帰ってきました。行く先々で対立や紛争、分断を目にしたと言います。

「そこで現地の人たちとお茶を介して一つになる経験を重ねる一方で、この世界では人種や宗教、国や肌の色、いろいろなイデオロギーで対立があることをすごく感じました。だからこそ、お茶を通じてみんなが同じ空間に楽しくいられる時間がすごく理想的に見えたんです」

https://100banch.com/magazine/44382/

そしてもう一つ、岩本さんの言葉で印象に残っているものがあります。

大師匠が「平和という言葉を使わなくてもいい社会にしたい」とおっしゃったんです。その言葉をいまでも明確に覚えていて、社会の中の分断をなくしていきたいと、事業を通じて取り組んでいます。

https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2025/108878/traditional_culture

「平和という言葉を使わなくてもいい社会」というのは、平和がわざわざ叫ばれる必要すらないほど、平和が前提として溶けている社会、ということだと私は理解しました。

このミッションは、後述の事業構造にも通底しています。


少しだけ、裏千家のこと

TeaRoomを理解するには、代表の岩本さんが所属している「裏千家(うらせんけ)」という組織の位置づけを、少し知っておいたほうが解像度が上がると思うので、素人目線で整理しておきます。

  • 茶道の祖は千利休(1522〜1591年)

  • 千利休の孫・千宗旦の子どもたちがそれぞれ流派を継ぎ、表千家・裏千家・武者小路千家の「三千家」となる

  • 裏千家は、茶道諸流派のなかで最大の流派

  • 現在の家元は十六代・玄黙宗室(千宗室)——千利休から数えて16代目

  • 京都・上京区に本拠地「今日庵(こんにちあん)」を持つ

つまり岩本さんは、日本で最も大きな茶道流派の中で、9歳から14年以上稽古を積み、23歳で「宗涼」という茶名(極意を皆伝された茶人に付ける名前)を拝命しています。そして現在は、その一つ上の階位である「準教授」を拝命されています。

裏千家の階位を素人目線で並べると、初級・中級・上級・講師・専任講師(=茶名)・準教授・教授・正教授、という8段階になっています(裏千家HPより)。「趣味として茶道を習う方の到達目標」とされるのが専任講師(茶名)なので、準教授はその一つ上、つまりプロの指導者としての本格的な階位、と理解できます。しかも準教授には「25歳以上」という年齢の下限がある。制度上、この年齢を待たなければ絶対に到達できない資格です。

23歳で茶名を拝命するというのは、業界内では「異例の若さ」と言われるレベルだそうです。9歳から14年間、真剣に稽古を積まないとまず到達しない地位、というのは間違いないと思います。

そしてもう一つ大事なのが、裏千家はすでに国際組織を持っているという点です。

前述のUIAは、ハワイ大学など全米各地の大学、ブラジル、中国、台湾、韓国、ロシア、ポーランドといった各国の大学で正課に取り入れられており、これまで500人を超える外国人茶人を輩出しています。理念は「一盌からピースフルネスを」——お茶一杯から平和を、というものです。

つまりTeaRoomの海外展開は、ゼロから海外に道を切り拓くのではなく、裏千家が数百年かけて築いてきた国際的な茶道ネットワークの上に乗っている、ということでもあります。この点は、あとで海外展開の話をするときにもう一度戻ってきます。


事業構造の"綺麗さ"を、3つに分けて

TeaRoomの事業構造を、綺麗だと感じる理由を3つに分けて書きます。

1. サプライチェーンの垂直統合

TeaRoomの最初の事業は、静岡県本山地域の廃業予定だった茶畑と製茶工場の承継でした。共同創業者が実際に静岡へ移住して、茶を作っています。2020年には農地所有適格法人「THE CRAFT FARM」も設立し、農業の当事者として茶畑を運営しています。

スタートアップとしては、これはあまり選ばれない道だと思います。工場や畑を持つと固定費が重くなり、資本効率は悪化します。VCの視点からも歓迎される選択ではないはずです。

それでも岩本さんはこう言っています。

「机上で語るのではなく、当事者になって共に向き合うべき。だから、農業から始めよう」

https://journal.meti.go.jp/p/38903/

生産者の立場を知らないまま流通に着手すれば、単純に原価を下げる方向に流れる。それは農家の疲弊を招き、結果として産業を衰退させる。

産業を救うつもりで参入した人が、産業を壊してしまう——この構造を避けるために、TeaRoomは川上から始めています。

これは単なる垂直統合ではなくて、「業界を変えるためには、業界の当事者になるしかない」という思想の実装だと感じます。


2. 「文化」と「産業」の翻訳装置

日本のお茶業界は、大きく2つの世界に分かれていると言われています。

  • 茶の湯の世界:家元、宗匠、茶道具、思想、伝統

  • お茶産業の世界:農家、工場、流通、ペットボトル、スーパー

この2つは、同じ「茶」を扱っているのに、ほとんど交流がないそうです。茶道の弟子に抹茶の原価を尋ねても答えられないし、お茶農家に茶の湯の思想を尋ねても答えられない。岩本さんもそう語っています。

さきほど書いたように、岩本さんは海外で「産業と文化が一体化しているのが普通」という感覚を持ち帰っています。海外の人にとって、抹茶ラテを楽しむことと、その抹茶が誰にどう作られているかを知ることは、同じ体験の一部です。文化を消費するとき、その背景の産業も同時に消費される。これが「普通」だと彼らは感じている。

でも日本ではそうなっていない。だからこそ、TeaRoomは「文化と産業を繋ぐ翻訳装置」として機能しようとしています。文化の言葉を産業に届け、産業の言葉を文化に届ける。海外で当たり前だった一体性を、日本国内でも取り戻すことが、この会社の役割の一つなのだと私は理解しています。

岩本さんは、この2つの世界の両方に住民票を持っている、稀有な人だと思います。茶道家として茶の湯の思想を体得しながら、事業家として産業のリアリティも把握している。会社の存在そのものが、業界の分断を溶かす行為になっている。

3. ミッションの一貫性

TeaRoomのミッションは「対立のない優しい世界を目指して」です。

先ほど書いたように、これには明確な原体験がありました。そして、事業判断のあらゆるレイヤーに、このミッションが貫かれています。

  • 文化と産業の対立 → サプライチェーン垂直統合で溶かす

  • 生産者と消費者の対立 → 自社茶畑で当事者化して溶かす

  • 日本と世界の対立 → 茶の湯という共通言語で溶かす

  • 同業他社との対立 → 「経済効果」の共有で溶かす

  • 障害の有無の対立 → ヘラルボニーとの茶会で溶かす(後述)

事業のあらゆるレベルで「対立を溶かす」ことをやっている。ミッションが、実装として貫かれている——そう感じます。


「経済規模より、経済効果」というスタンス

TeaRoomが繰り返し使う言葉に、こういうものがあります。

経済規模よりも経済効果

これ、最初に聞いたときはピンと来なかったんですが、岩本さんが別のインタビューで具体的に説明しているのを読んで、理解できました。少し長くなりますが、引用します。

「他業界とのプロジェクトで得た利益はお茶業界に投資しようと決めたんです。これは街づくりと同じ発想です。街に外資のコーヒーチェーンやレストランができて、海外からの観光客がそこで消費したとしても、その土地に還元される構造としては弱い。そうではなく、日本資本の元に消費が集まることで地元の活性が進み、税収が増え、教育や医療に投資することで人口も増えていく。お茶も同じで、業界外からの資金が入る構造を作り、業界内にちゃんと投資し続けられるエコシステムを作ることが大切だと気づいたんです」

https://www.chagocoro.jp/article/19971.html

私なりに整理するとこうなります。

  • お茶業界の中だけでお金を回していても、生産者や生産基盤への
    再投資が十分に回らない

  • (街づくりに例えると、街の中だけでお金を回しても、
    地元への還元は弱い、というのと同じ構造)

  • だから他業界とのプロジェクトで、業界の外から資金を持ってくる

  • そこで得た資金を、茶畑や生産者や業界の生産基盤に流し込む

  • 業界外→業界内の資金循環エコシステムを作る

つまり「経済効果」とは、業界外から業界内への資本流入を設計すること

さらに岩本さんは、参照モデルとして千利休のビジネスモデルを挙げています。

千利休は茶を中心にした体験を作り、その周辺で着物や茶器を売っていた。単発ではなく総流通量を上げる目線で文化事業を捉えていた——という話です。

TeaRoomも、お茶で儲けるのではなく、お茶を中心とした総体としてのGMVを最大化する発想で動いている。ここが、他のスタートアップとの決定的な違いだと私は感じます。



TeaRoomと岩本さんが関わる領域は「茶」だけじゃない

ここが、私が一番書きたいところです。

TeaRoomは、外から見ると「お茶のスタートアップ」に見えます。でも、実態はもう少し広い。より正確に言うと、「日本文化を事業化する会社」で、その最初の事業単位がお茶、という構造だと私は理解しています。

しかも、これはTeaRoomという会社の事業だけでなく、代表の岩本さんが個人として関わる別の法人・役職・プロジェクトが周辺に広がっているのが特徴的です。ここは、TeaRoomの事業と、岩本さん個人の活動をきちんと分けて紹介します。

これは岩本さん自身も、あるインタビューで葛藤として語っています。

「取材依頼もたくさんいただくなど、文化領域での起業家としてのアイコンにはなりました。ただ、世の中では"伝統文化の世界で頑張る若者"あるいは"ユニークなお茶屋さん"として認知が進んでしまっている側面もあり…。現在でも、TeaRoomを説明する上で、この部分の認識のズレがなかなか埋められなくて、どう自社を表現すればいいのか日々葛藤しているところなんです」

https://www.kuriyaholdings.com/2023/10/19/382/

具体的に、TeaRoomと岩本さんが関わっている領域はどこまで広がっているのか。整理してみます。

【TeaRoomの直接事業】プロダクト事業(お茶と、その周辺)

  • THE CRAFT FARM(TeaRoomのグループ会社/静岡・本山地域):茶畑・製茶工場の運営

  • 「&(アンド)」ブランド:TeaRoomの独自ブランド。日本のお茶を使った、心と身体をサポートする商品群

  • 「THE CASK AGING」:TeaRoomの独自プロダクト。国内初の、国産ウィスキー樽で長期熟成させたノンアルコールティー(東急ハンズと販売連携)

  • 「Otemiyage」(2025年12月開始):目利きの茶人がキュレーションする手土産サービス

  • 日本茶を使ったクラフトジン:お酒領域への展開

【TeaRoomの直接事業】事業プロデュース(BtoB)

  • 茶の湯ダイアローグ:企業組織・ビジネスパーソン向けの対話共創プログラム

  • JT(日本たばこ産業)をはじめとする大手企業との共同プロジェクト

  • 丹青社との業務提携(2023年):モジュール型茶室「Tesera Room in Room」の共同監修

  • 稲とアガベとの業務連携:麹×日本茶による新製品「稲と日本茶(TeaRoom)」の開発

  • Le Furoとの業務連携:温泉資源を活用したお茶の海外展開

  • **大阪・関西万博(2025)**での複数プロジェクト

  • 佐藤可士和氏「静岡茶ブランディングプロジェクト」に、岩本さんが戦略アドバイザーとして参画

【TeaRoomの直接事業】空間・観光事業

  • 現代版茶室のプロデュース

  • 遊休資産の文化財を活用した、富裕層向け観光パッケージ

  • 各地の茶室での茶会運営

  • Wonderfruit 2025(タイ最大級のウェルネスフェスティバル)にて常設インスタレーション「Microtopia by TeaRoom」を発表

  • ヴェネチア・ビエンナーレ2026 公式サテライトイベント「Personal Structures」に、Art Collective "TeaRoom" として参加(人形作家・中村弘峰さんと組んで展示)

【他社ブランドの監修・関与】

  • YOU IN(ムードペアリングティー):株式会社Gunosyが運営する D2Cブランド。岩本さん(TeaRoom代表)が監修として参画

  • MATCHAMON(グローバル抹茶ブランド):岩本さんが取締役を務めるブランド。京都、浅草、金沢に国内3店舗、海外含めて4店舗展開

【岩本さん個人が代表を務める別法人・団体】

  • 一般社団法人 文化資本研究所 代表理事(2023年12月設立)

  • International Matcha Association 代表理事(2026年設立)——抹茶の国際団体

【岩本さん個人の役職】

  • 株式会社中川政七商店 社外取締役(2023年6月就任)

——ここまで並べると、もう「お茶屋さん」の範疇には収まらないのが分かると思います。そしてTeaRoomの事業と、岩本さん個人の別法人・役職・監修案件が、それぞれの領域で連動しながら広がっている構造がよく見えます。


「分け隔てのない文化」の実装例——ヘラルボニーとの茶会

TeaRoomのミッション「対立のない優しい世界を目指して」が、事業として具体化された象徴的な事例が、株式会社ヘラルボニーとの茶会です。

ヘラルボニーは、主に知的障害のある作家の作品をライセンスビジネスで展開している、岩手・盛岡発のスタートアップ。松田崇弥さん・松田文登さんの双子ご兄弟が2018年に創業し、「異彩を、放て。」をミッションに掲げています。契約作家243名以上(2025年1月時点、国内69施設・海外6施設と提携)、アート作品2,000点以上を扱い、JAL・トヨタ自動車・サントリーなど年間150社近くの企業とタイアップしていて、いま福祉×アート×ビジネス領域で最も注目される会社の一つです。

2024年、Industry Co-Creation(ICC)サミット KYOTO 2024の場で、TeaRoomとヘラルボニーがコラボして茶会が開催されました。この茶会で用いられた茶道具は、ヘラルボニーの「異彩作家」と呼ばれる、知的障害のある作家が絵付けをしたもの。京都・宇治の名窯「朝日焼」十六世・松林豊斎さんの協力のもとに制作されました。

コンセプトの核に据えられたのが、わび茶の祖・村田珠光の「和漢の境をまぎらかす」という言葉。もともとは中国の道具中心だった当時の茶の湯の世界で、「日本のものをどのように調和させていくか」を捉えた言葉ですが、これを「様々な人が隔たりなく集う社会の姿」という文脈に読み替えて、企画が組まれています。

TeaRoomの発表資料から、当日の企画意図を引用します。

「茶会では、TeaRoomの理念『対立のない優しい世界を目指して』からみるように、障害との隔たりのない社会について問うためのしつらいとしました。...障害のある方が自由に表現した茶道具を用いることで、言葉や背景を超えて、もの自身が語る想いを、お茶を飲むことで考えるという場としました」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000038444.html

ヘラルボニー代表の松田崇弥さんからも、次のようなコメントが寄せられています。

「茶道という、茶を通じて美意識や人間同士の調和を探求するこの崇高な芸道の中に、果たして知的障害のある方々は存在していたのでしょうか。茶室という特別な空間において...細やかな礼儀作法が重んじられるその世界の中で、知的障害のある方々も当然のようにその場に存在する光景を見てみたい、という思いが私の中で湧き上がったのです」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000038444.html

「対立のない優しい世界」というミッションが、こうして茶室という具体的な空間で、実際に人と人が出会う体験として実装されている——それが、この事例から伝わってきます。

「文化資本」という切り口

もう一つ触れておきたいのが、岩本さんが個人として設立した「一般社団法人 文化資本研究所」です。TeaRoomの事業とは別法人ですが、岩本さんの活動全体を理解するうえで重要な位置づけです。

文化資本というのは、フランスの社会学者ピエール・ブルデューが提唱した概念で、金銭以外の資産——学歴や文化的素養など——を指す言葉です。

文化資本研究所は、この文化資本を「探索」して、「社会に実装する」ということをやっているそうです。岩本さんの言葉ではこう説明されています。

「伝統文化に眠る有用性や普遍性を抽出する研究や、社会に文化という切り口で地域性や人間性を評価していく動きを仕掛けています」

https://gjtea.org/jp/japanese-tea-innovators-17/

「文化だから稼いではいけない、文化だからイノベーションを起こしてはならないという考えは非常にもったいないと思っています」

https://gjtea.org/jp/japanese-tea-innovators-17/

つまり、「文化を保護する」ではなく、「文化を消費される仕組みに変える」というスタンスです。文化保護的な視点ではない、文化消費という形を作りたい、と岩本さんは言っています。

中川政七商店との接続

岩本さんの活動でもう一つ触れておきたいのが、2023年6月に社外取締役に就任した中川政七商店です。TeaRoomの事業ではなく岩本さん個人の役職ですが、TeaRoomの思想と共鳴しているので紹介します。

中川政七商店は、1716年(享保元年)創業の、300年以上続く奈良の老舗。「日本の工芸を元気にする!」をビジョンに、工芸メーカーへのコンサルティングや、日本各地の産地でのブランディングを手掛けています。2025年2月期の売上高は約92億円、従業員618名。老舗でありながら現代的な経営を実践する、"老舗ベンチャー"と呼ばれる会社です。

社外取締役の顔ぶれが面白くて、岩本さんの他に佐渡島庸平さん(コルク代表、元・講談社の名編集者)がいて、文化顧問には木村宗慎さん(茶人・裏千家)がいます。「工芸×茶道×編集×スタートアップ」という、日本文化のあらゆる面をカバーする役員構成になっているんです。

岩本さんはコメントでこう言っています。

「中川政七商店は私が創業前から憧れ続けてきた会社です。『日本の工芸を元気にする!』を掲げ、ビジョナリー経営を実践されてきたその存在により、世界は間違いなく良くなっていると確信しています」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000038444.html

そして、岩本さんが個人として掲げているビジョンが、Xのプロフィールに端的に書かれています。

「日本文化で世界を代表する会社を作ります」

https://x.com/ryoiwamoto1997

「お茶の会社」という枠組みでは収まらない、より広い射程を持った活動だということが、この一言からも伝わってきます


海外展開と、市場の追い風

続いて、TeaRoomの海外展開まわりのファクトを整理します。

日本茶市場の追い風

まず、日本茶市場そのものが、いま歴史的な追い風の中にあります。

  • 日本茶輸出額:2015年 約101億円 → 2023年 292億円 → 2024年 364億円 → 2025年 720億円(前年比 +98%)

  • そのうち抹茶(粉末状茶):2025年 603億円(輸出額全体の84%)

  • 10年で輸出額は約7倍

  • 世界の抹茶市場規模:約3,900億円(2024年)→ 4〜5,500億円(2027〜2028年予測)

  • 米国向け抹茶は、中国産緑茶の5倍の単価で取引されている

数字だけ見ると、日本茶(特に抹茶)は、いま世界市場で高付加価値のプレミアム商材として認められ始めている、というのが実態です。

一方で、国内の生産基盤は厳しい状況が続いています。

  • 農業従事者の平均年齢:約68歳(2025年農林業センサスで67.7歳)

  • 世界的な抹茶需要拡大に対して、日本の生産が追いつかず、他国(特に中国)に市場を奪われる懸念あり

そして、岩本さんが取材で繰り返し語る"業界のシビアな現実"として、こんな言葉があります。

「茶葉農家の平均年収は90万円ほどと言われている」

https://thetv.jp/news/detail/1123641/p2/

もちろん、農家の所得は経営規模や地域によって幅があり、大規模化した経営体では家族農業所得が1,000万円を超える例もあります。ただ、こうした数字が"業界を代表する現実"として語り継がれている状況そのものが、日本茶産業の構造課題を象徴していると言えそうです。

世界的な抹茶需要の急拡大に対して国内の生産基盤が追いついていない状況は、ジェトロや農林水産省の資料でも指摘されています。世界的需要は追い風、国内供給は逆風という構造の中に、TeaRoomはポジションを取っています。

TeaRoomの海外展開

岩本さんは、実は当初「海外進出はあまり意識していない」と語っていました(2021年のインタビュー)。

「日本から海外に輸出するという感覚はあまりなくて、求められるものを提供していけば海外にも自然と広まっていくと考えています。Z世代ってそもそも、NetflixやYouTubeを当たり前に観ているから、全世界、共通の話題を見つけることができる」

https://www.businessinsider.jp/post-227951

しかし、2024年時点で「アメリカに会社を作りたい」と発言し、その後グローバルサイト(global.tearoom.co.jp)も立ち上がっています。

そして、2025年〜2026年に入って、以下のような大きな動きが公表されています。

  • Wonderfruit 2025 出展:タイ最大級のウェルネスフェスティバルにて常設インスタレーション「Microtopia by TeaRoom」を発表

  • International Matcha Association の設立(2026年):抹茶の国際団体を、岩本さん個人が代表理事として設立

  • ヴェネチア・ビエンナーレ2026 への参加:現代美術の世界的な国際展。Art Collective "TeaRoom" として、人形作家・中村弘峰さんと組んで展示

裏千家自体が、UIA(裏千家インターナショナルアソシエーション)を通じて、ハワイ大学など世界各地の大学で正課として茶道を導入するなど、長年にわたって国際的な茶道ネットワークを築いてきた歴史があります。TeaRoomの活動は、そうした既存の茶道の国際文脈と接続する形で広がってきていると言えそうです。



「フリーライド」からの脱却——TeaRoomが問いかける、もう一つの視点

ここまで、日本茶輸出の追い風の話を書いてきました。数字だけ見れば、日本茶はいま世界的な追い風の中にいます。

ただ、TeaRoomのインタビュー記事を読んでいて、私は少し違う視点を持つようになりました。それが、岩本さんが繰り返し使う「フリーライド」という言葉です。

世界的な抹茶ブームは、いつまでも続かない

まず前提として、抹茶を作っているのは日本だけではありません。すでに中国とベトナムは大きな生産国ですし、岩本さんによれば、タイ、インド、ケニアといった国でも抹茶を生産する動きが出てきているそうです。今後、抹茶の生産国はさらに増えていくでしょう。

現状は、日本産抹茶がカフェで100円高く売られていても、多くの人が日本産を選びます。「Uji/Kyoto」ブランドが浸透していて、高付加価値な抹茶として認められている。

でも岩本さんは、この優位性がいつまでも続く保証はないと指摘します。

「抹茶の価値はいつだって世界のルールの中で逆転される可能性があります。そのひとつはエシカルやサステナビリティの観点です。茶畑の肥料流出で近くの水辺が汚れやすくなる心配や、日本独特の蒸し製法におけるエネルギー負荷が高いことなどが世界の視点で問題視されれば、他国の抹茶が世界でイニシアチブをとるようになるかもしれないのです」

https://www.chagocoro.jp/article/19986.html

つまり、「良い抹茶=日本」という現在の世界的な認識は、決して盤石ではない。エシカルやサステナビリティが世界的な購買基準になったとき、日本の優位性が突然ひっくり返される可能性がある、ということです。

「フリーライド」しているのは誰か

もう一つ、岩本さんは日本国内のプレイヤーに対しても、鋭い問いを投げかけています。CHAGOCORO記事のなかで、岩本さんの見解が次のようにまとめられています。

「お茶は日本の伝統産業であり、伝統文化であるゆえ、その価値が当たり前のように存在するものだと思い込み、結果的にフリーライドしている形になっているビジネス形態も多いのではないだろうか」

https://www.chagocoro.jp/article/19986.html

これは、ハッとする指摘だと思いました。抹茶ブームに乗ってビジネスをしている国内のプレイヤーの多くが、「茶の湯」という文化資産の上に何百年もかけて積み上げられてきた価値を、無自覚に消費している。自分のビジネスが「お茶のどんな価値の上に成り立っているか」を認識しないまま、抹茶ラテを売り、抹茶スイーツを売り、抹茶グッズを売っている、ということです。

そのフリーライドは、結果的に日本茶の価値を薄めていく。同記事によれば、「文化を安易にビジネスに転化する行為は、結果的に日本産の価値を落とし、自らの首を締めることにつながる」という趣旨のことも語られています。

岩本さんが提示する、二つの処方箋

では、どうすればいいのか。岩本さんの答えは、大きく二つあります。

一つ目は、リテラシーの向上

TeaRoomは、良い抹茶を供給するのと同時に、良い茶筅や茶器も同時に流通させることを重視しています。事業の一環で窯元ツアーを開き、茶器のストーリーを丁寧に伝える。すると、良い茶器を買った顧客は、自然とそれに合う道具も揃えるようになる。

「toB、toCのお客さんのリテラシーが向上すれば、良い抹茶を飲みたい、という気持ちを醸成することにもつながっていきます。抹茶が安価でしか売れないと嘆いてばかりはいられないと思うのです」

https://www.chagocoro.jp/article/19986.html

つまり、単価を上げていくためには、市場全体のリテラシーを上げていく必要がある。これは業界全体で取り組むべき課題だと、岩本さんは訴えています。

二つ目が、他産業との連携で「日本というカルチャー」を売ること

これが、私は今回一番惹かれた考え方でした。

「抹茶が世界中でつくられるようになり、コモディティ化すれば、特定の国から抹茶を買う理由は二つになるはずです。一つは地政学の観点でその国から輸入しなければならない事情がある。もう一つは、その国に対して良い印象を持っていること。だから、国のカルチャーを売ることはとても大切になるんです」

https://www.chagocoro.jp/article/19986.html

コモディティ化が進むと、抹茶そのものの品質差では選ばれなくなる。そのとき最後に効いてくるのは、「日本という国に対して、世界の人々が良い印象を持っているかどうか」。だから、お茶業界だけが頑張っても足りない、と岩本さんは続けます。

「任天堂が世界中でジャパンブランドを掲げてゲームを売っていることも、スズキがインドの自動車市場の成長に貢献していることも、全て海外の人々が日本茶を買うことにつながるのです」

https://www.chagocoro.jp/article/19986.html

日本文化の総体としてのブランド力が、個別の産業の輸出単価を最後に支える——これは、単に「良いプロダクトを作れば売れる」という発想を超えた、国家戦略レベルの視点だと私は感じました。

この視点が、自分に一つの補助線を引いてくれた

私はスタートアップ支援の会社で働いていて、「一つひとつの企業が、それぞれの領域で頑張って世界と戦う」という構造で日々を過ごしています。それも大切なことです。ただ、岩本さんの視点は、私の中に一つの補助線を引いてくれました。

日本の一つのプロダクトが売れるかどうかは、その企業だけの努力では決まらない。日本という国全体の文化的な評価が、そのプロダクトの単価を最後に支える

これはお茶に限った話ではなく、あらゆる「日本発」のプロダクトに当てはまる構造だと思います。任天堂・スズキ・トヨタ・ソニー・ユニクロ・無印良品——一つひとつの企業の頑張りが、他の企業の海外での成功にも、回り回って寄与している。そう捉えると、日本のあらゆる企業活動が、じつは互いに繋がっているのが見えてきます。

TeaRoomは、この構造を明確に理解した上で、「じゃあ自分たちが日本文化の代表として、世界で良い印象を作る側に回ろう」というスタンスで動いている。これは、単に「茶を売る」以上のミッションを背負っているということだと思います。


前回の問いへの、自分なりの答え

前回のnoteで、私はこう書きました。

「日本が、日本らしく、負けない」ための核心にどう貢献できるか。

改めて、TeaRoomの事業を眺めてみます。

  • 静岡の廃業予定だった茶畑を承継し、一次産業に参入している

  • 日本の茶文化を、思想として現代社会に接続している

  • お茶という「取られてはいけない領域」で、川上から川下までを担っている

私が前回に書いた3つの方向性を、TeaRoomは同時に体現している、と気づきました。

しかも、それを「補助金頼り」でも「保護主義」でもなく、事業としてスケールさせる形でやっている。この点が、TeaRoomの最も好きな部分だと私は思っています。

そして先ほど書いたように、TeaRoomは自社の事業だけでなく、「日本という国全体のブランド力を、他産業と一緒に押し上げる」という視点も持っています。フリーライドを避け、リテラシーを上げ、業界全体で日本茶の価値を守る。この視座の高さこそが、この会社を「単なる茶のスタートアップ」ではなく、「日本の産業構造そのものに関わろうとしている会社」として位置付ける根拠だと私は思います。

事業として綺麗、思想として綺麗、というだけではなくて、私が日本社会に対して持っている課題感を、TeaRoomはすでに実装してくれている。だから応援したくなるし、深く知りたくなる。


おわりに——時価総額ランキングを眺めていて思うこと

最近、日本企業の時価総額ランキングを眺めていました。

上位は、トヨタ、ソニー、三菱UFJ、NTT、キーエンス、ソフトバンクグループといった、いわゆる老舗の大企業でほぼ占められています。経済産業省によれば、国内のユニコーン企業(評価額10億ドル超の未上場スタートアップ)は現時点で8社。政府は2027年度までにこれを100社に増やす目標を掲げていて、いまはまさに、その挑戦の途上にあるフェーズです。

時価総額ランキングという一つの物差しだけでは語りきれないものが、日本のスタートアップ・エコシステムにはたくさんあると私は感じています。

その上で、あえて書きます。日本経済全体を牽引するようなインパクトを持ったスタートアップが、ここからさらに何社も生まれてくる未来を、私は本気で信じています。そういう未来を、少しでも早く手繰り寄せるために、私もいまの場所で仕事をしています。

キオクシアは、2024年12月に上場した後、AI特需に乗って、2026年6月時点で時価総額が国内首位級に達しました。東芝からのスピンオフという経緯を持つ会社ですが、日本の技術力を証明する大きな出来事だったと思います。

そして、AI領域に目を向けると、Anthropicは2026年5月時点で評価額が約9,650億ドル(約140兆円)に達し、同社は2026年6月にSECへIPOの機密申請も提出しました。年換算売上高は、2025年末の90億ドルから、2026年5月には470億ドルへ。この数字の伸び方は、AI時代がどれほどの速度で動いているかを、はっきりと示していると思います。

日本発のAI企業がこの規模に到達するには、まだ相応の時間がかかるかもしれません。でも、それは「できない」ということではないと私は思っています。時間軸をどう捉えるか、そして、どんな領域で日本が世界にインパクトを出していけるかを、私も会社のメンバーもずっと考えています。

——そして、そう考えたときに、TeaRoomのような会社の存在意義を、あらためて強く感じます。

AIやテクノロジーの領域で世界と戦うプレイヤーが日本から出てくる未来を、私も微力ながら支えていく側でありたいと思っています。それと同時に、日本にしかない文化資本を、経済価値に変換できる会社は、日本にしか作れません。これは他国が真似できない領域です。

TeaRoomは、その一つの答えを示している会社だと私は思っています。時価総額を何兆円押し上げる、というインパクトの出し方ではないかもしれない。でも、「日本が日本のままで、次の時代に外貨を稼ぎ続ける」ための、静かで確実な基盤を作っている。

そして、こういう会社が10社、20社と生まれてきたときに、日本の産業構造は静かに変わる。私はそう信じています。

TeaRoomは、事業の話をしているようで、いつの間にか思想の話をしていて、思想の話をしているようで、ちゃんと事業として成立している——そういう会社です。

今回このシリーズを書き始めるにあたって、最初に取り上げたのは私にとっても意味がありました。「好きなスタートアップを語る」という行為は、私が何を大事にしているかの表明でもあるからです。

シリーズは、これから何回か続けます。次回以降は、また別の切り口で「日本が日本らしく、次の時代に進むために大切だと感じる会社」を書いていく予定です。

読んでいただき、ありがとうございました。


参考記事・引用元

本記事は、以下の公開されている記事・資料をもとに構成しています。

株式会社TeaRoom 公式サイト

代表・岩本涼氏へのインタビュー記事

プレスリリース

統計・公式資料

  • 農林水産省「2025年農林業センサス」

  • ジェトロ/JFOODO 各種発表資料(日本茶輸出額、対米輸出単価等)

  • 日本経済新聞、CHAGOCORO、Business Insider Japan 各記事(キオクシア、Anthropic、抹茶市場に関する報道)

関連機関

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📝 前回のnote:

🔗 株式会社TeaRoom:



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