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【近鉄ダイヤ改正2026】大阪線の区間急行の停車駅が決定、減便色があるものの結局どうなるのか?日中帯の利便性を考察しました。

近鉄が2026年3月に行うダイヤ変更(ダイヤ改正)では、大阪線で大きな変化が生じる見込みです。
現時点(1月20日)では、日中帯のダイヤに関する情報が公開されていますが、ほぼ白紙からのダイヤ改正となり、大幅に見直されることが記載されています。

大阪線で特にインパクトの大きいのが「区間急行」の新設、日中帯の「普通と区間急行の2種別化」です。また日中帯では、1時間に11本が8本となり、減便色が濃いダイヤ改正とも言えます。

このダイヤ改正が、利用者にとってどのような影響を与えるか・・・。吉と出るか凶と出るか・・・。少し利用者の目線で考察してみます。


停車駅・路線図(2026年3月改定後)

2026年3月以降の区間急行停車駅も反映した、種別毎の停車パターン図を作成しました。

今回追加となった区間急行と、新たに停車駅となる3駅です。なお、駅名の表記は昔?!の表記です。

2026年3月ダイヤ改正後の停車駅

なお、2026年3月以降の区間急行停車駅も反映した、大阪・奈良エリアを中心とした近鉄路線図も作成してみました。特急の五位堂駅停車や、天理~難波間の特急も反映しています。

近鉄停車駅(2026年3月改定後)

日中帯のダイヤからの考察

1月20日時点で、公式に公開された大阪線の日中帯のダイヤの情報から、いろいろと考察をしてみたいと思います。

1時間あたりの本数の比較

現状、1時間あたり、[急行]3本、[区間準急]3本  [普通]5本 で合計11本が、運行されています。(特急をのぞく)

なお、2026年3月のダイヤ改正後は [区間急行]4本  [普通]4本 の合計8本となり、減便されます。

一見、1時間当たり3本の減便で利便性が大きく落ちる・・・とも見えます。

減便される [普通] の実態とは・・・

現状(2025年度ダイヤ)では、日中帯は1時間に5本の [普通] が運行されています。この普通、「上本町」~「高安」だけが大半です。しかも車内はそれほど混んでいません。利用者の多くが高齢化や自動車利用に移ってしまったかと思います。頼みの綱は近大(長瀬)への大学生の輸送です。

高安駅から奈良方面へ行こうとすると1時間に3本しか来ない [区間準急](実態は各駅停車)を待つしかないのです。また乗り換え接続も良くなく、かなり待つことが多い状態です。

普通は、布施・弥刀・山本での通過待ちも多く、かなり時間のロスが目立ちます。

河内国分から先の奈良県側から見ると・・・

奈良県と大阪を結ぶ [急行] は比較的利用者が多い状況です。河内国分から先、奈良県側は住宅建設の増加もあり、利用者が増加している状況です。
また、[急行] は、布施~河内国分間がノンストップで、奈良県民にとってみるとかなり快適です。(ちなみに、以前は、五位堂から布施までノンストップでした)

ただし、現状(2025年度ダイヤ)では、[急行] は日中帯、1時間にたった3本しかありません。五位堂駅など2万5千人に迫る乗降者数がある駅でも、大阪都心との往来する利用者が大半の為、実質 [急行] しか "ツカエナイ" (区間準急はほぼ各駅停車)状態です。そのため [普通] や [区間準急] は利用されず1時間に3本しか停まらない駅と利便性は変わりません。

奈良県内と八尾エリアのアクセス

奈良県内と八尾駅などのエリアのアクセス性は良くありません。
近鉄八尾駅前には「アリオ八尾」など巨大商業施設ができるなど、大きく様変わりしています。[区間準急] はありますが、八尾駅から東側(五位堂方面)はすべて停車となるため、名ばかりで実質 [普通] です。ダメダメです。

奈良県内からおおさか東線へのアクセス

JRおおさか東線との接続駅でもある「俊徳道駅」から五位堂・高田・八木方面へ行こうとすると [普通] の終点の高安で下ろされ、1時間に3本しか来ない [区間準急](実態は各駅停車) に乗り換え、河内国分で [急行] に乗り換え・・・ということとなり面倒で時間もかかります。またその間 [急行]に2本抜かれてしまう、なんてこともあります。ダメダメです。

かなり練られた印象のある日中帯のダイヤ

京都府・奈良県内の普通・急行スタイル

2026年1月に発表された日中帯のダイヤでは、[区間急行] が新設され、[普通] と [区間急行] だけの2種別になることが記載されています。日中帯には [区間準急] が無くなりました。

さらに、日中帯には大阪府内をノンストップで運行していた急行系統が無くなり、八尾・河内山本・高安に停車することになります

区間急行は、京都線や橿原線、大阪線の河内国分~桜井間のように [普通] 停車駅を数駅挟んで [急行] 停車駅を設置する「2種別」のスタイルと似ています。

うまく"緩・急間" の乗り換えが便利になれば、結果的に全駅を平均的に底上げできる可能性があります。なお、ニュースリリースによると、 [区間急行] と [普通] を河内国分駅で接続して、乗り換えできるようになるとのことです。弥刀駅など、乗り換えできない駅での追い越しの無いようなダイヤが増えることが望まれます。

加えて、今回、日中帯の [普通] が [区間準急] を巻き取った点もインパクトがあります。改めて考えると [区間準急] ですが、八尾から東側、五位堂方面が各駅停車という種別はやはりビミョーでしたので、まあ仕方ないところはあるでしょう。

奈良県からの速達性確保、遠近分離のために、大阪府内をほぼノンストップで運行していたのに、途中、停車駅が3つも増えて、到着時間が遅くなって、混雑もひどくなりそう・・・。これは若干恨み節ではありますが・・・我慢するしかないですね。

急行系が15分ヘッドに

速達性は犠牲になる反面、これまで1時間に3本だった急行系統が、1時間に4本(1本増便)となりました。20分ヘッドから15分ヘッドに変わります。平均待ち時間が短くなる点はメリットが大きいです。

[区間急行] と [普通] を同じ1時間に4本という設定をしたことで、乗り換えなどの面で都合が良くなったのかと思います。

八尾エリア3駅連続停車問題

一方、八尾エリアで隣り合った3駅が今回 [区間急行] の停車駅となった悩ましさもあります。この隣り合った3駅が追加されたことで、5分程度、到着時間が延びることになるのではと思われます。

3駅は多すぎだから、1駅に絞らんかいー、と言いたくなりますが、やむにやまれない事情があったのでしょう。

近鉄八尾駅・・・利用者数から言えば、八尾駅が選定されるのは必須と思います。ただ八尾駅は退避設備が無いため、乗り換えのメリットは出ません。

河内山本駅・・・山本駅は、信貴山方面の信貴線への接続があるため、通過させるわけにはいきません。また退避設備もあるため、乗り換えなどで利用できます。また利用者数も比較的多い駅です。

高安駅・・・高安駅は、利用者数は比較的少ないものの、車庫もあり、連結・切り離しなどの対応も可能となっています。特に、河内国分駅が急行停車駅にも関わらず6両までしか停車できないという問題を抱えているため、連結・切り離しなどの対応が生じるケースがあります。また退避設備もあるため、乗り換えなどで利用できます。

3駅とも個性が違っており、どれも停車が必要な駅なので、結局、3駅とも停車駅にせざる得なかったとは思いますが・・・やっぱり多いですよね。

[区間急行] は、通過待ち退避を極力減らす、[普通] との接続をうまくとれるようにするなどで、利便性の確保に期待したい所です。

河内国分駅6両問題

河内国分駅が抱える問題としては、急行停車駅なのに、6両編成しか対応していないということです。ただ転用できる敷地は若干あるので、少し頑張れば8両対応にもできるかとは思えます。河内国分駅を8両化できれば、急行系は8両、普通系は4両という感じでメリハリがある運用ができるかもしれません。(まあ、近鉄はやる気ないかとは思いますが) ただし、河内国分駅が8両対応するならば、[快速急行]は [急行] となり消滅するかもしれないですね。

便利になる駅が意外と多いかも

各駅の利便性がどのように変わるのか、見ていきましょう。

八尾・河内山本・高安駅は [区間急行] が停車したことで、ダイレクトに利便性が向上します。
[区間急行]・[普通] ともにそのまま大和朝倉・榛原方面へ直通でき、また [普通] から [区間急行] への乗り換え駅ができることで、五位堂・高田・八木方面のアクセス性も向上します。

河内国分・五位堂・大和高田・大和八木・桜井から榛原間は、[急行系] が1本増えることとなり、利便性がアップします。ただ八尾エリア3駅停車によって到着時間が延びることとなります。20分間隔から15分間隔となるため待ち時間が減ることから、トータルでは利便性がアップする・・・と言えるかも。

大阪線の [普通] のみ停車駅の俊徳道~久宝寺口間は、日中帯は1時間に5本から4本と1本減るため減便の影響を直接受けます。退避する列車が減るため、通過待ち時間が削減され、移動時間が短縮されることを期待します。
この区間が今回の改正のダメージが大きい駅かと思います。

恩智~安堂間は、[普通] [区間準急] の停車駅ですが、日中帯は1時間に4本で変わらずですが [普通] のみとなる点で一番ダメージを受ける区間かと思います。大阪方面は、[区間急行] への乗り換え駅が無く、[普通] が先着となります。乗車時間が8分程度増加します。なお、五位堂方面に行く場合、河内国分での [区間急行] への乗り換え接続の利便性向上が期待できるかと思います。

大阪教育大~近鉄下田間は [普通]~ [準急]の停車駅ですが、日中帯は1時間に4本で変わらずです。ただし [区間急行] が1時間に4本設定されるため、河内国分での [区間急行] への乗り換え接続が改善され利便性の向上が期待できるかと思います。

五位堂から先、大和朝倉までの間の [普通] ~[準急] 停車駅は、日中帯は1時間当たり1本増えて4本となり、利便性がアップします。急行系も1時間当たり1本増えて4本となるため乗り換え接続も改善が見込まれ、利便性が向上すると想定されます。

現在、[急行] の利用者は到着時間が少し伸びてしまうというデメリットがあるものの、1時間あたり1本増えることと、普通も同く1時間あたり4本となることから、[普通]・[区間急行] 相互の接続性が大幅に向上することが予想されます。

今回のダイヤ改正は、トータルで考えると、メリットとなる駅が比較的多い?!とも言えます。今回は、単なる減便ではなく、利用者が伸びている奈良エリアは増便するなど、かなり工夫された内容なのでは、と思われます。

実際にダイヤが発表されてがっかりしないようにしたいとは思いますが・・・利便性がどれだけ向上するか、楽しみです。


過去の記事

2025年11月末、区間急行の停車駅を勝手に予測:2025年11月末、区間急行が新設されるという情報を受けて勝手に停車駅を予想した記事です。

「あまり考えたくない」と書いていた「普通と区間急行の2種別化となると・・・」が、結局、日中ダイヤで現実になってしまいました。


以上です。
記事をご覧いただきましてありがとうございました。

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