【簡単あらすじ】ゴールデンタイムの消費期限(微ネタバレ)【斜線堂有紀/角川文庫】
『 これも書くのか 』
料理人/ヴァイオリニスト/日本画家
棋士/映画監督/小説家
各界で天才と「呼ばれていた」6人が、
AI・レミントンとともに十一日間の共同生活をおくる。
国家プロジェクト「レミントン・プロジェクト」の結末は。
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『はじめに』
日に日に暖かくなり桜の季節も、そして花粉症の季節も終わりに近づいていますし、そうすると、ぽかぽか陽気につられて外に出かけることも多くなります。
しかし、ストーブもエアコンも必要の無い時期というのは、読書が捗る時期とも言えます。
このように、読書をするための絶好のシチュエーションを得られる時期ですので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。
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『才能が無くなった程度で、諦めるなんて悔しいだろう』
中学生時代に100万部超えの大ベストセラーとなった「春の嵐」を刊行し、天才小説家と呼ばれた、綴喜文彰。
綴喜のもとに「若い世代の天才を一か所に集め、交流させる」という国家プロジェクト「レミントン・プロジェクト」への参加依頼が届いた。
ここ数年、ある理由から小説を書きたくても書けない状況にあった綴喜は、悲壮な覚悟で参加を受諾する。
当日、ヘリで運ばれ綴喜が現地に到着すると、そこには、
料理人・真取智之
ヴァイオリニスト・秋笠奏子
日本画家・秒島宗哉
棋士・御堂将道
映画監督・凪寺エミ
という、各界で天才と呼ばれている5人が既に到着していた。
スマホも没収され、外界とは完全に隔離された施設内で、各分野で天才と呼ばれた6人と、AI・レミントンとの、十一日間の共同生活が始まった。
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以前レビューしました、
死体埋め部シリーズ
詐欺師は天使の顔をして
などの作品でも分かるように、10代~20代の、少年・青年にフォーカスした作品がとても秀逸で、私が好きな斜線堂有紀さんの作品です。
本作品も、若者に対する内面的な掘り下げに感情を揺さぶられます。
若い読者であれば、綴喜を含む6人の天才たちの苦悩に対して。
そして私のようなおじさん読者であれば、
レミントン・プロジェクトのマネージャーである備藤や、
本プロジェクトの要、AIレミントンの研究者である雲雀博士に対して。
様々な視点からの読書がおススメ出来る一作。
是非ご一読ください。
※個人的には、解説P365のある一文も多くの方に読んでもらいたいです。
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