【学校教育】次々と生まれる学校の「アイドル部」の未来とリスク【部活動/高校】
長野日大高校に、来年度からプロのアイドルを育成する「アイドル部」が創設されることが話題になっている。
というニュースを読みました。
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教えるのはEXILEらが所属するLDHグループのダンススクール講師で、入部後にはライブ活動やメディア出演、楽曲制作など、プロさながらの活動が待っている。
だそうです。
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ニュースを読んだ方によっては、かなりセンセーショナルなものと感じるかもしれませんが、
「アイドル部」というネーミングで、
「EXILEらが所属するLDHグループのダンススクール講師」が教える。
というだけであれば、元々多くの学校でダンス系の部活はありましたし、講師が少々有名な方というだけで、様々なスポーツ部活で行っているような「地域の指導者」に教えてもらっていると考えれば、それほどおかしいこと・目新しいことではありません。
しかし、
「入部後にはライブ活動やメディア出演、楽曲制作など、プロさながらの活動が待っている。」
ということが絡むと、少し気になる問題があります。
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例えば、
1.活動によって得られた収益・活動のための費用はどうなるのか。
今は、多くの高校が探究活動のような形で、様々な商品の販売などを行っています。
そして、その売上げが探究活動の原資になったりするのですが、今回の「アイドル部の活動」を考えると、それと比較すると収益も費用もケタが違うのではないでしょうか。
ですので、分配・負担比率を詳細に決めておかないと、将来的な問題につながるのではないでしょうか。
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2.部活動中にケガをした場合にはどうなるのか
「練習中にケガをする」ということであれば、様々な部活動と同じ取り扱いで良いと思います。
しかし、ライブ中・メディア出演中のケガならば、そのライブ・メディアを共催・運営している相手方に損害を発生させてしまう可能性があります。
その場合の補償は誰が行うのでしょうか。
また、その際、大人の方(=会社に雇用されている方)なら労災や民間の保険商品がありますが、今回の件ではそういったものはあるのでしょうか。
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3.学業ときちんと両立できるのか。
基本的に、高校生は「学業が主体」であり「部活動はそれに付随するもの」です。
いくら本人が望んで行っている部活動だとしても、学業を疎かにすることは出来ません。
また、講師を派遣するJDH側としても、生徒たちをハンパなレベルで送り出してしまうと、それによって会社の評判も落ちてしまう可能性がありますので、それこそ「スポーツ系部活における、インターハイ出場レベル」くらいの強度の練習はさせるはずです。
それをどのように両立させるのか、とても気になります。
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そして、記事内では大変興味深い意見がありました。
4.ニュース内にある元アイドルの方々からの意見
※ 元SKE48でフリーアナウンサーの柴田阿弥さんから
「他の部活以上に安全配慮とガバナンスが必要。人前に露出することがある以上、アイドルは容姿の誹謗中傷をネット上でされたり、ストーカーや個人情報を特定されるというリスクが高まる。どれだけ学校がガバナンスと安全配慮をするのか。身体的にもそうだが、メンタル面も含めてそこの設計がうまくできていれば問題ないと思う。ただし1個(事件・事故など)事例が生まれたら、たぶん全国でなくなってしまう」。
※ 元乃木坂46でタレントの山崎怜奈さんから
アイドル時代に自身が通う学校を明かしていかなったことに触れ「自分は大学の学部やキャンパスがバレるようなことは言わなかった。
(アイドル部は)学校がわかっている以上、そこから家までついていけてしまうし、仕事場にも行ける。
学校の送り迎えといっても、自動車のナンバーを控えられてしまえばそれまで」と付け加えた。
両氏の意見は、実際に体験してきたからこそのもので、とても納得出来ましたし、これらの問題が発生する可能性はあるでしょう。
私がこのニュースを読んだ際には、
「大学生のサークル活動」ならともかく、「高校生の部活としては適さない」のではないか
と思いました。
このような、新しい取組みに対して否定的な意見を出すと、
P206さんも老害ですねえ(笑)
というレッテルを貼られてしまいますね笑
もちろん、「学生の選択肢を増やす」という大きなメリットもあるのですが、上記の柴田阿弥さんと山崎怜奈さんのデメリットが大きすぎると感じます。
上記のようなリスクは当たり前に考えられることなのですから、少なくとも、問題が発生した場合に「想定の範囲外でした」のような受け答えをすることは許されません。
ですので、こういった部活動を認可するのであれば、その学校なりのリスクヘッジを行ってからすべきだと思います。
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今回の画像は【まなべ】さんからお借りしました。ありがとうございます。
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