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【中学/高校受験】家庭のお悩み相談9【集団塾・個別塾の選択Ⅱ/人事労務的視点】

私は、大学卒業後から人事労務関連業務一筋で社会人生活を送ってきたわけではなく、

「小売業・サービス業での管理職」
「学習塾での塾長」
「プロ家庭教師」 等

という経験を持つため、本業の人事労務業務を進めていますと、顧問先から、

「お子さんの育て方と学習塾」


について相談を受けることが多くあります。

その場合に私は、基本的には、お子さんと親御さんのどちらもある程度納得される塾を選ぶことが良いと答えるのですが、そのための目安のようなものについて、さらに突っ込んで質問されることが多くありました。

つまり、上記の質問や家庭の悩みというのは、一般的に・多くのお子さんや保護者の方に当てはまることなのだろうと思いましたので、シリーズ化して記述したいと思います。


第9回は、「お子さんに相応しい学習塾の選び方(個別塾?集団塾?)」について記述していきます。

このテーマについては、第2回で記述しているのですが、

今回は、私の本業「人事労務視点」で、最近特に気になったことを付け加えたいと思います。

上記第2回記事では、個別塾と集団塾について「お子さんの性質」という視点を中心に記述したのですが、今回は「学習塾側の視点」を中心に記述します


個別塾を選ぶ家庭は、おおよそ下記の2通りに分かれます。


1.お子さんのペースで授業を進めて欲しい。

これが理由のお子さんは、

①すでに高偏差値のため、他の生徒のペースに合わせることをしないで、現在の偏差値を維持したい。

②集団塾でイマイチ学力が上がらない(偏差値50台)ため、違った指導方法を試したい。

のどちらかに当てはまることが多いです。

確かに、上記①②については、現在も・いつの時代でも個別塾を選ぶ理由でありますので、メリットの一つとして考えて大丈夫です。

※この内容については、上記第2回記事から大きな変化はありません。


ーー

2.講師が丁寧に授業態度を見てくれる。

こちらも、個別塾を選ぶ大きな理由の一つなのですが、こちらについて「現在の人手不足」が大きく関係し、性質が変化しています。

※以下についての内容は、福島県・宮城県など「首都圏のように多くの大学生がいるわけではない」という地域に当てはまることとしてご覧ください。


講師が丁寧にお子さんを見てくれる。


これは、個別塾の授業のスタイルが「講師1~4:生徒1」がほとんどですので、「講師1:生徒10人前後」というスタイルの集団塾より、目が届きやすいというイメージを生徒・保護者両方とも持っているからです。

ですが、こちらの理由については、少し揺らぎ始めています。

私がお手伝いしている集団塾は、ほとんどが社会人講師です。

その理由を塾長に聞くと、

学生講師が集まらない・学生講師の質が下がってきている

ということらしいです。

ただし、この「質の低下」というのは、人間としての質ではなく、勉強を教えるための能力が低いということです。

どういうことかと言いますと、学習塾講師だけでなく、学校教師もそうですが、質の高い授業を行うにはマルチタスクを行うことが出来る能力が必要です。

※例えばですが、数学の「一次関数」を教えるとしましょう。

授業の流れとしましては、

1.基本公式や求め方を教える。
ことから始まり、皆が理解すればそのまま応用に向かいます。
ですが、もしもつまずいている生徒がいる場合には、
2.その生徒がどこで(どの知識で)つまずいているのかを見抜く。
ことが必要です。
「求めるための、比例・連立方程式の理解度が低い」のか
「ただ単に、ケアレスミス」なのか、など
個人によって問題点が違いますので、それを見つけなくてはいけません。
そして、授業時間は時間制なので、
3.どのような時間配分にするか。
ということも重要です。
授業内容をある程度記憶に残すためには、区切り良く終わらせる必要があります。

というように、授業というのは「授業前から決められた流れをその通りに行なう」ことではなく、授業をしつつ生徒を観察しつつ授業内容を変化させる、というマルチタスクが必要になります。

塾長から言わせると、

「真面目で学力(偏差値)が高い、という学生は現在も減っていないというか、むしろ、そういった生徒は増えている印象があるが、上記のような柔軟性のある学生講師がかなり少ない」

と感じているそうで、その結果、社会人講師を多く雇用しているということです。


ベテラン・授業が上手な講師であれば、集団授業であっても、個別授業よりもはるかに「お子さん一人一人へ目を光らす」ことが出来ます。

ですので、学生講師が中心の個別塾であれば、

講師が丁寧にお子さんを見てくれる。

という理由で個別塾を選択することは、(少なくとも)地方の学習塾選択においてメリットを多く享受することが出来ないことも多いという現状だと言えます。


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今回の画像は【yas|コトバシフト】さんからお借りしました。ありがとうございます。

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モチベーター講師P206|学校教育と読書レビューとスイーツも 記事を読んで頂いた方に、何かしらのプラスを届けたいと考えています。