【簡単あらすじ】マスカレード・ゲーム(微ネタバレ)【東野圭吾/集英社文庫】
『 ようこそ、ホテル・コルテシア東京へ 』
舞台は、四たびホテル・コルテシア東京。
新田浩介と山岸尚美の地位の変化で、考え方や行動にも変化が見られます。
挨拶の意味すら変化する本作。
今までのシリーズに新しい変化を加え、最新作「マスカレード・ライフ」にも興味がつながる、とても面白い一作でした。
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『はじめに』
十月の中旬から、急激に気温が下がってまいりました。また、天気もあまり良くない日が続いておりますので、家や自室で過ごす時間が増えていると思います。また、寝る前のちょっとした時間などでの読書も大変捗ります。
この時期は「読書の秋」と昔から言われていますが、読書をするための絶好のシチュエーションを得られる時期ですので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。
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『互助会、助け合い、ローテーション……か』
捜査一課係長・新田浩介は、ある事件の捜査を進めていた。
被害者が殺されたことにより、誰かが得をしたのかというアプローチは上手くいかなかったが、怨恨の線から迫ってみると、ある容疑者が浮かんだ。
しかし、その容疑者には完璧なアリバイがあり、日常の行動にも何ら怪しい所を感じさせない。
行き詰っていたところ、別々に捜査を進めていた三つの事件に、ある繋がりが見つかる。
それは、殺害方法が「正面からナイフで刺されている」こと。
そして、
被害者全員が以前に逮捕され、その事件の被害者家族から恨まれている。
ということだった。
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前作「マスカレード・ナイト」から数年が経ち、
新田浩介は、捜査一課係長となり、
山岸尚美は、普段は、ホテル・コルテシア・ロサンゼルスでの勤務。
という状況です。
つまり前作までとは違い、二人とも地位が変化(出世)し、そこで様々な経験を積んだため、考え方や行動にも思慮深く・落ち着きがみられ、それに相応しい活躍が見られます。
また、
登場人物たちの「とんでもないことでございます」のやり取り。
新田も認めるベテラン刑事・能勢の存在感。
など、私のようにシリーズを読んでいる方でしたら、ちょっとニヤッとするような小ネタも挟まれており、
そこに、新しく登場する、捜査一課係長・梓の存在が、落ち着いた面白さだけでなく、ハラハラ・ヤキモキさせるような展開もあり、
そして、犯人や被害者の考え方や行動について、
シリーズで一番「東野圭吾作品」みを感じ、大満足の読了感でした!
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今までは、
様々な「仮面」を被った人間を見つける・探す
という展開でしたが、
今作は、
「仮面」を外した・外そうとした人間が鍵を握る
という展開であり、
シリーズ四作目ですが、全くマンネリ感はなく・新鮮味すら感じます。
本作のラストは、まさかそうなるとは!と思いましたが、
冷静に考えると、むしろシリーズ四作目まで、よくそうならなかったよな、
という考えにもなり、かなり腑に落ちる展開でした。
一作目から本作まで、シリーズ全読しているからこそ、
最新作マスカレード・ライフがとても楽しみになりました。
しかし、私の同僚によると、シリーズを読んだことが無い方でも楽しめたということですので、読書家皆さんにおススメの作品です!
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