【福島県/県立中学校・高等学校等】2025年11月【教育の現状レポート】
お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。
ーー
福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、「福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築する」という、新しい試みをスタートしています。
このプラットフォームには、福島県の教育に携わる方々にとって、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されています。
しかし、毎日多くの記事が発信されていることで、良記事・大変役立つ・必要な記事が目に付かずに埋没してしまうことは大変残念に思います。
私も福島県の学生教育に関わっている一員ですので、様々な関係者の思いを伝えるため、良記事を定期的に取り上げることが出来ればと思い、上記プラットフォームに掲載された各学校等の現状についてのまとめ記事を発信していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
※今回は『 2025年11月11日まで 』の記事まとめです。
ー
『1』98年の歴史と伝統!全校生・全教員が紡ぐ伝統芸能を地域に発信!福島県立相馬農業高等学校(県教育委員会)
記事の概要
福島県立相馬農業高校は、明治36年(1903年)、原町実業補修学校として現在の南相馬市原町区に誕生し、今年度、創立122目を迎えた歴史と伝統のある学校です。昭和3年に行われた陸上大運動会で初めて地域へ郷土芸能を披露してから98年間、コロナ禍においても途絶えることなく、文化祭や大運動会、発表会等において芸能披露を行い、郷土芸能の魅力を発信し、郷土の誇り醸成と地域活性化を図っています。
1 全校生・全教員で紡ぐ、郷土芸能の伝承
本校では、「御神楽部」「流山踊り部」「宝財踊り部」「田植え踊り部」「陣螺(じんがい)部」「民謡部」の6つの芸能部が組織され、全校生・全教員は必ずいずれかの部に所属することになっています。10月中~下旬に文化祭や大運動会と並行して行われる芸能披露会に向け、9月上旬ごろから地域の指導者でもある師匠の指導の下、全校生・全教員が練習に取り組んでいます。放課後には主体的に練習を行い、上級生から下級生へ熱心な指導を行う生徒の姿も見られます。また、高齢により師匠の確保が困難な「宝財踊り部」では、教員が師匠役を担うなど、全校生・全教員一丸となり郷土芸能の伝承に大きく貢献しています。
2 郷土の誇り醸成と地域の活性化に寄与
芸能披露会において発表を行う生徒たちは、煌びやかな衣装を身にまとい、緊張しながらも堂々とした態度で発表を行っており、その勇姿を一目見ようと保護者ばかりではなく地域住民、卒業生など数多くの方々が見学に訪れます。見守る観客の前で無事発表を終えた生徒たちは何物にも代えがたい充実感や達成感を得ることができ、郷土の誇りを感じることができています。また、学校を見守る地域の方々が集まってくれることで、地域との繋がりを体験できる良い機会となっています。
3 郷土芸能の復興・再生に寄与
本校の郷土芸能は、生徒による「生歌」と「生演奏」にこだわっており、「陣螺部」「民謡部」の充実に力を入れてきました。過去には一時期録音音源の再生による披露となってしまっていた「流山踊り部」の発表も、地域住民の協力の下、音源から楽譜や歌詞を起こし、「生歌」「生演奏」での発表を復活させ、郷土芸能の復興・再生に寄与しています。
4 今後の展開方向
昨年度、本校と南相馬市で連携協定を締結しました。本校が南相馬市と連携・協力することにより、地域の特色を活かした人材育成と本校の魅力化・特色化を図り、地域社会の発展に寄与することを目的としています。その中で、郷土芸能伝統継承活動に関する事項も盛り込まれ、具体的な連携についても検討が進められています。
また、現在でも唯一録音音源再生での披露となっている「田植え踊り」は、鹿島区烏崎地区で伝承されてきたものですが、地区の高齢化等により地区での伝承は途絶えています。本校に残る録音音源が唯一のものであり、地域と協力しながら録音音源から楽譜や歌詞を起こし、「生歌」「生演奏」での発表復活を進めていきます。
ー
伝統(昔)を学び伝えることが、地域活性(今)につながる、ということを実践しています。
歴史は断片的なものでは無いことを学んでほしいです。
ーー
『2』3年総合探究ー耕作放棄地を活用しようー(県立石川高校)
3年生の総合探究では、「耕作放棄地を活用しよう」というテーマで活動しているグループがあります。
耕作放棄地を耕し、畑づくりを行いました!
古いマルチをはがして・・・・・
うねづくりとマルチ張りを行いました。
苗植えを行いました!
愛情たっぷりのさつまいもが、すくすく育ちますように・・・!
※画像等は、上記noteページをご覧ください。
ー
建築物のリノベーションもそうですが、これからは、新しい物を作ると同様に、今までのものを活用する視点が重要になります。
ーー
『3』きたかた・グローカル・リサーチの中間発表会(県立喜多方高校)
2学年でこれまでの探究活動の成果は発表する「探究活動中間発表会」を開催しました。(2025/09/16)
本校では総合的な学習の時間を「きたかた・グローカル・リサーチ」として、持続可能な視点に立った地域課題探究学習を行っています。
1年次は、主にグループ単位で探究の基礎スキルを学び、地域との関わりをとおして自己の興味・関心を高めます。2年次では、1年次で学んだことを生かして、自身の興味・関心に関連する「問い」を設定し、個人で探究活動を深めています。
今回は、中間発表として地域から27名の指導助言者をお招きし、地域や社会をフィールドにした探究活動についてアドバイスをいただきました。
「会津伝統料理の塩分量による現代人への健康への影響」について探究している中根さんの発表では、喜多方市役所の保険課の方から「塩分や糖分は保存の役割もある 塩分を減らして味が落ちるでは意味がない だしやうまみを補ったり料理の組み合わせたりする方法を提案するやり方もある」などとアドバイスを受けていました。
「米農家の現状と昔について」を探究している今井さんの発表では、オクヤピーナッツジャパンの松崎さんより「米農家は米の相場で苦しめられてきた 今は相場が上がっているのでチャンスと捉え 会社を興すなど大胆な提案をしてほしい」などとアドバイスを受けていました。
喜多方市役所の各課のみなさま、ご協力いただきました多くの皆様に感謝申し上げます。
ー
自身の取組みに、外部(プロ)の視点が加わることで、さらに内容が濃くなるのではないでしょうか。
ーー
『4』地域は「探究のタネ」の宝庫〜SSH産業社会 現地調査(高校1年 GSコース)(県立会津学鳳中学校・高校)
会津学鳳高校では、SSH指定校として中高6年間を貫く探究活動を進めています。高校1年次に、SS(サイエンス探究)コースとGS(グローカル探究)コースに別れて、SDGsとサスティナビリティの基礎を学び、研究の進め方を学びます。
9月3日(水)、高校1年生がSSH産業社会の授業の一環として会津地方各所に現地調査に行きました。今回は、地域課題探究を行うGSコースの現地調査について取り上げます。(2025.9.3)
GSコースは会津地域の自治体や地元の企業に直接出向き、「まだ見ぬ隠れた地域の魅力発見」「その土地ならではの問題の解決」を課題として設定すべく探究のタネを見つけます。今年は、会津若松市・喜多方市・会津美里町・猪苗代町・磐梯町・三島町・柳津町・只見町・南会津町の9つの自治体にお世話になりました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。この現地調査をもとに地域の課題を見つけ出し、解決策を検討していきます。
学鳳高校1年生の探究活動、いよいよ本格的にスタートです!
ー
地元は身近過ぎて良い所・興味深いところを見つけにくいときもあります。現地調査で、また新しい発見があったのではないでしょうか。
ーー
『5』【食品科学科】技術交流まつりに参加しました!!(県立会津農林高校)
9月19日(金)、ハイテクプラザ会津若松で技術交流まつりが開催されました。今回は、福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター・県産品加工支援センターの研究成果を中心にポスター形式での発表及び成果展示、機器紹介等の様子を見学しました。
食品科学科では、醸造プロジェクトや課題研究等で商品開発を行なっているため、専門的な知識や技術を深めるために参加しました。発表会では、研究の内容や成果がとても専門的だったため、理解することが大変でしたが、研究担当者と話をすることで内容を理解しようと努力していました。
来年度も機会があれば、技術交流まつりに参加したいと考えています。
ー
自分達の課題をプロに指摘してもらうとともに、プロの内容を取り入れるということも、成長のために必要になります。
ーー
『6』郡山北工業高校建築科 × 郡山高校 ~中庭ベンチをリニューアル(県立郡山高校)
郡山北工業高校建築科3年 課題研究木工班の皆さんが、
本校中庭ベンチを新調して下さいました。
郡山高校は、郡山北工業高校の統合校である郡山西工業高校の
跡地に開校しており、深いゆかりがあります。
両校はともに2026年に創立50周年を迎えます。
■5月16日 郡山北工生が来校し、傷んだベンチの取り外しと採寸を
約半日かけて行いました。
■6月~郡山北工業高校で座板(角材)の面取りと色塗りが行われました。
円形ベンチのため、角材を台形に整え、木材の腐食を防ぐため何度も
重ね塗りをしたとの事です。
■9月12日 いよいよ一枚一枚取り付けていきます。
郡山北工業高校鈴木哲校長先生も駆けつけてくださいました。
本校髙野校長と生徒会も一緒にパチリ!
憩いの場所になりそうです。本当にありがとうございました。
ー
こういう交流も面白そうです。このベンチを見るたびに、今回の内容を思い出すのではないでしょうか。
ーー
『7』田村市ふれあい防災2025に参加しました!(県立船引高校)
9月28日(日)、田村市総合運動公園にて開催された「田村市ふれあい防災2025」に船引高校アクティブリーダーのメンバーが参加しました。
船引高校のブースでは、アクティブリーダーのメンバーが作成した防災クリアファイルと、総合的な探究の時間で3年生(防災班)が作成した防災啓発ティッシュの2種類を配布しました。田村市のハザードマップや福島県の防災アプリについて田村市民のみなさまに紹介しながら、配布しました。
田村市民のみなさまからは「防災についてわかりやすいファイルだね」「福島県の防災アプリをこの機会にダウンロードしてみようかな」といった声が寄せられました。
ー
高校が地域の一部になっている風景です。
☆前回のまとめ記事等☆
いいなと思ったら応援しよう!
記事を読んで頂いた方に、何かしらのプラスを届けたいと考えています。