【中学/高校受験】家庭のお悩み相談室4【偏差値を基準にした高校選び】
私は、大学卒業後から人事労務関連業務一筋で社会人生活を送ってきたわけではなく、
「小売業・サービス業での管理職」
「学習塾での塾長」
「プロ家庭教師」 等
という経験を持つため、本業の人事労務業務を進めていますと、顧問先から、
「お子さんの育て方と学習塾」
について相談を受けることが多くあります。
その場合に私は、基本的には、お子さんと親御さんのどちらもある程度納得される塾を選ぶことが良いと答えるのですが、そのための目安のようなものについて、さらに突っ込んで質問されることが多くありました。
つまり、上記の質問や家庭の悩みというのは、一般的に・多くのお子さんや保護者の方に当てはまることなのだろうと思いましたので、シリーズ化して記述したいと思います。
ー
第4回は、「出来るだけ偏差値の高い学校に行くべきか?」について記述していきます。
ー
学校を選ぶ際、将来的な目標が具体的に決まっているお子さんや保護者さんなら、「この学校に決めている」ということもあるでしょうが、恐らく、多くの家庭ではそこまで志望学校について決めているところは無いと思います。
そうすると、次に学校選びに使う指標が「偏差値」です。
出来るだけ偏差値が高い高校に進学することが将来につながる、と考えるわけです。
これは、ある意味正解である意味不正解です。
ー
1.「正解の理由」:通常の高校生活が大学進学へ繋がる可能性が高い。
特に、大学進学を目指しているお子さんの場合、各地域の高校の「大学進学実績」を見たときに、上位3~4の高校までと、それ以下の高校で明確に実績に差(合格人数で数十人レベルでの差)が発生することが多いです。
それは、単純に学校内の生徒の学力差ということもあるのですが、学校自体が大学進学を目安にしているかどうかで大きく変わっています。
カンタンにまとめますと、学校に通って通常授業を受講する・学校内のイベントに参加するだけで、大学受験対策になっているということです。
つまり、学校に通っている時点で差がついてしまっているということです。
ですので、特に、お子さんがあまり積極的では無い性質を持っている場合には、出来るだけ高い偏差値の学校に入学する、ということは正解ということです。
ー
2.「不正解の理由」:大学進学には様々な方法がある
高校によっては、大学とのつながりがある場合が多く、推薦枠があるというところがあります。
それが「指定校推薦制度(名称は地域・学校によって違うと思います)」の存在です。
実際に、私の教え子で、トップグループの高校に入学出来る学力がありながら、2ランクほど下げた中堅高校に入学した女子生徒がいました。
その女子生徒は、A大学への進学を本気で考えており、その理由が「やりたいことに合致した校風と学部があり、大学所在地が親戚の家の近くにあるので生活費もかからず親への負担が軽い」と、大学進学までの道筋をかなり具体的に決めていました。
しかし、絶対にテストではしくじることは出来ませんし、推薦を勝ち取るためには学校からの指導も受けることが出来ないため、友達と遊びに行くときも気をつけるなど大変だった、という苦労話を聞きました。
ー
少し毛色は違うのですが、高校の学校見学の際に「学校の施設が素晴らしいから、この学校にしたい(スポーツ除く)」という意見を持つ方が一定数います。
このことを生徒から聞いた場合には「もう少しよく考えるように」と言います。
何故なら、大学に行くともっと素晴らしい施設がある学校があることがほとんどですし、時間の経過によって少しずつ劣化するような施設ではなく、学校の先生や校風を大事にした学校選びをすることが、経験上、その生徒の明るい将来につながる可能性が高いからです。
ー
現在の日本社会は以前のように、
高い偏差値の高校・大学へ進学し、
上場企業のような大企業もしくは国家公務員に就職し、
定年まで勤める。
というモデルケースは崩壊したと言えます。
しかし、その頃よりも現在のほうが、自分たちで選択出来る余地は間違い無く増えています。
私の仕事(社労士・人事労務管理業務中心で独立)も、以前ではほぼ考えられないものでしたし、他にも様々な魅力的な職業が成立しています。
また、学校についても以前記事を書いた、神山まるごと高専のような特色のある学校も各地で増加しています。
高校について詳しく調べること・自分自身をやりたいことを見直すこと、など、以前と比較すると受験において自発的に行うことは多くなっています。
しかし、それに見合った結果が付いてくる可能性が高いのも現在の特徴ですので、進学については時間をかけて情報収集をすることが重要です。
★他の教育関連記事★
今回の画像は【ゴシュナ】さんからお借りしました。ありがとうございます。
いいなと思ったら応援しよう!
記事を読んで頂いた方に、何かしらのプラスを届けたいと考えています。