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【福島県/県立中学校・高等学校等】2025年11月(3)【教育の現状レポート】


お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。


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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、「福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築する」という、新しい試みをスタートしています。



このプラットフォームには、福島県の教育に携わる方々にとって、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されています

しかし、毎日多くの記事が発信されていることで、良記事・大変役立つ・必要な記事が目に付かずに埋没してしまうことは大変残念に思います。

私も福島県の学生教育に関わっている一員ですので、様々な関係者の思いを伝えるため、良記事を定期的に取り上げることが出来ればと思い、上記プラットフォームに掲載された各学校等の現状についてのまとめ記事を発信していきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

※今回は『 2025年11月25日まで 』の記事まとめです。



『1』「ふくしまの高校生海外留学応援事業」初の留学生が誕生しました。(県教育委員会)



 本事業は、福島県出身の世界的歴史学者である朝河貫一博士にならい、世界で活躍する「ふくしま人」を育成するため、アメリカの大学への入学を支援する留学準備プログラムを実施するとともに、対象の大学へ留学を希望する高校3年生から学費支援候補者を選考し、入学決定後に学費を支援する事業です。
 本事業は株式会社髙野様から寄附金によって実施されています。

 7月29日に教育長室にて壮行会が実施されました。

出席者
 鈴木 竜次 教育長
 株式会社髙野 代表取締役 土屋 賢一 様
 朝河貫一博士顕彰協会代表理事 渡邊 剛 様
 本事業学費支援対象者 吉田 笙 様
            (留学先 ペンシルバニア州立大学)
 

 吉田さんは、AI分野で特に高いレベルを誇るペンシルバニア州立大学に進学します。ペンシルバニア大学は、 約4万人の学生が学ぶ大規模なキャンパスで、2,000人以上の留学生が在籍する多様性にあふれた環境です。

 吉田さんは、原発事故や自然災害で電気が使えない不便さを体験したことから、「文明がどれだけ進化しても、エネルギーが安定していなければ意味がない」と強く感じ、エネルギー問題に関心を持ったそうです。エネルギー問題の解決には、インフラや運搬といった「ハードウェア」と、効率的なエネルギー管理のための「ソフトウェア」の両方が不可欠だと考え、両分野を深く学ぶことを決意しました。

 また、小学2年生から5年生まで、アメリカのオハイオ州で過ごし、現地の小学校で中国やスペインなど様々な国から来たクラスメイトと共に学んだ経験も、吉田さんの成長に大きな影響を与えたとのことです。国籍に関係なく平等に接する文化を肌で感じ、アメリカは楽しい国という印象を持ったことが、今回のアメリカへ留学にもつながりました。

 懇談の中で、株式会社髙野の土屋代表取締役より、多くの人と接して多くのことを吸収することや、今考えられている再生可能エネルギーの他も考える幅を持つことなどへの期待が述べられ、自分の関心に従い勉強してほしいと激励をいただきました。

 また、朝河貫一博士顕彰協会の渡邊代表理事からは、留学生活では想像もしないような困難に直面することもあるかもしれないが、そのようなときは応援し、サポートしてくれる人たちがいることを思い出してほしいと、アドバイスをいただきました。

 最後に、吉田さんから、続く後輩たちを支える意味でも頑張りたいと強い決意が述べられました。

 本事業で派遣される最初の留学生として、大いに活躍することを期待します。 


学生らしい感性で様々なことを吸収してきて欲しいですね。

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『2』【2025年9月号】地域と創る思いやりのある楢󠄀原小学校/下郷町立楢󠄀原小学校(県教育委員会)



記事の概要

 本校は、下郷町の中心に位置し、会津下郷駅から徒歩5分の場所にある自然豊かな学校です。全校生48名の小規模校であり、穏やかで優しさにあふれ仲良く生活しています。校舎正面には、通称「前山」があり、子どもたちは四季折々の自然を感じることができます。また、たくさんの下郷のよさを地域の方々から教えていただきながら、下郷のよさ・地域のすばらしさを再発見し、地域の方に支えられながら学んでいます。

1 心を一つに~よさこい指導~

 毎年5月に実施するスポーツフェスティバルの種目の一つに「よさこい」があります。下郷町には「郷人(ごうじん)」というよさこいの集団があります。子どもから大人まで幅広い年齢層の中で、世代を超えた交流を目的として活動しています。そんな郷人の方を講師として招聘し、ご指導をいただいています。指導を受けて子どもたちの心が育っていき、あいさつにも変化が見られます。そして、気持ちのこもった演舞へと成長していきます。また、高学年が中心となりながら、下学年へ演舞を教えることで「思いやりの心」が育まれます。

2 心を豊かに~朝の読み聞かせボランティア~

 学校図書館ボランティアによる朝の読み聞かせを、年間10回実施しています。地域の方からの読み聞かせは、子どもたちにとっての楽しみであり、物語の世界観をじっくり味わえる時間となっています。

3 地域探究~下郷のよさを再発見~ 

 1・2年生は生活科の中で「自然観察会・製作活動」、3・4年生は総合的な学習の時間中で「下郷・楢󠄀原の自然~下郷のよさに触れ、自分を見つめて~」、5年生は「下郷の産業~下郷の観光・産業を生かす人との関りを通して~」、6年生は「下郷の歴史とつながる~支えている人々とのつながり~」について学習をしています。地域探究に向けて講師の方を招聘し、地域を案内していただきながら学びを深めていきます。下郷のよさについて再発見することができます。

4 地域人材を生かして~スクールサポーターの活用~

 各教科における学習サポーターとしてスクールサポーターを活用し、地域のスペシャリストの方から学びを深めていきます。書家による書写指導や大川渓流太鼓保存会の方によるリズム指導、そろばん教室の先生によるそろばん指導、ピアノ教室の先生による式歌指導などを通して、感謝の心や思いやりの心も育んでいます。

5 下郷のよさを伝える~ゲストティーチャー~

 ゲストティーチャーを招聘して授業を実践することで、子どもだけでは気付くことができない思いに触れることができます。4年生の道徳科「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」を育てる学習では、下郷町役場観光課の方をゲストティーチャーとして招聘することで、下郷町のよさに改めて気付くことができました。地域への思いやりの心も育まれていきます。

最後に

 よりよい教育が行われるには、学校・家庭・地域社会が、それぞれのもつ役割を改めて確認し、多くの目で子どもたちを見ていくことがとても大切です。地域と共に学校の学びを深めていくことで、子どもたち一人一人の思いやりの心を育てることにもつながります。そして、下郷町のよさに気付き、郷土愛も深めていくことができます。

 日々の教育活動の様子につきましては、本校のHPをご覧ください。


自ら動いて知識を取り入れることと、詳しい大人から授業を受けること、この二つをバランス良く行うことが重要です。

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『3』高校生による会津地域活性化プロジェクト(ALMS)進行中!その4(県立会津学鳳中学校・高校)



 高校生による会津地域活性化プロジェクト(ALMS)検討会議が9月27日(土)に実施されました。今年度の検討会議、早くも4回目を迎えました。(2025.9.27)
 ALMSでは、会津地域の活性化について「まちづくり」「ものづくり」「ひとづくり」のそれぞれの分野で計4班に分かれてプロジェクトに取り組んでいます。
 10月11日(土)にはいよいよ中間発表です。今回は中間発表を前にしてこれまでの活動を通して見えてきた課題を再検討し、プロジェクトをより精選、具体化していきました。

「会津地域の食品を外部に発信するためには」プロジェクト

 「花粉症に効果のある食品」をターゲットにすることは難しいことがわかり、会津地域の食品を外部に発信するプロジェクトに軌道修正しました。すると使いたい食品も加工(提供)の仕方もいろいろアイデアが出てきました。情報発信の方法も工夫しながらできそうです。

「高校生の勉強スペースを創って会津を活性化!」プロジェクト

 休眠していたALMSのインスタグラムを活用して会津地域にある高校生が勉強できる場所を発信することができそうです。

「また会いたい!飲食店(まちのステキ大人)と関わりづくりでこのまちを好きになる」プロジェクト

 関係人口の創出だととても漠然としていましたが、飲食店に焦点を当てることによってより具体的になりました。プロジェクト名もステキですね。

「ひきこもりの一歩手前の状態の高齢者への予防イベントをつくる!」プロジェクト

 ひきこもり一歩手前というニッチな対象に絞り、高齢者に何が必要で高校生でもできることは何か、難しいテーマでしたが、イベントの内容も具体的になってきました。


課題を進めるだけでなく、修正・転換する柔軟性はとても必要です。

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『4』中学校 他校との交流会(県立安積中学校・高校)



 10月8日(水)会津学鳳中学校の生徒の皆さんが来校し、交流会を行いました。県立中高一貫校の中学1年生どうし、入学して半年経過したところですが、お互いの学校の様子などを話しながら交流を深めました。
 はじめは若干緊張の様子でしたが、一緒にお昼を食べ、校内見学などをしていくうちに、だんだん打ち解けてきました。

 交流会では、まず各校混合でグループをつくり、お互いの学校の良さ、今後の交流の在り方について話し合いました。続いて各グループの結果を発表し、全員で共有しました。

 両校の良さに関連して、お互いの学校の特徴も話題になりました。体育では両校とも学校独自の体操(学鳳体操と安高体操)をする、という話もありました。また交流については、たくさんのアイデアが提案されました。スポーツ、レクレーション、探究、合唱、ディベート、先生を交換、文化祭の総合交流などなど、魅力的な活動ばかりでした。とあるグループの『お互いに高め合える存在になれえるようにしたい、と考えました』という言葉が印象的でした。


中通りと会津、近いようで遠い学校の交流が進むと良いですね。

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『5』令和7年度校内研究発表会を実施(県立小名浜海星高校)



 令和7年10月6日(月)、本校舎第1体育館にて「令和7年度 校内研究発表会」を実施しました。本発表会では、全6学科(普通科・商業科・海洋科・情報通信科・食品システム科、海洋工学科)の生徒たちが日頃の学習成果を発表しました。地域連携、復興支援、そしてSDGs達成を目指す最先端技術の活用といった、未来を見据えた実践的な研究が一堂に会しての大変有意義な時間となりました。


【各学科のテーマと概要一覧】

<普通科>

タイトル:「プロジェクトの取り組み報告」

 震災の記憶を伝える癒しのコーヒー『Desired Coffee』の開発。“被災した人がほっとできる一杯”、“世界の人と記憶を共有できる一杯”を目指したパッケージで、浜通りで開催されるデフリンピックでの発表を目指す。

<商業科>

タイトル:「双葉郡応援プロジェクト活動報告」

 広野町みかんを使った「みかんサイダー」の開発・販売。ふるさと納税返礼品にも採用され、地域連携力・企画力を習得する。

<食品システム科>

タイトル:「陣の都の農水産物を利用したメニュー開発」

 地元のリンゴや海産物などを活用し、新たなレシピと実習製品を開発。食の専門知識を活かした地域貢献を目指す。

<海洋工学科>

タイトル:「」水中ドローンとプログラミング技術の学習」

 福島イノベーションコースト構想に基づき、慶應義塾大学SFC研究員からフィジカルコンピューティング技術を学習。水中ドローン操縦とPython言語によるAIプログラミングを体験的に学ぶ。

 この研究発表会は全国水産・海洋高等学校生徒研究発表東北地区大会の代表選考会も兼ねており、水産各科の代表生徒による課題研究の発表も実施されました。

【水産各科のテーマと概要一覧】

<海洋科>

タイトル:「陸上養殖への道7」

 7年目に突入した陸上養殖の研究対象として今年はいわきの気候に適したニホンナマズを選定。共食い対策の給餌や、ニジマス養殖の知見を活かした1トン水槽での循環ろ過システムを構築中。ナマズの育成と、手間を減らす新たな養殖産業化を目指す。

タイトル:「バナメイエビ陸上養殖~バトンを未来につなぐ~」

 循環式養殖施設の改善とともに、過去の失敗を分析して水温管理や給餌量の最適化を追求。本校初の学科横断型の探究の在り方として、小名浜海星高校全学科連携のもとで養殖したエビを使った商品開発を目指す。

<情報通信科>

タイトル:「僕らのハザードマップ」

 既存マップより分かりやすい「僕らのハザードマップ」を制作。ドローン(Mavic 2)操縦技術と法律を学び、QGISで浸水深を色分けし、航空写真と矢印で避難経路を可視化。動画化や他災害マップ作成に取り組み、地域防災への貢献を目指す。

タイトル:「スマートセンサーブイの開発」

水産業のコスト課題解決のため、安価な新型スマートセンサーブイを開発。ソーラー電池と蓄電池で電池交換不要を実現し、LINE通知機能で水温異常などを自動検知するシステムを構築する。今後はさらに広範囲・低コストでの運用を目指す。

<食品システム科>

タイトル:「魚醤を使ったレシピ開発と、よりよい魚醤にするために」

 内池醸造(株)と連携し、魚醤の成分分析・効率化を研究。醤油製造の鍵となる「もろみ」の発酵・熟成期間の短縮を目的として新しい仕込み方法を検討した。また、魚醤を使ったうどん、みたらしだんご、肉じゃが等のレシピを開発し、商品化を目指す。

<海洋工学科>

タイトル:「生分解性ルアーの作成について~海洋ごみをなくすためにできること~」

 深刻化する海洋プラスチックごみ問題への具体的な解決策として、海水中でも分解されるPHBH素材に、本校海洋科で出たバナメイエビの抜け殻などを混ぜた環境配慮型ルアーを開発。製造効率化のため3Dプリンタで樹脂型を製作する。大阪万博でも研究を紹介した。

選考の結果、10月末に気仙沼で実施される東北地区大会の学校代表は情報通信科の「スマートセンサーブイの開発」となりました。これまでの研究の成果をぜひ、堂々と発表してきてもらいたいと思います。 

 今回の研究発表会は、各学科の専門性を活かしながら、地域社会の課題解決やSDGsといった未来を見据えたテーマに挑む生徒たちの、探究心と行動力が集結した場となりました。震災からの復興支援、先端技術を活用した水産業の革新、そして環境問題への具体的なアプローチなど、その成果は多岐にわたります。


各学科によって内容・視点が様々で、どのような結末になるかとても楽しみな内容です。

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『6』伝統文化に触れる:建築科 上棟式レポート(県立郡山北工業高校)



建築科 上棟式 実施報告

 建築科では、10月2日(木)に上棟式を執り行いました。

 上棟式とは、木造住宅の骨組みが完成した「棟上げ」を祝う儀式です。これまでの工事の無事への感謝と、今後の工事の安全、そして建物の完成を祈願する目的があります。地方や世代によっては「建前(たてまえ)」や「建舞(たてまい)」、「たちまい」などとも呼ばれます。

 今回の行事では、恒例のお菓子まきが行われ、簡単なお菓子と大福が参加者に配られました。

 昭和の時代には、大量のお菓子やお餅に加え、ティッシュに包まれた硬貨がまかれることもありました。子どもの頃、上棟式があると傘を逆さにしてお菓子や硬貨を集めた経験を思い出した職員もおり、日本の古き良き風習を懐かしむ場面となりました。生徒たちはヘルメットをさかさまにしていました。

 本校では、上棟式を宗教的な儀式とは区別し、日本古来の家づくりの風習に触れるイベントとして実施しています。学生たちにとっては、近年では珍しくなった伝統的な建築文化を体験する貴重な機会となったことでしょう。


建設や農業分野では、現在の新しい技術を取り入れることと、昔の伝統風習を見直すことが重要です。

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『7』JICA二本松訪問学習(県立南会津高校)



学校設定科目「SDGs探究」では2学期のテーマとして、「国際的な視点からSDGsについて考える」を掲げ学習に取り組んでいます。その一環として、JICA二本松訪問学習を行いました。

学習内容

・JICAの活動概要説明(JICA海外協力隊の活動内容について説明がありました。)

・所内案内(訓練生の語学授業の様子や宿泊棟などを見学させていただきました。)

・JICA職員 山﨑様による「協力隊体験談(パプアニューギニア)」(山﨑様はPNGの小学校で教育に携わる仕事に取り組まれていました。日本の教育との違いやPNGの文化などについて教えていただきました。)

・JICAとSDGsの関連について(開発途上国の課題がSDGsの17の目標のどれに当てはまるか、課題解決のためのJICA海外協力隊の取組、日本のSDGs目標達成度合いなどについて学習しました。)

・昼食(JICA二本松様の食堂で、フィリピン料理をいただきました。フィリピン料理を初めて食べるという生徒もいましたが、美味しくてご飯をお替りする生徒もいました。ごちそうさまでした。

・最後に集合写真を撮りました。(好きな民族衣装を着ました。)

短い時間でしたが、充実した学習内容でした。
担当してくださいましたJICA職員の山﨑様をはじめ、皆様へ感謝申し上げます。
今後のSDGs探究の学習に活かしていきます。


身近なものではなく、世界からSDGsを見ることはとても面白い取り組みだと思います。



☆前回のまとめ記事等☆


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