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リワークで自己分析を発表したら、こんな質問が来た|届かない人にどう届けるか。


リワークでの自己分析発表は90分だった。40分かけて発表して、5分休憩を挟んで、45分が質疑応答。

正直に言うと、発表よりも質疑のほうが学びが多かった。

他の参加者から来た質問と、そこから気づいたことを書く。


発表のテーマと概要

発表タイトルは「再休職と、キャリアの積み上げを考えない無駄な転職を防ぐために」だった。

休職要因を分析し、発達障害の特性と認知の歪みという2本柱で自分の「うまくいかないパターン」を整理して発表した。

内容の詳細はそれぞれ別記事に書いているので、ここでは触れすぎない。

リワークでは、3分間のフリートークという短い発表を何度かこなしてきた。
合理的配慮と博物館アクセシビリティについて話したことがあるし、日常の気づきをテーマに話す回もあった。

そういった小さい発表の積み重ねがあって、自己分析という大きなテーマの発表にたどり着いた。

問題は、発表が終わってからだった。


質問①「これからどんなキャリアを考えていますか?」

最初の質問は、キャリアについてだった。

参加者から「自己分析の内容を聞いて、これからどんなキャリアパスがあると思うか」というフリーな問いかけが来た。

返ってきた声は多様だった。

「システム運用のようなやり方の決まっている仕事が合うと思う」

「分析・言語化・論理的に考える力が高い。エンジニア職・IT分野は良い」

「いずれフリーランスも視野に入れやすいかも」

「発達障害の知識を人に伝える、アドバイスするという活かし方もある」

——そういう言葉が次々と出てきた。

僕がこの質問に驚いたのは、自分ではまだ整理しきれていなかった選択肢が、他者の視点によって浮かび上がったからだ。

一人でやる自己分析には、どうしても見えない死角がある。「自分の強みをどう活かすか」は自分で分析するより、自分のことをある程度知っている他者に聞いた方が精度が上がる。

リワークの価値のひとつは、ここにある。

長い時間を同じ場所で過ごした人たちが、純粋に「あなたに向いていること」を考えてくれる場面が、確かに存在する。


質問②「仕事が始まったら、どうやって自分を守る?」

2番目の質問は「仕事が再開したとき、心が元気でいられるようにするために、どんなことやサポートが役に立つと思うか」というものだった。

参加者からの返しは、具体的だった。
「いろいろな息抜き、趣味を増やす方向がいい」
「WRAPで習った『元気の出る道具箱』からちょうどいいものを探し続ける」「食生活——栄養を考えた食事を、負担にならない形で取る」「褒めてくれる人を確保しておく。
「自分にとってのYESマンを確保」
「オン/オフの切り替え」。

自分ではなんとなく考えていたことが、他者の言葉で具体化された感覚があった。

特に刺さったのは「自分以外の人間と話す時間を作る。不満などを言葉として吐き出す」という言葉だ。

僕の休職のパターンには、限界まで言い出せなかったという共通項がある。吐き出す場所を先に用意しておくことが、予防になる。

「守り方」を聞かれて初めて、守り方を具体的に考えた。

発表の中で語った問題ばかり意識していて、対策を具体的に問われたことがなかった。

この質問がなければ、抜け落ちていた視点だった。


質問③「困ったとき、どうやって助けを求める?」

3番目の質問が、一番刺さった。
「仕事を再開して大変すぎると感じたとき、どうやって周りに助けを求めたり、状況を変えたりするとよいか」という問いだ。

返ってきた答えをそのまま書く。
「一度にたくさんのことを依頼されたらメモをとるのは前提で、箇条書きにして最後に確認する」
「パーセントで進捗を伝える。早ければ早い方がいい」
「プライドと保身を捨てる」
「紙に書き出す→見直す→話す」
「カッコつけずに正直にそのまま泣きつく」。

中でも「パーセントで進捗を伝える」という提案は、すぐに使えると思った。

「大変です」では伝わらないが、「この業務は今30%しか終わっていない状態で、期限が明後日です」と言えば、相手は動ける。

抽象的な助けを求めるより、具体的な状況を数値で共有することで、相手が助けやすくなる。

「助けの求め方」はスキルだ。

助けを求めることそのものを躊躇していた頃の自分には、そもそも「どう求めるか」という発想がなかった。

求め方を先に設計しておく——その準備が、過負荷を防ぐ。


リワークの「対話」がくれたもの

一人で自己分析するのと、人の前で発表するのは全く違う体験だった。

書いて整理することと、話して問われることは、別の思考を引き出す。

45分間の質疑で受け取った問いと言葉は、それまでの自己分析で気づけなかったことを補完してくれた。

リワークに「対話がある」ということ自体、外からはなかなか見えない。

この記事が、リワークを迷っている人の参考になれば十分だ。


📌 リワーク以外でも、こういう対話ができる場所がある

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