「異星人アリサと閻魔さまのトリセツ」番外編🌸アリサから真由美への伝言🌌桜の季節に雨が多いワケ#1
4月3日の夕方、アリサから真由美にメールが届いた。
電話好きのアリサがわざわざメールを送るなんて珍しい。
きっと何か大事な用事があるのだろう。
開いてみると、こう書かれていた。
——アリサから真由美へのメール
「真由美、言い忘れてたことがあるの。
ちょっと聞いたら腹が立つかもしれないけど……桜が咲く季節って、妙に雨が多いと思わない?
せっかく満開になっても、雨で散ってしまうと残念な気持ちになるでしょう?
実はね――これ、アノ国が絡んでいるの。
今日はお天気が良くて桜もキレイに咲いていたと思うけど、空に変な飛行機雲が多かったでしょ?
あれ、普通のじゃないって知ってるよね。
長く残るタイプは別の目的で撒かれてるもん。
この時期に桜が長く咲き続けると都合が悪いらしく、“桜散る作戦”なんて勝手に進めてるわ。
6月まで続く、作物への“悪いモノ菌”をまくのと同時に、桜も早く散らせようとしてるのよ。
こんな事実を知ったら、多くの日本人は怒ると思うわ。
下手すれば、向こう千年くらい許さないかもね。
でも、これはあくまでアノ国の一部の人間と“暗いサイド”が微妙に協力してる話だからさ。
ただ、真由美には本当のことを知っておいてほしかったのよ。
ずっと桜が早く散ってしまうのを残念に思ってきたけど、来年からは“桜散る作戦”は終わりそうだってことをね」
続く
