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異星人アリサと閻魔さまのトリセツ第48話「ドクター・ミネルバとアリサの対談⑨:これからの日本の展開はどうなる?」【連載小説】

カフェテリアで、ドクター・ミネルバとアリサは二杯目のワインを注文した。

アリサは話し始めると止まらなかった。

「そろそろDSの支配も終わりを迎えそうだね。政治や芸能界を見ていると、その変化がはっきりと分かるわ。これまで芸能人の扱いはひどかったけれど、ようやく改善されそうな気がする。ここ数年、事務所から独立する芸能人が増えたり、ギャラや仕事のスタイルが変化してきたりしているもの。でも、未だに異常なのは日本のテレビ。どうして芸能人の画像や名前と一緒に、括弧付きで年齢まで表示する必要があるんだろう?あれはDSがテレビ局に指示してきたことなのかもしれないけど、視聴者に毎回年齢を知らせる意味なんてないし、本当に異常だと思う。視聴者を洗脳して、それを当たり前と感じさせる世界を作ろうとして来たのかもしれないわね。あのやり方は、まるで囚人のように簡単に識別できる仕組みを作りたいように見えるわ。でも、どんな組織や人でも、異常が極限に達すれば変化せざるを得ないのよ。現状維持なんて、宇宙銀河ですら不可能なんだから。日本も長い間、死んだフリをして悪党たちに好き勝手させてきたけど、彼らが自滅するのを静かに待っていた可能性もあるわね。歴史を振り返ると、それは賢明な選択だったのかも。それにしても、歴史を学ばないあの国は本当に滑稽ね。毎回イケイケドンドンで破滅に向かうなんてさ。今回は世界規模の話だから、勘違いも最大級になったのかもしれないけど。異国の文化や価値観を尊重せず、お金やハニトラで懐柔しようとしたって、そもそも無理な話だよね」

ちょうど二杯目のグラスワインが運ばれてきた。アリサはグラスを手に取り、一口飲む。そして、ふっと息をつきながら、また話し始めた。

「日本人が技術の提供を主導するならまだしも、あの国の人たちだけで繁栄を続けるのは難しいと思うわ。実際、今のあの国は日本企業が撤退し始めていて、どんどん落ち込んでいるし。無茶な金の使い方をしても、人はついてこないものよ。貧富の差だって日本の何倍もあるし……さすがに限界が来たんじゃないかしら」

ドクター・ミネルバは軽く頷きながら、日本の未来について静かに考えていた。

「識者なら、日本が世界で最も裕福な国の一つであることを理解しているはずよ。どんなに事実を隠そうとしても、騙されるのは日本人の羊たちだけね。それに、おみそんという人気YouTuberが、この件について動画で繰り返し話していたらしいわ。若い視聴者たちも、ついに気づき始めたのかもしれない。こんな悪い状況が続くわけがないし、日本人のDNAや歴史を考えれば、日本の滅亡なんてありえないことよ。イーロンも、日本人に注意を促すのが目的だったのかしら。彼が本気で日本が滅亡するなんて考えているとは思えないもの。日本は自然災害が多いからこそ、人々の協力が欠かせない国で、そうした共同作業を得意としているわ。これから数年間、世界的に自然災害が増え、太陽フレアの問題も深刻化するでしょうけど、こういう時こそ国民性が問われるのよ。災害に屈しない国だけが最終的に生き残るのだから」

アリサも頷きながら続けた。

「同感よ。親兄弟に日本との縁があったから私はここに住み続けているけど、インバウンドの過剰さには正直迷惑しているわ。意図的に円安にさせて怪しい外国人を流入させるのが誰かさんの目的だったとしても、大半の日本大好き外国人にとっては、ラッキーなお試し期間だったのよ。ドルが暴落したら、日本に来られる外国人も一気に減るんじゃない?」

二人の会話は自然と日本の過去と未来について深まっていった。カフェテリアの片隅では、他の客が気だるそうに新聞をめくっている。

ドクター・ミネルバもアリサもワインに酔って少し頬が赤くなって来た。だが二人の会話はまだ止まりそうにない。

「一度味わった美味しい料理や人の温かさって、簡単に忘れられるものじゃないわ。衛生的で安全なら、少し無理をしてでもまた日本に行きたくなる気持ちも分かる気がする。それに、不正ギリギリの方法で永住ビザを取って日本を“侵略”したつもりでも、彼らだけで日本のクオリティを維持するなんて絶対に無理なのよ。奈良の鹿を蹴ったり、神社にいたずら書きをしたりね。よく聞くのはホテルの宿泊代をちょろまかそうとしたり、テレビとか高級タオルを持ち帰ったりするんだもの。日本人なら普通しないわよ」

「そうよ。私が働いている大学病院にもマナーの悪い外国人観光客が増えたわ。医療費を払わないまま帰国する不届きものがいるの。それでも、少し経ってから日本にまたやって来て、他の病院へ行って診療してもらう人もいるみたい。本当に困ったものだけど……こういう状況なら病院同士が協力して医療費を払わなかった外国人のブラックリスト作るべきね。情報を共有しないと赤字病院は厳しいわ。でもね、日本に定着しようとしていた外国人の中には、日本の風土や習慣に馴染めなくて、不幸になって国へ帰るケースも少なくないらしいわよ」

「あら、ミネルバも、そういう話を聞いているのね。なんでも……あの国の富裕層が日本の不動産を買っても、一生そこに住み続けるつもりなんてサラサラないんだって。国に帰って、手放された良い物件を買い漁っているのが現状らしいわよ。先を見越してビジネス展開を始めているなんて凄いわね。それに日本の水源地とか農地の買占めは、一般の外国人がやっているわけじゃないし……」

ドクター・ミネルバは、アリサの言葉に深く共感しながらも、慎重な口調で続けた。

「あの国の富裕層の大半は日本に留まらないと思うわ。ただ、例外はあるのよ。どの国って限らないんだけど、過去世で日本人だった人や、創造主によってその記憶を刻まれた人がいるから――。その場合は、日本を簡単に離れることはできないかもね。たとえ一度離れても、いずれ再び日本へ戻る運命なんだと思うわ」

カフェテリアの柔らかな照明が二人の表情を優しく包み込んでいた。長い歴史を背景にした日本の未来についての議論は、尽きることなく続いていく。

第49話へ続く


柴犬あんさんの物語にnoterさんたちのワンコたちが沢山出演しています。私のリッチーとルークも出して頂きました🐶是非読んでくださいね✨✨



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