新潟の「中華まんじゅう」松坂屋武右衛門 新潟三条 和菓子なスクチャイ071 2025.05.13
和菓子なスクチャイ071 新潟 > 三条
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
新潟の「中華まんじゅう」松坂屋武右衛門 新潟三条

1.新潟で「中華まんじゅう」発見
ここ数回分の記事と同じく今回もジャイアント馬場さんの故郷新潟県三条市の和菓子屋さんの話だ。
「中華まんじゅう」
写真のお菓子は「中華まんじゅう」と言うのだとさ。
普通中華まんじゅうと言えば「あんまん」「肉まん」、関西では「豚まん」の類で、蒸し器で蒸したてのホカホカを食べる白くて丸い蒸しパンだ。
2.北海道の「中華まんじゅう」は知っていた
そういえば北海道に住んでいた時にスーパーに「中華まんじゅう」と称して半月形のどら焼きのようなお菓子が売っていたが、その商品のラベルに「中華まんじゅう」と書いてあって北海道ではそう呼ばれていること知り最初驚いたのだった。
しかるに新潟でも北海道とほぼ同じ形の「中華まんじゅう」と呼ばれるお菓子がジャイアント馬場さんの町の和菓子屋さんにも売っていたのだ。
以前北海道では数年住んでいるうちに北海道式の「中華まんじゅう」には慣れていたが、今回は同じような「中華まんじゅう」が道外で売っているのを知り、かつて北海道で驚いた以上に驚いたのだ。
今回買った和菓子の老舗松坂屋が作る「中華まんじゅう」の味は保証付きのようなもので美味しいに決まっていたが、新潟ではこの形の「中華まんじゅう」を作るお菓子屋さんは多数あるらしい。
ここで不思議なのは新潟と北海道との共通点だ。
3.中華=中花
多くの人が不思議に思う「中華饅頭」だが、北海道では「中花饅頭」と表記して販売している店もある。
和菓子業界では「中花種(ちゅうかたね)」は小麦粉、砂糖、卵を主原料にした生地を焼いて作る菓子で、総じて「中花(ちゅうか)」とよんでいた。
「華」は「花」の意味がある。
つまり、「中華」=「中花」で、中国は意味していないのだ。
なお、「中花」の他に「中香」「中カ」「中代華」の表現もあり、これらはまさに「中花種」の餡の入った半月形のお菓子で、主に新潟県で仏事用として使われている(いた)ようだ。
4.(長い余談)県を跨いだ共通点
4.1.北海道の赤飯の話
不思議ついでに言うと北海道に住んでいたときに赤飯が甘くて、本州の胡麻塩をふる甘くない赤飯がちょっと苦手だった吾輩は北海道在住時代にスーパーなどで見つけた赤飯を食べてみて「これや!これや!これでんがな!」と騒ぐほど気に入っていた。
反対にこれまで接してきた赤飯に胡麻塩をかける甘くない日本国標準の赤飯を恨んだものだった。
地元民に言わせると甘納豆を使って作るとのことだった。
正解だ!
圧倒的に赤飯は甘い方が美味しい!
赤飯は甘くせなあかん!
吾輩のDNA内の辞書はそう書き換えられた。
4.2.山梨で甘い赤飯発見!
その後山梨県にいるときに赤飯を食べる機会があった。
その赤飯が甘くて「これでんがな!」と狂喜した。
久しぶりに甘い赤飯を食べられて嬉しかったのだが、同時に「なんでやねん!?」という疑問もあった。
「これは北海道の赤飯でんがな!」
と叫んだ。
しかし、実際に叫ぶと近所迷惑なのであくまで心の声だ。
後で調べてみると北海道の赤飯は山梨から入ったとの歴史があるらしかった。
ま、北海道は入植の歴史があるのでなんでも本州の方が古いだろう。
でもなぜ山梨から北海道に?
ここには書き切れないほど諸説あるようだ。
やっぱり入植者が関係しているのかな?
それに甘い赤飯は山梨と北海道だけでなく青森もだそうだ。
ともかく吾輩は甘い赤飯が大好きなのだ。
逆にその他の地域で甘い赤飯が食べられないのが残念だ。
4.3.反対に玉子焼きが甘いのは閉口
ちなみにだが山梨の旅館で出された卵焼きが甘すぎて閉口したことがある。
卵焼きは東日本圏の多少甘いくらいのものは許せるのだが、山梨の悪どいほど甘すぎる卵焼きは無理だった。
ご飯と一緒だったからそう思っただけでお菓子と思えば案外受け入れられたかもしれないが。
4.4.茶碗蒸しも甘いのアカン!
ちなみにのちなみにだが、吾輩茶碗蒸しが甘いのもアカンのだ!
東京の知り合いの家でそこの奥さんの手料理をご馳走になったことがあるが、見た感じ最高の茶碗蒸しを口にしたところなぜか砂糖が効いていて・・・いやご馳走してくれる気持ちは嬉しくて感謝していたのだが、内心「なんで砂糖入れるねん!?なんで甘くすんねん!?」の気持ちだった。
(長い余談おわり)
5.新潟の「中華まんじゅう」
ま、新潟の中華まんじゅうから話が発展して今回は話のあんこが余談だらけの文章になってしまったが、まあそういうことでこの類の話は発見の喜びっちゅうか驚きっちゅうかで興味深くはありますな。
松坂屋で購入したこの中華まんじゅうは税込160円だった。
今回は「余談」というあんこばっかりの薄皮まんじゅうのようなお話でした。
写真も1枚しかありまへん。かんにんね。
(おわり)
