すはまだんご 豆政 京都市中京区 和菓子なスクチャイ225 2026.02.04
和菓子なスクチャイ225 京都府 > 京都市中京区
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
すはまだんご 豆政 京都市中京区




1.吾輩の定番・豆政の「すはまだんご」
吾輩の幼少時からの伊勢の赤福に次いで最もたくさん食べてきた定番の和菓子だ。
これがないと生きていけない・・・ことはもちろんないのだが、関西圏を離れるととんと手に入らなくなる京菓子だ。
豆政のオンラインショップやJTBショッピングなどの通販でも買えるが、送料を払うのが馬鹿らしくて買ったことがない。大阪時代はいつも手の届くところに売っていたのだから。
それで関西圏に来た時に必ず買うのがこの「豆政のすはまだんご」と「伊勢の赤福」だ。
今回は大丸京都店で税込540円で購入したが、そこには昔ながらの箱入りがなく写真のような袋入りだった。
自分用ながらちょっと味気ないがまあいい。
箱代ぐらいかかっても、吾輩は箱入りをずっと買ってきたので箱入りが気に入っているのだ。
箱を開けて1本取り出して・・・という所作が好きだったので、今風のOPPフィルム(Oriented Polypropylene film)をカシャカシャいわせながら破り、中身を取り出す時にさらにまたPETトレイ(Poly Ethylene Terephthalate tray)をカシャカシャいわせてだんごを取り出すのだ。箱から静かに出すより不粋なことこの上ない。
まあ今回仕方はないとしてひさしぶりの「すはまだんご」を神妙に食べてみた。
安定の美味しさで、きな粉好きのおやつとしてはこれだけで充分だ。
2.「すはまだんご」の偽物に注意
割と最近東日本のある町で売っていて喜んで買った「すはまだんご」が実は豆政のではなくそっくりさんで、見た感じは豆政のすはまだんごだったのだが食べてみて甘すぎてきな粉風味もなく愕然とした。
水戸の和菓子の老舗で買ったのだが京菓子はお任せ業者から仕入れているので製造元はわからないと言っていた。
まあ水戸では「すはまだんご」は手に入らないのでそれでも好きな人はこれでも買って食べるのだろうと思った。
しかしそれでは「すはまだんご」本当の美味しさはわからないはずで、やっぱり本物を食べて欲しいところなのだ。
ややもすると美味しくないすはまだんごを食べたために「すはまだんごは美味しくない」とレッテルを貼り友人知人に言いふらすとなると本家「すはまだんご」にいい迷惑だ。
いつも書いていることだが、本物を知らずしてそのものを語るな、と言うことだ。
その点豆政すはまだんごは知る限り昔から品質が安定している商品だ。知っている人にとっては類似品に手を出すなどは考えられないことになる。
3.豆政
京都の「豆政(まめまさ)」は明治時代から続く豆菓子の名門だ。
特に「すはまだんご」はその可愛らしい見た目と素朴な味わいで、京都土産の定番として世代を超えて愛されている。
豆政は創業明治17年(1884年)で、初代角田政吉が京都の夷川(えびすがわ)で豆菓子を商ったのが始まりだ。
豆政を語る上で欠かせないのが明治20年頃に考案された「五色豆(ごしきまめ)」だ。
それまで白色しかなかった砂糖掛けの豆に、京都の四季をイメージした五色(白・青・赤・黄・茶)の色をつけたところ、八坂神社や平安神宮への参拝客の間で大評判となった。
その品質の高さからかつては宮内庁御用達(大正天皇のご成婚時など)としても名を馳せ、名実ともに京都を代表する豆菓子店となった。
そして「すはまだんご」は豆政が守り続ける伝統的な半生菓子だ。
大豆を深く煎って粉にした「州浜粉(すはまこ)」に、砂糖と水飴を練り合わせて作るお菓子がすはまだんごだ。
きな粉よりも香ばしさが強く、独特の粘りとシャリ感があるのが特徴だ。
赤黄緑の三色のだんごが串に刺さっており、見た目はまるでお花見だんごのようだが、食べてみるとその濃厚な大豆の風味に感動する。
豆政では厳選された国産大豆を使用しており、噛むほどに大豆本来の甘みと香ばしさが口いっぱいに広がる。
一つひとつが小ぶりでお茶請けとして非常に優秀なお菓子だ。
保存料を極力使わない製法ながら比較的日持ちもするため、お土産としても重宝されている。
(おわり)
