赤福 株式会社赤福 三重県伊勢市 和菓子なスクチャイ193 2026.01.04
和菓子なスクチャイ193 三重県 > 伊勢市
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
赤福 株式会社赤福 三重県伊勢市

1.吾輩の離乳食?
「いっせ〜の〜 め〜いぶ〜つ 赤福餅〜は えじゃないか♪」
のTVコマーシャルが未だに耳に付いているが、今もこのコマーシャルは関西圏でやっているんやろか?
吾輩の人生で最もたくさん食べた和菓子と言えるだろう。
物心ついた時から食べていた。
大袈裟でなく、離乳食がこれだった可能性もある。
2.天王寺駅でよく買っていた
天王寺駅で売っているのを知っていたから仕事帰りに買ってきてと父親にねだったり、中学生くらいになって1人で天王寺に出ることがあれば「キヨスク」で400円から500円で買ったことが数えきれないほどある。
傾けて持てないから、帰る直前、たとえば天王寺から阪和線に乗る直前に買うのだった。
それにしても今は8個入りで税込900円といい値段になった。
3.消費期限偽装事件
かつて売れ残った赤福を冷凍して別の日に消費期限を誤魔化して販売して全国を震撼させるほどのニュースになったが、まあ、全国的な話題になるほど有名な餅のお店ということなのだ。
有名なだけに当時相当叩かれて、もしや店が潰れるのでは?と心配もしたが、店側は猛省して謝罪して信用と名声を取り戻したようだった。
不正はけしからんが、食べられなくなっても困るので、潰れろ!消えろ!と強く言う人はいなかったのではないだろうか。
吾輩自身はその頃まだ子供だったが、赤福はちゃんと改心してまた正直に餅を作って売って欲しい、と子供心に願っていた。
たぶん赤福のファンは吾輩と同じような願いだったのではないだろうか。
4.「お福餅」との比較
伊勢には赤福とよく似た餅で「お福餅」があって、以前記事にも上げたが、その時は「赤福」よりも手作り感があってモノは大きめで甘さも控えめに感じた。
しかしその時はあくまでかなり過去の「赤福」の体験を思い出しての比較であり、無理があった。
ようやく今日「赤福」を食べるに至り、今度は半年ほど前に食べた「お福餅」の記憶との比較をしてみたいと思う。
まず、「赤福」は「お福餅」のように密閉したプラスティックのパックではなく、隙間のある経木の質感の箱に入って紙の帯で留められているのだった。
この包みは昔から変わらず、この包みを見ただけで、幼少時に開けて食べた思い出がパァッと目の前に広がるのだった。
昔から変わらないものというのは、そういう時を超えた思い出を湧き出させてくれる効果があるものなのだろう。
吾輩だけでなく、きっと多くの人がこの「赤福」を前に、何十年も前の過去を思い出したりしているはずだ。
その意味で、絶対に変わって欲しくない商品なのだ。そう願う人は多いはずだ。
このような隙間のある昔ながらの包装のため、日持ちは製造日を含めて3日間なのだ。
一方の「お福餅」は今時のプラスティック製の密閉容器のため、1週間ほど日持ちがするのだ。
「お福餅」は容器が餅を固定する形状で持ち運びで片寄ったり崩れたりしにくくなっており、そのため遠く新潟などのイオンの催事場まで運んで販売することが出来るのだ。
「赤福」は基本的にそのような遠方での販売は無理で、どうしても遠方で売る場所は振動や傾きに細心の注意を払いながら新幹線で運んだりするしかないだろう。
今回「赤福」を買った場所は近鉄京都駅の改札内の売店だった。
売店では傾かないで持てる袋に無料で入れてくれた。
袋には「伊勢名物 赤福」の文字と店構えの絵が印刷されていて、「赤福」の専用袋らしかった。
5.味



そして味だ。
昔から変わらず餅は柔らかくあんこはしっとり繊細でとても美味しかった。
「お福餅」の記事では、「赤福」の方が甘いのではないか?と書いたが、今改めて食べみて、決してそんなことはなかった。
お福餅より少し甘いかもしれないが、甘くて嫌になるほどの甘さではない。
「お福餅」と互角でどちらも飽きのこない上品な甘さと言える。
大きさも、「お福餅」の方が大きいかもしれないと書いたが、今回「赤福」を確認して大きさも互角と判明した。
このように甘味と大きさは「お福餅」も「赤福」も互角なのだが、一番違うところは「見た目」と「あんこの食感」だ。
見た目は「お福餅」が手作業で餅を箱に詰めているので、やや均一でない指のような跡が付いていた。
しかし「赤福」は機械詰めらしく、均一にあんこが載っている。
そしてあんこの食感だ。
「赤福」の方が柔らく滑らかだ。
「お福餅」は多少の振動を与えても崩れなさそうなくらいのしっかりしたあんこが載っていた。
この違いはあるのだが、はっきり言っておいしさは互角なので、優劣はつけ難い。
あとは好き好きになるだろう。
吾輩はと言えば、幼少時から馴染んでいる「赤福」の方が好みだ、ということになる。
6.株式会社赤福

三重県伊勢市の「赤福」は宝永4年(1707年)の創業から300年以上の歴史を誇る日本で最も有名な和菓子店の一つだ。
伊勢神宮の参拝客(お伊勢参り)とともに歩んできた、その深い歴史とこだわりがあるお店なのだ。
6.1.お伊勢参りと共に300年
創業が江戸時代の宝永4年と言えば富士山の宝永大噴火があった年だ。
以来、伊勢神宮の内宮(ないくう)の門前町である「おはらい町」に店を構え続けている。
6.2.お伊勢参りのシンボル
江戸時代、民衆の一生に一度の憧れだった「お伊勢参り」で、長旅を終えて伊勢にたどり着いた旅人たちを、赤福は甘いお菓子でお迎えしてきた。
6.3.赤心慶福(せきしんけいふく)
屋号の由来は、この四字熟語からだそうだ。
「赤子のような偽りのない心で、他人の幸せを喜ぶ」
という意味が込められている。
6.4.「赤福餅」の特徴
赤福餅はお餅の上に「こしあん」を載せた非常にシンプルな構成だが、その形には深い意味がある。
五十鈴川の流れを表現
あんに引かれた3つの筋は伊勢神宮の境内を流れる「五十鈴川(いすずがわ)」の清流を表現している。
また、中の白い餅は「川底の小石」を象徴していて、食べることで心身を清めるという意味も含まれている。
独自の「こしあん」
北海道産の小豆を使用し驚くほど滑らかでしっとりとした質感に仕上げられている。
甘さはしっかりとしているが、後味が良く、お茶と一緒にいただくと格別の美味しさだ。
6.5.季節による変化
夏場は「赤福氷(抹茶蜜のかき氷の中に赤福が入っている)」、冬場は「赤福ぜんざい」と、赤福の味を季節ごとに楽しめるメニューも伊勢の名物となっている。
6.6.「朔日餅(ついたちもち)」という文化
赤福の歴史を語る上で欠かせないのが、毎月1日に行われる「朔日参り(ついたちまいり)」に合わせて販売される「朔日餅」だ。
1月を除く毎月1日に、その季節に合わせた特別なお餅(よもぎ餅、柏餅、麦手餅など)を販売する。
整理券を求めて深夜から行列ができることもあり、伊勢の街に活気を与える大切な文化行事となっているようだ。
6.7.本店の趣と「お茶」
おはらい町にある「赤福本店」は、明治時代に建てられた非常に趣のある建物だ。
かまどと番茶
店内には大きなかまどがあり、常に湯気が立ち上っている。
ここで沸かしたお湯で淹れる「伊勢茶(三重県産の番茶)」が、赤福餅には欠かせないのだ。
香ばしいお茶と甘いあんこの組み合わせは300年前から変わらない伊勢の最高の贅沢とされている。
6.8.赤福の箱



箱の中には伊勢の風景を描いた「伊勢だより」という小さな紙が同封されている。
毎日日付が変わり、その日の伊勢の様子が綴られており、旅の思い出に持ち帰るファンも多いそうな。(写真参照)
7.伊勢の現地で食べてみたい
現在は名古屋や大阪の主に近鉄沿線主要駅でも購入できるが、本店で五十鈴川を眺めながら出来たての「二個載せ(盆)」をいただく体験はやはり格別だろう。
吾輩は小学校時代に修学旅行で伊勢に行って参拝はしているが、さすがに修学旅行生の立場で「赤福の本店で赤福餅を喰う」など大人なことはさせてもらえなかった。
吾輩はぜひまた現地に行くべきだと肝に銘じている最中なのだ。
8.ちいかわの赤福ネタ(動画)
その後、読者さんに教えてもらったのだが、すでにちいかわが赤福ネタをやっていたとは知らなんだ!
勉強不足ですんまへん・・・_| ̄|○
一応参考としてリンクしておこう。
ほんまもんのCMも入ってる動画だよん。(人様の動画の引用)
(おわり)
