もちもち焼き 御菓子司山善 盛岡市 和菓子なスクチャイ187 2025.12.03
和菓子なスクチャイ187 岩手県 > 盛岡市
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
もちもち焼き 御菓子司山善 盛岡市



1.大人の休日倶楽部パス特典
この「もちもち焼き」は2,000円以上買えば一個くれるという大人の休日倶楽部パスの特典だったのだ。
駅のNewDaysでは通常10%引き(この時の期間は特別割引で15%引き)だったが、駅ビル内の各店舗では店毎に割引率や特典を用意しているようだった。
山善では2,000円以上買ったら「もちもち焼き」を一個あげますよ〜と店舗スタッフのちっちゃいおっちゃんが言ったのだった。
ま、それに乗せられたわけだが、もう少しで2,000円だったので「利久饅頭」(税込150円)と「かぼちゃ饅頭」(同150円)を一個ずつ加えたのだ。
もらった「もちもち焼き」はまあ言うたら虎の模様の入ったどら焼きで、「虎焼き」と言った方がいいような気もした。
阪神タイガースファンの大阪のおばちゃんが喜びそうな柄でもある。
まだ温かく、こちらも今朝作りたてとのことであった。
背後の保温箱のようなところから大切そうに一個出してくれたのだ。
朝食後だったが、「すあま」「利久饅頭」「かぼちゃ饅頭」に続いてさっそくいただくことした。
なんせ出来たてなので早く食べるのが最善なのだ。
2.食べた


どら焼きしては薄めの生地だが商品名通りもちもち感が強く個性を出していた。
味自慢の山善らしく、程よい甘さで口溶けのいい粒あんがもちもち生地に適合してとても美味い。
人気商品だそうで、今風の和菓子としてでヒットしているとのことだ。
セロファンの包みに2頭の間抜け顔のカワイイ虎がこちらを見ているのも今風かもしれない。
山善の公式サイトによるとこの「もちもち焼き」が人気No.1の和スイーツとのことだ。税込200円で、すなわち2,000円で10%程度を商品で還元してくれたわけだ。
3.「もちもち焼き」のうわさ

あの虎模様と独特の食感は山善の数あるお菓子の中でも「一度食べたら病みつきになる」とファンが多い一品とのことだ。
最大の特徴は皮の「もちもち」感だ。
名前に「もちもち」とある通り一般的なふんわりしたどら焼きとは全く異なる食感なのだ。
その秘密は、生地に小麦粉だけでなく、餅粉やマンナンなどのデンプン質や繊維質が絶妙に配合されているのだ。
これにより餅のような強い弾力としっとりとした「吸い付くような食感」が生まれている。
どら焼きよりも皮が薄く、その分中の餡と一体となって口の中でとろけるような感覚が楽しめる。
4.「とら焼き」の技法による虎模様
生地の表面に美しい茶褐色のしま模様が入っているのも特徴のひとつだ。
熱い鉄板に生地を流した際に、あえて紙や布などで表面の気泡を調整したり、焼き方に強弱をつけたりすることで作られる伝統的な「虎焼き(とらやき)」の技法だ。
山善には他に「虎舞(とらまい)」という虎模様の最中もあるが、この「もちもち焼き」の虎模様もまた職人の火加減の技術が光る視覚的にも楽しい仕上がりになっている。
5.中身の「餡」
もちもちの皮に負けないしっかりとした味わいの餡が詰まっている。
山善が得意とする、小豆の風味を活かした粒あんだ。
甘さは控えめながらコクのある皮とのバランスが計算されている。
季節によっては中の餡が変わったり、期間限定のフレーバーが登場することもあるとのことだ。
6.食べ方の工夫
今回の吾輩は生温かい状態で食べて美味しかったが、生地が非常にしっとりしているため夏場などは少し冷やして食べると、コシが強まってまた違った美味しさになるとのことだ。
7.山善の「虎」にまつわる話
盛岡には、かつて盛岡城の近くで虎が目撃されたという「盛岡城の虎伝説」がある。(ちなみに現在はクマだ)
山善が「虎舞」や、この虎模様の「もちもち焼き」を作っているのは、こうした地元の伝説や勇猛な虎にあやかった縁起の良さを大切にしているからだと言われている。
山善の店頭で既に話題に出した「利久饅頭」「すあま」「かぼちゃ饅頭」そして「もちもち焼き」が並んでいる光景はまさに「盛岡の日常の贅沢」そのもののようだ。
無料サービスでいただいた「虎模様のもちもちトラ焼き」だったが、盛岡で人気のある興味深い和菓子とこうして出会えたことが嬉しかった。
(おわり)
