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金萬 株式会社金萬 秋田市 和菓子なスクチャイ236 2026.01.25

和菓子なスクチャイ236 秋田県 > 秋田市 

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※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。


金萬 株式会社金萬 秋田市

秋田の「金萬」
秋田の「金萬」
秋田の「金萬」
秋田の「金萬」
秋田の「金萬」
秋田の「金萬」

1.名物は美味しいか?の秋田編?

「名物は美味しいのか?」シリーズになりそうな気配だし、そもそもこのお菓子は小さい回転焼で中身がカスタードクリームと思っていたので今まで買わなかったが、箱を手にして原材料を確認するとメインは白あんとのことで和菓子やん!ということでだいぶ前から(学生時代から)目にしていたが今回初めて買い求めた。

2.キティちゃんもあるが

キティちゃんの焼き印が入ったのがアーケードの中の店にあるらしいが、吾輩は特に図柄は意識しないので普通のを秋田県産品プラザで5%クーポンを使って10個箱入りを税込割引後821円で買った。

3.食べた

秋田の「金萬」

さて、さっそく食べたが、カステラ生地に白餡ベースのあんこで美味しい・・・が、この手のお菓子は中身がカスタードと身体が覚えているようで、いきなり白あんが出てきて、それが固くカサカサに感じた。

「生」か焼き立てだと多少違うのかもしれないが。

4.昔ながらか?

昭和28年の店の創業当時は食堂だったらしく、その創業直後から東京の都まんじゅうを真似てこの小さな回転焼を売り出していたようだが、当時から変わらない味とすれば今にも通用する味として続いているわけだ。

価格も一個が100円以下なので小さいながらも自分用の食べ物にしても罪悪感は無さそうだ。

5.「生」が重要かも?

キティちゃんのアーケード店に行けば焼き立てを食べられるのだったら次回に行ってみようと思っているが、焼き立てがなければ「生」を買いたいところだ。
(生でなければ今回買ったようなパック商品だ)

県産品プラザだと駅から徒歩10分程度かかるが、公式サイトの5%引きの画面をレジで見せるだけで割引いてくれるので、時間があれば県産品プラザに歩いて行ってついでの他のいろいろな物産品を見るのもいいだろう。

実は和菓子の仲間だった「金萬」には、吾輩自身が食べたのも、ここで紹介するのも今になってしまって悪かったが、ま、そういうことで次は「生」か焼き立てを買いたいね、というところだ。

6.駅の売店NewDays

駅のNewDaysでは大人の休日倶楽部パスの期間はパス利用者は10%引きで買えるが、「金萬」は個別包装の割高のパック商品ばかりであった。

ところで、NewDaysでは「金萬」のところに「28個食べた」とか何とか書いてあって28個入り?と勘違いするところだったが店員さんに訊いてみるとそう言うコマーシャルがTVで流れているとのことだった。

知らんがな。ややこしい。

7.コマーシャルソング

吾輩は知らんが、秋田県民なら誰もが「金萬」のコマーシャルソングを口ずさめるほど親しんでいるとのことだ。

吾輩にとっての「伊勢の名物赤福餅♪」や「とよすのあられ♪」みたいなものだろう。

そういう食べ物の背景には、興味深い歴史と秋田の誇りがあるのだろう。

8.「金萬」とは

見た目は小ぶりの開店焼きで、可愛らしいカステラ饅頭だ。

小麦粉、卵、砂糖、蜂蜜を練り上げた生地を、専用の焼き機でふっくらと焼き上げている。

中には上品な甘さの「白あん」が詰まっている。

この「カステラ生地×白あん」の組み合わせが、老若男女問わず愛される、飽きのこない美味しさの秘訣らしい。

9.「金萬」の刻印

表面には誇らしげに「金萬」の文字が刻印されているが、人によってはこれが「秋田に来た」という実感をくれるシンボルらしい。

10.株式会社金萬

創業は1953年(昭和28年)、秋田駅前の「金萬食堂」から始まった。

当時駅前で「金萬食堂」を営んでいた創業者が手軽に食べられるお菓子として売り出したのが始まりだそうだ。

「金萬」という景気の良い名前は繁栄を願って名付けられた。

金は商店街の名前「金座」でそこで作る饅頭だから「金萬」とのことだ。

吾輩は最初その字面に何となく中国文化の香りを感じていてお菓子の作り方などを華僑に習ったとかではないのだろうかと思っていたが中国人の存在はなかったようだ。

きっかけは金萬の創業者大内正見氏が東京で飛ぶように売れていた「都まんじゅう」を真似て秋田駅の近くで焼き立てを販売したところ、その香ばしい匂いと手頃な価格が大人気となり、「金萬」という名で秋田を代表する銘菓へと成長したのだそうだ。

当時から小麦粉と卵入りとしたら相当ハイカラな食べ物だったろう。

11.「28個、食べました」

先に書いたが、余所者を惑わせるややこしい「28個、食べました」というセリフは秋田県民にとって伝説的なTVコマーシャルとのことだ。

外国人の男性が「金萬、28個食べました!」と笑顔で語るシュールで温かいコマーシャルは秋田の文化の一部といっても過言ではないらしい。

※吾輩は実際に見てないから何とも言えないが、外国人とは誰やねん? 中国人か欧米人かのどっちか気になる。それがシュールで暖かいと言われても・・・そのコマーシャルの想像は困難だ。そもそも大食いの吾輩でも特に金萬の白あんは喉が支えるので28個をいっぺんに食べるのは無理だ。

12.「生(なま)」と「パック」

先にも書いたが、金萬には焼き立ての風味を楽しめる「生」タイプと、日持ちのする「パック」タイプがある。

今回はパック商品を買うしかなかったが、「生」をいつかぜひ食べてみたい。

地元の人はやはりあのモチッとした食感が際立つ「生」を好む人が多いらしいが、お土産として全国に秋田の味を届けているのはずっと長く日持ちするパックの方のようだ。

13.ハローキティとのコラボ

近年では、刻印がハローキティになった「キティ金萬」が登場し、若い世代や観光客の間で話題になった。伝統を守りつつも、時代に合わせる柔軟な姿勢も金萬の魅力なのらしい。

14.さてまた買うか?買わないか?

吾輩は次回買うなら焼き立ての「生」を買いたいところだが、その前にコマーシャルも見てみたい。

しかし地方のコマーシャルを見るというのは、まずはその企業がどのTV番組のスポンサーをしているのかから調べないといけないので、やっぱり面倒くさいことなのだった。

なので美味しいに違いない「焼き立ての生」が食べられるのであれば無理にコマーシャルは見なくていいのだ。

15.「金萬」は八王子の「都まんじゅう」とそっくりだ

ところで、秋田の「金萬」が八王子の「都まんじゅう」とそっくりなのは、どちらも福岡生まれの「キノ式自動製菓機」を使ってきたからだ。

以下にその歴史を述べる。

15.1.キノ式自動製菓機

秋田の「金萬」と八王子の「都まんじゅう(つるや製菓)」はどちらもともと福岡県の城野(きの)鉄工所が開発したカチャンカチャンと音を立てて動く「キノ式自動製菓機」という機械から生まれた。

昭和10年代に城野鉄工所が自社製マシンの宣伝を兼ねて福岡や東京で実演販売を始めたのが「都まんじゅう」の始まりだ。これは秋田で「金萬」が創業する20年近く前になる。

東京で大流行したことから「都(みやこ)」の名が付き、機械の普及とともに全国へ広がった。

その後秋田の「金萬」の創業者(大内正見氏)が昭和20年代後半に東京を訪れた際、この「都まんじゅう」が飛ぶように売れているのを見たことがきっかけで秋田にも機械を導入して秋田駅前の商店街(金座街)で売り出したのが「金萬」だ。

15.2.八王子「つるや製菓」

一方、八王子のつるや製菓は昭和30年(1955年)の創業だ。

つまり秋田の金萬(昭和28年)と八王子の都まんじゅう(昭和30年)は2年ほど違うだけのほぼ同時期に同じ「キノ式」のマシンを導入して商売を始めた。

つるや製菓の本店は神奈川県平塚市にあり、都(東京)を思い出すという意味を込めて「都まんじゅう」の名で販売した。

15.3.「金萬」と「都まんじゅう」との違い

同じ機械を使っているため、見た目はそっくりだが、それぞれ独自の進化を遂げているので細かく見れば相違点がある。

生地:
金萬:卵と蜂蜜を贅沢に使いカステラ感が強い。
都まんじゅう:卵、小麦粉、砂糖のシンプルなカステラ風。

中身:
金萬:なめらかな白あん。
都まんじゅう:白いんげん豆(手亡豆)の白あん。

刻印:
金萬:「金萬」の文字(最近はキティちゃんも)。
都まんじゅう:「都まん」の文字や「みやこちゃん」などのキャラ。

売り方:
金萬:脱酸素剤パックでの全国展開に強い。
都まんじゅう:1個から買える「街の焼き立て菓子」を貫く。

価格:
金萬:1個税込86円
都まんじゅう:1個税込50円

15.4.全国の「キノ式」マシンで作られるお菓子

秋田の「金萬」八王子の「都まんじゅう」だけでなく、同じ「キノ式」マシンで作られるお菓子は他にも以下のように全国で見られる。

北海道:「とうまん」
京都:「ロンドン焼(ロンドンヤ)」
高知、静岡:「都まんじゅう」
箱根「カステラ焼箱根まんじゅう」
など。

秋田の金萬も八王子の都まんじゅうも、もとは同じ「機械のデモンストレーション」から始まったが、数十年を経てそれぞれが「その街になくてはならないソウルフード」として別々の名前で定着した、というのはなかなか面白い文化の伝播かもしれない。

八王子のつるや製菓の袋には、今も「平塚・八王子・沼津」と店舗が書かれている。

一方、秋田の金萬は「秋田の名物」としての地位を不動のものにしている。

もし焼き立ての金萬や都まんじゅうを食べる機会があれば、「福岡の鉄工所が作ったあのリズミカルな機械」が全国にこの味を運んだのだ、との思いを馳せるのも一考だ。

ともかく吾輩としてはその「キノ式自動製菓機」が作る焼き立ての一品が食べてみたいところなのだ。

16.都まんじゅうは焼き立て1個50円

八王子の都まんじゅうは焼き立てを1個税込50円(2026年2月現在)で売っているようなので、秋田のどこで焼き立ての金萬が食べられるの?と遁走するより、素直に八王子に行って食べるのが早くて簡単な気がしてきた。

17.(追加情報)「生」の「金萬」が買える店舗情報

「金萬」直営店に電話で確認したところ、秋田駅前に3つの直営店がありそれぞれで「生」が1個から買えるとのことだ。

秋田駅前大屋根通り店
秋田駅ビル トピコ店
フォンテAKITA店
(1個税込86円)

ここで「生」とは駅東側にある工場で焼いたものを運んだもので焼き立てのアッチッチというものではない。

現在は焼いている現場を見たりイベントなどで焼きながら販売するというのはやっていないようだ。

(おわり)

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