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板かりんとう 永井久慈良餅店 青森浅虫 和菓子なスクチャイ036 2025.07.20

和菓子なスクチャイ036 青森 > 浅虫


※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。

板かりんとう 永井久慈良餅店 青森浅虫

板かりんとう 永井久慈良餅店
板かりんとう 永井久慈良餅店
板かりんとう 永井久慈良餅店

1.永井久慈良餅店のもうひとつの名物

2度目の久慈良餅を買った新青森駅の永井久慈良餅店直営店で、店舗のもうひとつの名物という「板かりんとう」を買った。

こちらも久慈良餅と並ぶ当店の昔ながらのお菓子だとのことだ。

カリッと、かなり固めのカサカサした小麦粉の煎餅といった感覚で、甘さはほとんど感じない。
揚げているはずだが脂っぽさも不思議とない。

固さの中に香ばしさがあり、カリカリかじっているうちにフワッと胡麻と小麦が香る。

長年売れ続けてファンも多い商品というのは美味しくてやめられなくて、なくなればまた買って食べたくなるように出来ているんだな、と思わせられる独特の旨さがあるかりんとうなのであった。

2.関西から伝わったかりんとう

一般にかりんとうと言うと黒砂糖で包んだ揚げ物で、表面はがカリッとして中はしっとりしている棒状のお菓子を思い浮かべるかもしれないが、青森のかりんとうは北前船で入って来た関西系で砂糖を生地に練り込んで揚げた固い板状のものなのだ。

関西でかりんとうのことをオランダと呼ぶ場合もあるらしい(ちなみに大阪人の吾輩は言わないし聞いたこともない)が、それは江戸時代前期の南蛮料理書に「こくすらん」と書かれていたものに相当するのだそうだ。

以前紹介した浅虫温泉永井久慈良餅店の久慈良餅の製法も元は関西からの北前船で鯵ヶ沢に上陸したのが始まりだった。同時にかりんとうも伝わり今も浅虫の永井久慈良餅店で作っていることになる。長い歴史を感じて興味深い。

関西から伝わったかりんとうは板状以外にも縄状のものがあるようで、そういえば秋田のお菓子コーナーで縄状のかりんとうが売られているのを見たことがある。

3.秋田「せきや」のかりんとう

ちなみに吾輩の秋田での経験だが、秋田市内のスーパーマーケット「せきや」で地元で有名なかりんとうが期日限定でたまに販売されている。

吾輩は現地の人に「せきやで買って絶対食べるべし!ただし地元人でも入手困難!」と言われている。

その後何度か購入を挑戦したが一日違いだったり当日でも売り切れてしまったりで、まだ吾輩は味を知らない。

現地人でさえ入手困難なのに短期間滞在の旅人には入手はほぼ絶望的だ。

しかしせきやのおばちゃん店員さんは親切で協力的で「あら〜!遠くから買いに来てくれたのね〜!」と気の毒がってくれ「前もって来れる日時を電話で言ってくれたら取っといてあげるよ!」とまで言ってくれている。

しかしその後行く機会がなくてそのまま果たせずにいる。
でもそのうち行くぜ!忘れてないぜ!せきやのおばちゃん!という気持ちなのだ。(≧∇≦)

そもそもそのかりんとうの姿すらハッキリ見たことがないのだが、どうもそのかりんとうも板状のようなのだ。つまりこ秋田のかりんとうも関西経由の南蛮渡来の可能性があるのだ。

4.東北には南蛮渡来のお菓子が多い?

このように東北日本海側のお菓子は関西と長崎を経た南蛮貿易でもたらされたものが多いようなのだ。

以前紹介した久慈良餅もそうだし今回の永井のかりんとうもそうなのだ。

他にもあるかもしれないし、興味深いものだ。

(おわり)

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